BOYS AND GIRLS

たぶん人並み以上に音楽が好きで音楽を聴いているとテンションが上がり一人で踊っています。

踊っているといってもただ楽器を弾くまねをしたり激しくリズムをとったりしているだけで本格的に踊っている訳ではありません。

音楽を聴くのは好きでよく聴きますが、演奏するというのは苦手で自分自身もその音楽センスのなさを嘆いています。同じくダンスのセンスもたいしたことないのでしょう^^;

ダンスと音楽の関係性について深く考えたことありませんが、かなり重要なファクターかもしれません。
純粋な民俗音楽などではダンス(踊り)と音楽は切っても切れない関係かも知れませんね。

昔からピコピコ系の音楽もよく聴きますが、本質的にテクノというのは「踊る」ための音楽ではないと思っています。

そんな事を考えながら勢いでピコピコ系のCDでも聴こうかと思いましたが、こんな曲を思い出しました。

「DON'T STOP THE DANCE」

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BOYS AND GIRLS/BRYAN FERRY
(1985年作品)

1.SENSATION
2.SLAVE TO LOVE
3.DON'T STOP THE DANCE
4.A WASTE LAND
5.WINDSWEPT
6.THE CHOSEN ONE
7.VALENTINE
8.STONE WOMAN
9.BOYS AND GIRLS

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→ROXY MUSICを解散した後にBRYAN FERRYが発表したソロ・アルバムです。ソロ自体は通算6枚目の作品ですが、ROXY MUSICを正式に解散してから最初に発売されたソロ・アルバムという位置づけになります。

もともとROXY MUSICは1972年に当時主流だったグラム・ロックを前面に押し出したサウンドでデビューしたバンドで、そのグラム・ロック色にBRYAN FERRYの美学がどんどんと注入されそのサウンドを昇華させてきました。1982年に発売した「AVALON」は彼らの代表作であり、そのサウンドの昇華した耽美な音世界を体験できます。

この作品はその「AVALON」の延長線上にあるような作品で、あの耽美な音世界をより精密に無駄な音を徹底的に排除しつつもPOPな感覚を残した作品です。「AVALON」よりもはるかに複雑なサウンド構成でリズム面の作りこみに成果があったと思います。基本的なリズムが出来上がれば音を細かに配置していき、どの音もきっちりと計算されているな・・・と関心してしまいます。
興味深いのはこの音つくりを「AVALON」で頂点を極めたROXY MUSICではなく、あえてバンドを解散させてソロ作品として取り組んだという点です。
特に解散する必要ななかったように感じるのですが、解散する事で自らをリセットするようなそんな感じだったのかもしれません。そしてROXY MUSICで培ってきた手法を元に彼自身の世界を表現したかったのでしょう。

それにしてもBRYAN FERRYのサウンドは上品で耽美で、なにか地平線の向こうを見ているような感覚を覚えるほど独特な世界を持っています。
これは和音構成やコード進行、メロディといった基本的な音楽要素ではなく、それ以外の「何か」によって創り出されているのでしょう。そこが何なのか、そこには音楽の真理があるように感じています。いつもその真理に少しでも近づきたいと感じながらこの作品を聞いています。

勿論、愛聴すべきは近年日産(だったかな?)のCMにも使われていた3.DON'T STOP THE DANCEです。
ベースラインが非常に単純に聞こえるのですが、実際はドラムのリズムと複雑に絡みあって複雑なリズムを出しています。鍵盤やギターの入れ方も緻密ですね。
いい。とてもいい。

すべてにおいてBRYAN FERRYの美学が凝縮された作品なのにジャケットが全くいけていないのが残念でならないです。
ジャケット・・・あぁ・・・ジャケット・・・。

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by deaconred | 2006-03-09 22:30 | Rock(80年代)

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


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