【雑記】ジョン・ケージ著作選

フラっと寄った本屋で発見。
買いたかった本が見つからなかったために買ってしまいました。
20世紀を代表する音楽家の思想に触れることができます。

ジョン・ケージ著作選 /小沼 純一 編集(ちくま学術文庫)

【内容】
ジョン・ケージの出現により、音楽を聴く、音を作る姿勢が決定的に変わった。彼は従来の作曲者主導による音楽の在り様に背を向け、あらゆる意図を排除するために作曲・演奏・鑑賞に「偶然性」を関与させることで因襲を打破した。「ひとつひとつの音は固有のものであって、ヨーロッパの歴史や理論を備えているわけではない。」この思想は、言葉としても残された。本書は単行本未収録作を中心に、彼の音楽論をはじめ、偏愛したキノコに関するエッセイ、革新的なテキストなど様々な形の言葉を集めたオリジナル編集。また編者による解説と年譜を付す。

【目次】
音楽愛好家の野外採集の友
合衆国に於ける実験音楽の歴史
実験的音楽ジョン・ケージ
ダニエル・シャルルの33の質問に対する60の答え
インタビュー集 ケージの音楽―1970年以降
われわれはどこで食べているのか?そしてなにを食べているのか?
作曲を回顧して
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ジョン・ケージと言えば「4分33秒」という作品が有名ですね。
世界で唯一の沈黙の音楽として有名です。
究極的に意図を排除しています。

音楽を聴いているとき、または芸術について考えるとき、奏者と聴衆、作家と大衆、などの関係についてよく考えることがあります。
この本はその関係性について一つの答えをくれるような気がします。
あわせて「レディ・メイド」でお馴染みのマルセル・デュシャンの思想に近いものを感じました。

本の中身は非常に凝った作りになっており、パラパラめくるだけでも面白いです。
ただ、総じて読みにくいという感想を抱くようですが^^;
面白い本が好き!というひとは是非、手にとって見てください。

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Commented by 石ばし at 2009-07-23 23:54 x
「もし"4分33秒"が著作権登録されていたら大儲けだよなー」と、どこかで読んだか聞いたかしましたが、確かにそうですよね。沈黙が続く度に印税取られるって(笑)。

僕も「4分33秒」にはデュシャンに似たダダイスティックな知性を感じますね。作品そのものよりも、それを世に出すによって芸術の正体を暴くようなところ、権威主義を無価値にしてしまうところに価値があると思っています。
Commented by deaconred at 2009-07-25 21:56
>石ばしさん

お疲れ様です。
確かに著作権登録されれば大儲けでしょうね。
しかし、意図していない場合はどうなるのでしょうかね^^;
芸術の定義に挑戦するということは価値への挑戦とも言えますよね。
デュシャンの場合は特にそれを感じます。
音楽の場合だと音楽の価値=作曲者の意図という構図に挑戦したと言えるのかもしれませんね。
うーん、難しい^^;;;
by deaconred | 2009-07-22 00:22 | 雑記 | Trackback | Comments(2)

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


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