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HAPPY END

WBC世界一おめでとうございます。
えーこう見えて意外に野球好き(熱狂的虎ファン)な私にとって今回のWBCは楽しく拝見いたしました。
韓国戦での敗北でもう終わった・・・と思われましたが世の中何が起こるか分かりませんね。
そして準決勝と決勝と熱い試合を勝ち抜いて世界一!

日本代表にとって最高の結末!

HAPPY ENDですね♪

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HAPPY END/はっぴいえんど
(1973年録音)

1.風来坊
2.氷雨月のスケッチ
3.明日あたりはきっと春
4.無風状態
5.さよなら通り3番地
6.相合傘
7.田舎道
8.外はいい天気
9.さよならアメリカ さよなら日本

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→日本のロック史に不滅の金字塔を打ち立てたはっぴいえんどのラストアルバム「HAPPY END」、まさに至宝の傑作です。

私は細野晴臣系はっぴいえんどファンで、かつて小西康陽が「神様のベース」と称したように細野晴臣のベースラインに毎回鳥肌です。

私の中ではっぴいえんどの音楽は停滞した日常をセンスという鋭利な刃物で切り取り、いかに非日常を構築するか、というテーマで創られているように感じます。
イメージでしかないのですが、60年代の「ガロ」の時代の雰囲気、つげ義春の諸作品のような雰囲気を感じるのです。
ただの日常の路地裏で空間に穴があいており、その穴の向こうに日常の「裏側」という非日常があるような・・・そんなイメージです。
そんなイメージがあるためかはっぴいえんどの音楽を聴くと初夏の昼下がりの心地よさを覚えて、周りの時間が止まってしまうのです。

合わせて最後の作品となった「HAPPY END」はLAでのレコーディングされ、米国の早すぎた天才、VAN DYKE PARKSが参加しており、米国の西海岸独特の良質なレコーディングにカントリー&ウエスタンな要素がミックスされ、よりはっぴいえんどの音世界が昇華しています。

個人的にはなんといっても鳥肌ベースの1.風来坊を愛聴。
ただ「ふらり ふら ふら 風来坊」という歌詞がなぜここまでカッコイイ音楽になってしまうのか・・・脱帽です。

収録時間は30分ちょっとしかありませんが、日常から非日常への小旅行。
HAPPY ENDを迎えたい貴方、一度はっぴいえんどのHAPPY ENDを体験してみませんか?

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by deaconred | 2006-03-21 23:30 | Rock(other)

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


by deaconred