THE NIGHTFLY

さてさて長く引っ張りすぎています。
ドナルド・フェイゲンです。

そういえばSTEELY DANの音楽を支えてきたドラムのバーナード・パーディとベースのチャック・レイニーが来日していますね。私の住んでいる地域では近日、ライブがあるようですが、今年の夏のSTEELY DANの来日公演で散財してしまったので今回は諦めます^^;
ちなみにPEGとか演奏しているらしいです。
あー本当は行きたい^^;

我慢という意味でもフェイゲンを聞かないといけませんね。はい。
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THE NIGHTFLY/DONALD FAGEN
(1982年作品)

1.I.G.Y.
2.GREEN FLOWER STREET
3.RUBY BABY
4.MAXINE
5.NEW FRONTIER
6.THE NIGHTFLY
7.THE GOODBYE LOOK
8.WALK BETWEEN RAINDROPS

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→稀代の天才、ドナルド・フェイゲンが1982年に発表したソロ・アルバムの登場です。

昨年、2006年にフェイゲンの3枚目のソロが発売されたことにより、ソロ3作の位置づけが
①1982年のナイトフライ:青年期(の幻想?)
②1993年のカマキリアド:中年期(の希望?)
③2006年モーフ・ザ・キャット:老年期(の沈思?)
をテーマしているそうです。

今日は6.THE NIGHTFLYから聴いてみます。

6.THE NIGHTFLYはフェイゲンが青年時代に熱中していたと思われる深夜ラジオが舞台です。フェイゲン自ら深夜ラジオのDJとなっているあたり、そうとう熱を上げていたのでしょうね。
個人的にこの曲はフェイゲンの楽曲の中で最も巧みに作りこまれた曲のひとつだと思います。
最初の印象は耳に馴染まない感じがしたりするのですが、聴けば聴くほど複雑なコード進行、きらめくハーモニーの虜になっていきます。
エレピとピアノは同じ符割なのですが、随所で違った和音を押さえており、音楽の厚みを増しています。非常に細かく聴くと凄いことやっているな・・・とため息です。
架空のDJ、フェイゲンが深夜に流しているのはソニー・ロリンズのレコードです。昨年の11月にネタにしていました^^;

7.THE GOODBYE LOOKは(おそらくキューバでの)革命について歌った曲です。
サンバっぽいリズムなのですが、これは2拍子という解釈でいいのでしょうか?
イントロから曲の印象を支配するマリンバっぽい音はシンセによるものなのでしょうか?
イントロ途中から最後までラリー・カールトンがいい仕事していますね。この曲では3人のギタリストがクレジットされていますが、適材適所で本当に素晴らしいです。
エンディングのマリンバはスティール・ドラムっぽい音色になっていてかなりカリブっぽい感じが出ています。

8.WALK BETWEEN RAINDROPSは最も思い入れが強い曲です。
このハッピーエンド感、(フェイクだけど)スイング感、ベースライン、全てが好きなのです。
実際、今年の春に執り行った小宴でもエンディングの曲として使用しました。
たぶん、この曲は「雨に唄えば」から生まれた曲ではないかと思います。物語性の強い歌詞で聞いているだけで映像が浮かんできます。
この曲はスタジオにあったオンボロのオルガンの音色にフェイゲンが惚れて録音されたそうなのですが、何度調整してもオルガンのピッチが合わなかったため、他の楽器をオルガンのピッチに合わせたそうです。(私の耳にはその違いが聞き取れませんが・・・)
ベースはウィル・リーが弾いているのですが、先にオルガンで弾かれたベースラインにユニゾンするかたちで録音されており、ウッド・ベースで演奏されているかのような重厚なベースになっています。
そこまでするならウッド・ベース奏者探せば良いのに・・・と思ってしまいますね^^;
そのオルガンでソロを弾くのはフェイゲンなのですが、このオルガンプレイが実にすばらしい演奏です。後半でラリー・カールトンがギターで絡んでくるあたりが恍惚なのです。

最後に何と言っても素晴らしいのがジャケットですね。
「音楽には顔がある」ということを証明しています。ネットによる音楽配信もいいですが、音楽には絶対顔が必要だと思うのです。
因みにここにあげているジャケットはTHE NIGHTFLY TRILOGYに入っていたジャケットをスキャンしているのですが、今まで流通しているものと比べてフェイゲンがアップされていますね。

以上、フェイゲンの歴史的名盤でした。
皆様も是非、天才の音楽を楽しんでいただきたいと思います。


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by deaconred | 2007-12-05 23:12 | Rock(80年代)

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


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