退廃的美学論

なんとなくではありますが、私が音楽好きということが勤める社内でも浸透しているようです。

今日、たまたまエレベーターで一緒になった経理の次長さんに「今度、クラシックのCD紹介して」と言われました。

どうも噂では私はクラシックしか聞かないらしいです(笑)

「いや、クラシックも聞くんですが、ノージャンルですよ~」なんて話をすると

「パンクなかも聞くの?」と次長さん

いきなりクラシックからパンクですか?適当に返事した後、自分のHDウォークマンを検索。

少しだけパンク系も入っていました。今日は縦ノリな気分。
歴史的名盤聞いてみます。

f0062463_22191517.jpg
******************************************************
退廃的美学論/DEVO
(1978年作品)

1.UNCONTROLLABLE URGE
2.(I CAN'T GET NO)SATISFACTION
3.PRAYING HANDS
4.SPACE JUNK
5.MONGOLOID
6.JOCKO HOMO
7.TOO MUCH PARANOIAS
8.GUT FEELING(SLAP YOUR MAMMY)
9.COME BACK JONEE
10.SLOPPY(I SAW MY BABY GETTIN')
11.SHRIVEL-UP

******************************************************

→DAVID BOWIEが投げ出しBRIAN ENOが完成させた歴史的名盤!
人間様なんてクソ食らえ!私たちはDEVOです。と退廃的な思想と美学を持ち、肉体的ロボットとしてパンクというよりニュー・ウェーブ時代を牽引したDEVOのデビュー作ですね。

私がDEVOに出会ったのはプログレを経由してドイツ系テクノサウンドの没頭している時期で、ドイツの伝説的エンジニアCONNY PLANKの仕事の一環として聴こう!と購入したのを覚えています。

基本的にはギター中心のパンク系音楽ですが、ドイツでテクノの重鎮と録音しただけあって随所にシンセサイザーの音を散りばめ、サンプリングまでやっているところに驚きです。
KRAFTWERKやYMOなどの諸作品を含めて1978年を「テクノ元年」と位置づける評論家がいるのも頷けます。
パンクがロックにおいて大きな意味を持っていた中、その中にシンセの演出やサンプリングの概念を持ち込むことでDEVOは以後のニュー・ウェーブへの牽引を担ったバンドを評されたのでしょうね。ここが一番大切。

パンク・ロックの歴史的意義と言えばそれまで歩んできた「ロックの進化」をある種、否定したところにあると思うのですが、同様にDEVOの音楽には人間の否定、退化、退廃、と言ったテーマで楽曲が構成されています。
中でも問題なのがTHE ROLLING STONESの名曲をバカなアレンジでカバーした2.(I CAN'T GET NO)SATISFACTIONでしょう。STONESファンの前で、DEVO好きなんですよね、など言うと嫌な顔をされます(笑)ここまで徹底的にそのイメージを突き通すのはKRAFTWERKに通ずるものがありますね。彼等はWE ARE THE ROBOTと言い、DEVOはWE ARE DEVOと言いました(笑)

因みに邦題の「退廃的美学論」というのはDEVOの音楽を見事に表現していると思います。
今まで曲名を始めタイトルも原文を使用していましたが今回は邦題で。いい邦題です。。
[PR]
by deaconred | 2006-09-21 23:25 | Rock(70年代)

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


by deaconred
プロフィールを見る