BIRD
2006年 04月 12日
個人的には50年代60年代のJazzをリアルに体験してみたかったです・・・70年代のRockをリアルに体験してみたかったです。
リアルに体験している音楽は80年代と90年代・・・その音楽の意味なんかを時々考えますがどうも90年代についてはなかなかその真実に近づけなかった感じがします。
そこから6年・・・最近、考える90年代という音楽。なんだか見えてきた感じがするのです。
そんなことを考えていたら久々に聴きたくなって昨晩、HDウォークマンに転送したこのCD、本日ヘビー・ローテーションでした。
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bird/bird
(1999年発売)
1.INTRO ~bird's nest~
2.SOULS(Main)
3.空の瞳
4.君の音が聴こえる場所へ
5.DEEP BREATH
6.REALIZE (Main)
7.パズル
8.RAINTERLUDE
9.雨の優しさを
10.BEATS (Original)
11.満ちてゆく唇(Album Swing Mix)
12.約束
13.OUTRO ~greetings from murphy~
******************************************************
→懐かしいbirdのファーストアルバムです。おもいっきり大沢伸一サウンドです。
どうでもいいのですが、birdは私の友人の彼氏がbirdと同じゼミだったという理由でデビュー前から話を聴いており、そんなキッカケで聴いているアーティストです。
日本人アーティストを聴く場合、歌詞は非常に大切な要素ですがbirdの歌詞は好きですね。聞いた話によりますと中原中也の詩などを読んで勉強したそうです。
90年代の音楽を考えるとき、私の中ではどうしてもテクノ系の音楽の爆発的広がりとクラブ・ミュージックのスタイル変化の二点をどう捉えていいのか困ってしまいます。一種の情報の爆発とも言える音の洪水が95年頃から起こり、2000年に向けてその音の脂肪を落とす作業が為されたように感じています。
そういう視点でこの作品を聴いてみるとデジタルの恩恵に頼りながらもアナログ的な「間」を非常に大切にしているように感じます。このようなアプローチがデジタルの余分な脂肪を落として今般のアンビエント、ミニマムへと繋がっているのではないでしょうか?
曲は90年代の後半を象徴するようにブラジルテイストを混入したデジタルポップスです。
2.SOULS(Main)、3.空の瞳、10.BEATS (Original)などはCMなんかにも使用されて有名ですね。
興味深いのは90年代始めに最先端だった(?)アシッド・ジャズの影響か、6.REALIZEはYOUNG DISCIPLESのパクリですね^^;
はやり90年代のアシッド・ジャズはそれなりの影響を残したのですね。
7.パズルはBlues進行の曲でベースラインがトライアドを弾いただけというシンプルなものなのですが非常に凝った作りになっています。久々に聴いてなんだか感動してしまいました。
今は大沢伸一から離れ、結婚(しましたよね?)出産(しましたよね?)を経たbird、今後の活動にも注目していきたいです。
公式サイト。
リアルに体験している音楽は80年代と90年代・・・その音楽の意味なんかを時々考えますがどうも90年代についてはなかなかその真実に近づけなかった感じがします。
そこから6年・・・最近、考える90年代という音楽。なんだか見えてきた感じがするのです。
そんなことを考えていたら久々に聴きたくなって昨晩、HDウォークマンに転送したこのCD、本日ヘビー・ローテーションでした。
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bird/bird
(1999年発売)
1.INTRO ~bird's nest~
2.SOULS(Main)
3.空の瞳
4.君の音が聴こえる場所へ
5.DEEP BREATH
6.REALIZE (Main)
7.パズル
8.RAINTERLUDE
9.雨の優しさを
10.BEATS (Original)
11.満ちてゆく唇(Album Swing Mix)
12.約束
13.OUTRO ~greetings from murphy~
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→懐かしいbirdのファーストアルバムです。おもいっきり大沢伸一サウンドです。
どうでもいいのですが、birdは私の友人の彼氏がbirdと同じゼミだったという理由でデビュー前から話を聴いており、そんなキッカケで聴いているアーティストです。
日本人アーティストを聴く場合、歌詞は非常に大切な要素ですがbirdの歌詞は好きですね。聞いた話によりますと中原中也の詩などを読んで勉強したそうです。
90年代の音楽を考えるとき、私の中ではどうしてもテクノ系の音楽の爆発的広がりとクラブ・ミュージックのスタイル変化の二点をどう捉えていいのか困ってしまいます。一種の情報の爆発とも言える音の洪水が95年頃から起こり、2000年に向けてその音の脂肪を落とす作業が為されたように感じています。
そういう視点でこの作品を聴いてみるとデジタルの恩恵に頼りながらもアナログ的な「間」を非常に大切にしているように感じます。このようなアプローチがデジタルの余分な脂肪を落として今般のアンビエント、ミニマムへと繋がっているのではないでしょうか?
曲は90年代の後半を象徴するようにブラジルテイストを混入したデジタルポップスです。
2.SOULS(Main)、3.空の瞳、10.BEATS (Original)などはCMなんかにも使用されて有名ですね。
興味深いのは90年代始めに最先端だった(?)アシッド・ジャズの影響か、6.REALIZEはYOUNG DISCIPLESのパクリですね^^;
はやり90年代のアシッド・ジャズはそれなりの影響を残したのですね。
7.パズルはBlues進行の曲でベースラインがトライアドを弾いただけというシンプルなものなのですが非常に凝った作りになっています。久々に聴いてなんだか感動してしまいました。
今は大沢伸一から離れ、結婚(しましたよね?)出産(しましたよね?)を経たbird、今後の活動にも注目していきたいです。
公式サイト。
by deaconred
| 2006-04-12 23:00
| Rock(other)