RALF & FLORIAN

私の会社には「仕事をしない」という仕事を受け持っている部長さんがいます。
本当に仕事をしません。なぜならそれが仕事だから・・・
1時間に5回は煙草吸いに行きます。
それとは別に2回はお茶を汲みに行きます。
殆ど席に座っていません。
なぜなら仕事をしない仕事なので・・・

音楽の世界でも「仕事」のないメンバーってのかがいるかも知れません。
その昔、TRFを聞いたときにバックで踊っている人たちはレコーディング中は何しているのだろう?と気になって仕方ありませんでした。
多分、ダンスの練習をしているのでしょう。

私の敬愛するKRAFTWERKは現在、4人で活動しています。
一人は独裁者(作曲と演奏と歌を担当)二人はエンジニア、もう一人は何をしているか分かりません。

私は何をしているか分からないそのメンバーを敬愛しています。
そして心から応援しています。
ライブで棒立ちの彼は動くだけでも価値があります。

そんなFLORIAN SCHNEIDERに愛をこめて。
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RALF & FLORIAN/KRAFTWERK
(1973年作品)

1. Elektrisches Roulette
2. Tongebirge
3. Kristallo
4. Heimatklaenge
5. Tanzmusik
6. Ananas Symphonie


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→KRAFTWERKのサード・アルバムです。前作の「KRAFTWERK2」の失敗から学んで(?)今回は「KRAFTWERK3」にはしなかったのですが、前衛的芸術家(?)として知られる「ギルバート&ジョージ」を意識したジャケットを用いています。
音はテクノポップからポップをとった浮遊系電子音楽。電子音とフルートの音が気持ちよく反復されます。
KRAFTWERKというバンドはRALF HUETTER(ラルフ・ヒュッター)とFLORIAN SCHNEIDER(フローリアン・シュナイダー)の二人を核としたバンドで、テクノをやり始めるようになってからはほぼRALFの独裁状態になります。それでもFLORIANとのコンビは今現在でも強固なもののようです。

以前、某SNSでテクノロジーの進歩で役割を失ったKRAFTWERKについて書いたのですが、この作品では以後、全く何をしているか分からないFLORIANのフルートを聴くことが出来ます。作品自体に「反復」の概念が見え始めさらに初めてRALFがボーカルと取り、より今のテクノに近い作品ですね。

それにしてもこの作品でのFLORIANの活躍が嬉しいです。
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シーケンサーなどの機材の発展でもうカラオケ状態になりつつある現在はFLORIANはスタジオで絵を書いているそうです・・・。
さらにライブ恐怖症でとあるライブ会場で行方不明になり、ライブが中止になりかけたりしました。(客席にまぎれて隠れていました。)
最近のワールドツアーでは「おじき」をしただけでFLORIANが動いた!と世界のファンを驚かせたりしました。
そんなFLORIANがこの作品ではフルートを披露しているのです!それだけで感動・・・(涙)
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最近ではスキンヘッドになって無表情で棒立ちしている貴方を見れるだけでも幸せです。
もう彼がフルートを吹いているところを目撃することはないでしょう。
もうKRAFTWERKで何をしているかわかりませんが、私は貴方を応援し続けます(笑)
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頑張れ!FLORIAN SCHNEIDER!

(CDレビューになっていません(汗))
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by deaconred | 2006-05-01 22:00 | Electoronica

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


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