SIX

英国の南東部にカンタベリーという宗教都市があるのをご存知でしょうか?
この街には英国国教会の総本山カンタベリー大聖堂が所在していて一度は行ってみたいと思っています。

また文学が好きな人には中世英国の最大の詩人ジェフェリー・チョーサーが残した「カンタベリー物語」で知られているかも知れません。

音楽好きにとってカンタベリーという都市は何か特別な感じがします。

そう、カンタベリー・ロックと呼ばれる音楽がここにはあるのです。

そっくりモグラとやわらか機械の物語。その深い世界に足を踏み入れてみましょう。

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SIX/SOFT MACHINE
(1973年録音)

[LIVE]
1.FANFARE
2.ALL WHITE
3.BETWEEN
4.RIFF
5.37 1/2
6.GESOLREUT
7.E.P.V.
8.LEFTY
9.STUMBLE
10.5 FROM 13 (FOR PHIL SEAMEN WITH LOVE & THANKS)
11.RIFF 2
[STUDIO]
12.THE SOFT WEED FACOR
13.STANLEY STAMPS GIBBON ALBUM (FOR B.O.)
14.CHLOE AND THE PIRATES
15.1983

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→英国カンタベリー・ロックの代表格であるSOFT MACHINEの第6作目です。
「JazzとRockのプログレッシブな融合」というキャッチフレーズで知られるSOFT MACHINEは1970年代に重要だった「ジャズ・ロック」という要素に新しい風を吹き込んだバンドです。
作品を発売するたびにJazz色を強めて言ったSOFT MACHINEですが、この作品はもうJazzと言っても良いぐらいJazz職が強いです。
1.FANFAREから4.RIFFぐらいまでは確実にロックのドラミングではなくジャズのドラミングですね。

この作品はLP発売時はLIVE録音とSTUDIO録音を別収録した2枚組みとして発売され、LIVE録音はインプロ中心で限りなくJazzに近い音つくりです。
SOFT MACHINEのサウンドとJazzの関係性についてはよく言及される事なのでここではあえてSTUDIO盤について言及してみます。

SOFT MACHINEと言えばジャズ・ロックというイメージが強いなか、ミニマルなフレーズを中心に浮遊感タップリの音つくりをしています。
特にピアノの断片的なフレーズを繰り返す12.THE SOFT WEED FACOR は今で言うアンビエント的な音つくりでピアノの断片的なフレーズが重なり合い、徐々に音が増えていきドラム、ベースが重なりサックスが自由奔放にインプロを繰り広げ麻薬的な魅力があります。
13.STANLEY STAMPS GIBBON ALBUM (FOR B.O.)と15.1983は実験職が強すぎて聴くのに力がいりますが、14.CHLOE AND THE PIRATESも同様にアンビエント的です。

当時、ジャズ・ロック的なアプローチは実験的だったと思うのですが、あわせてミニマルなアンビエント的音作りを1973年に行っている点が興味深いです。

余談ですが、SOFT MACHINEは50年代60年代のヒッピー文化の象徴であるビートニク文学の影響を受けており、その代表作である「裸のランチ」からこのバンド名をとっています。
ビートニク派音楽についてはまたどこかで書きたいと思っています。

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by deaconred | 2006-03-03 23:30 | Rock(70年代) | Trackback | Comments(0)

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


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