THE ART OF TEA

「楽器の音に惹かれていく」という感覚は限りなく気持ち良い。

70年代のロックには「ジャズ・ロック」という要素が必要だった。
そんなジャズとロックの融合に一役買った楽器、フェンダー・ローズはなんとも美しい音色で耽美な世界へ連れて行ってくれる。

そんな音色を欲して今晩はこんな作品を。

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THE ART OF TEA/MICHAEL FRANKS
(1975年作品)

1.NIGHTMOVES
2.EGGPLANT
3.MONKEY SEE-MONKEY DO
4.ST. ELMO'S FIRE
5.I DON'T KNOW WHY I'M SO HAPPY I'M SAD
6.JIVE
7.POPSICLE TOES
8.SOMETIMES I JUST FORGET TO SMILE
9.MR. BLUE

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→音楽職人が紡ぎ出す古典的名作です。この表現は好きじゃないですが「シティ感覚」に溢れたとえ三畳一間の部屋も一気に都会の部屋へ変化させてくれる魔法の名作です。
AORというジャンル訳は好きじゃないですがAORなのでしょう。

1970年代の音楽は「ジャズ・ロック」という要素が重要でした。この時代にクロス・オーバーと呼ばれた音楽が存在したのはこの二つの要素が見事に重なり合ったからでしょう。興味深いのは「融合」ではなく「重なり合い」から派生した新しい音楽という点です。

このMICHAEL FRANKSの作品には当時のクロス・オーバーで活躍していたCRUSADERSのJOE SAMPLE、WILTON FELDER、LARRY CARLTONさらにMICHAEL BRECKERが参加しています。もうこのメンバーだけでも聴く価値ありですね。
さらにプロデューサーにTOMMY LIPUMA、アレンジにNICK DE CARO、エンジニアにAL SCHMITTと黄金の3人が勢ぞろい。これだけでも聴く価値ありですね。

それにしてもこの時代の独特なこの音がたまりません。
フェンダー・ローズに限って言うと楽器の特徴から和音よりも単音が最高に泣けるためジャジーなフレーズの連発です。最初の曲から最後まで泣きのエレピに鳥肌です。
適材適所な人員配置に適材手所な音・・・この無駄のなさがTOMMY LIPUMAの職人技でしょう。

今晩はゆっくりこのフェンダー・ローズの音色に身をゆだねてゆっくりします。

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by deaconred | 2006-04-07 23:30 | Rock(70年代)

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


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