CLOSE TO THE EDGE

このブログを書き始めるときにあえて「progressive rock」というカテゴリーを作りませんでした。しかし音楽を表現する言葉として必要なので今後便宜上、略して「プログレ」と使わせていただきます。

先週末、かなり久々にHMVに行きました。ここのHMVは店長の好みなのか未だに「progressive rock」というコーナーを設け、プログレの普及に努めている偉大な店舗です。
久々にマニアックなプログレのCDを見て土曜日からなんだかプログレな気分に。

今日は朝からプログレな気分でプログレ聴きながら「形而上学」について考えていました。
普通の出勤ではありえないですね。

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CLOSE TO THE EDGE/YES
(1972年作品)

1.CLOSE TO THE EDGE
2.AND YOU AND I
3.SIBERIAN KHATRU

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→常に複雑なメンバー・チェンジを行い、どの時代でも最先端のロックを創ってきたYESの中でも最高傑作と呼ばれている歴史的名盤の登場です。予約だけでゴールド・ディスクを獲得しています。

正直、どんどんメンバーが分かるのでどの時期がオリジナルの「YES」なのか分かりませんが、この時期の「YES」がひとつの完成形であることは間違いないでしょう。

YESの音楽は形而上学的な歌詞や高度な演奏技術、緻密な構成、大作主義とプログレを構成する要素がほぼ揃っているため、プログレの代表的なバンドと言われています。
さらにロジャー・ディーンによる美しいアートワークもその作品をより高い次元に昇華させていると言えるでしょう。

前作で名声を得たYESがこの作品で大作主義になているのは興味深い問題ですが、演奏に関して言えば前作に比べて個性のぶつかりが良い意味でのバンドサウンドになっている点が素晴らしいです。
前作では個性の強いメンバーが前に前に出る作品で書くプレイヤーのバランスが非常に悪かったですが、この作品では全体的に調和がとれており、そのサウンドはより昇華していると言えるでしょう。

ただプログレにおけるロックの拡大の中で、他のジャンルの音楽的要素としてJazzの即興性を好む人にはYESは「アレンジしすぎている」と感じるかもしれません。
実際、この時期にKING CRIMSONはアレンジよりもより個性のぶつかる即興にてロックの拡大を目指しており、この作品でドラムと叩いていたYESのBILL BRUFFORDは即興を重視したCRIMSONに引き抜かれてしまいます。
ただ、ここで大切なのは「アレンジしつくさた構築美」であろうと「即興によるぶつかり合い」であろうとベクトルは違えどロックの拡大を目指したという点です。

それにしても1.CLOSE TO THE EDGE(危機)は本当に素晴らしいの一言です。
森の中に居るような音から急にロックになり、約20分の間、怒涛の馬鹿テクと怒涛の展開・・・
あっという間に過ぎてしまいます。

この作品は聴かなければならない作品であり、持って居なければいけない作品。
この歴史的名盤を皆様も是非、体験してください。
とても30年前の音楽とは思えません♪
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Commented by kitten at 2006-08-23 23:33 x
>この作品は聴かなければならない作品であり、持って~
うんうん。初期の”kor○ku”時代に、deaconredさんのレビューで
思わず持ってしまったんですよね、コレ(^^)
Commented by deaconred at 2006-08-23 23:53
>kitten さん

お疲れ様です。
ええーー!!本当ですか?
これ買っちゃったんですね??
苦手でしたか??^^;
Commented by バーデン at 2006-08-24 14:17 x
あ〜あ・・・
ここにも囁きの犠牲者がw
Commented by deaconred at 2006-08-24 15:06
>バーデンさん

お疲れ様です。
それにしてもこれって「犠牲者」なんですか?(笑
by deaconred | 2006-08-22 17:27 | Rock(70年代) | Trackback | Comments(4)

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


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