STARLESS

ここ数日、自分のキャパを少し超えました^^;

しかし、仕事終えてからの時間を有意義に過ごして「右から左へ受け流す」感じでリフレッシュしております。

毒をもって毒を制す、ではないですが、何故かこういった精神状態の時には「絶望」した曲を欲してしまいます。

この緊張感、この絶望感、この美学、涙が出ます。

メーター振り切れて「レッド」ゾーンに突入したとき、この歴史的名盤を聴けば精神は高揚します。

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STARLESS/KING CRIMSON
(1974年)


→ロック史に偉大な功績を残してきたKING CRIMSON、衝撃的なデビューから現在に至るまで常に最高潮の音楽的テンションを保ち、常にCRIMSONにしか演奏できない数々の名曲を残してきました。
この作品は「オリジナル」KING CRIMSONのラスト・アルバムで、私がCRIMSON作品の中で最も好きな作品です。

その中でもここ数日、聴き続けているのが最後を飾るSTARLESSです。
オリジナルCRIMSONの最後は「STARLESS」=暗黒なんですね。

そもそもCRIMSONの音楽には一種の絶望感が感じられ、絶望を知るがゆえの幸福のような、矛盾した「恍惚」があるように感じます。
言葉では上手く説明できないのですが、破壊的、絶望的、退廃的、であるから「美しい」と言った感じでしょうか?
この緊張感に包まれた絶望感、聖なる暗黒が私を幸福へと導いてくれるのです。



眩いばかりの日没の日
黄金の煌きが私の目を射抜く
しかし瞳を閉じて心の内側を覗けば
そこは
星ひとつなく 神聖な闇が広がっている

凍てついたブルーが鏤められたしろがねの空は
灰色に翳って行く
希望も灰色に色褪せ
激しく焦がれるは
星ひとつない 敬處な闇が広がる世界

親友の慈悲
冷酷で拗くれた微笑み
私にはその微笑みが空虚の証しだと読みとれる
星ひとつなく 聖なる暗闇

(対訳:中川五郎)







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Commented by Katy Lied at 2007-03-16 12:07 x
ギスギスした世の中の塵を流すのに、ロックはにはそういった心情=痛みにぴったりくる詩を発見することが多く、癒されますね!

幸福感というものはまったく主観的なものですが、社会性という意味においては、幸福には客観性が必要とされますね。

自分をむなしく他のためにはたらくのは『誠 [まごころ]』ですが、
やはりここでビジョン、ポエトリイが必要になるんでしょう。
詩がないと、人間の世の中はギスギスしてしまいますね。
Commented by deaconred at 2007-03-17 00:23
>Katy Liedさん

お疲れ様です。
そういったエネルギーが芸術を介して爆発していた時代はいいものがたくさん生まれているように感じます。
今は・・空虚すぎるのでしょうか?消費すること自体がすでに消費でなくなってしまい・・・フリップ大先生流に言えば「満たされたコップを満たすことは出来ない」という状態なのでしょうね。
アーティストも聴衆もドアを空けようと両方から押しているために開かないと大先生はおっしゃっていました。
抽象的すぎてすいません^^;
by deaconred | 2007-03-15 22:38 | Rock(70年代) | Trackback | Comments(2)

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


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