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GREG LAKE IN CONCERT

最近、自分の聞いている音楽を整理してみると・・・
全くプログレを聴いていないことに気が付きました。

こんなことではいけない!!

と10代のプログレ魂に再点火!

HDウォークマンのジャンルからプログレを選択してプログレ聞きまくりでした。

中でもやっぱり好きだったのがGREG LAKEですね。
彼の声は本当にプログレ向きだと思います。
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GREG LAKE IN CONCERT
(1981年録音)

1. MEDLEY:A. FANFARE FOR THE COMMON MAN
2. KARN EVIL 9/NUCLEAR ATTACK
3. THE LIE
4. RETRIBUTION DRIVE
5. LUCKY MAN
6. PARISIENNE WALKWAYS
7. YOU REALLY GOT A HOLD ON ME
8. LOVE YOU TOO MUCH
9. 21ST CENTURY SCHIZOID MAN
10. IN THE COURT OF THE CRIMSON KING

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→今日の通勤で聴いていた1枚です。
EL&P解散後の1981年にゲイリー・ムーアとともに行ったソロ・コンサートの模様を納めた作品です。
歴史的名盤というよりも「貴重な音源」という位置づけで聴いていただければいいと思います。

この作品で最も興味深い点はそれまでのキング・クリムゾンやEL&Pでの中ではその真髄を発揮できなかったグレッグ・レイクのギタープレイが堪能できるという点でしょう。
そもそも青年時代に演奏していたのはギターであり、クリムゾンでは独裁者ロバート・フリップ大先生がギターを弾くわけでレイクがギターを弾く余地はなかったのでしょう。
(奇遇にもレイクが通っていたギタースクールにフリップ大先生も通っていたというから世界は狭いものです)
EL&Pは基本的にキーボード・トリオの形態をとったのでキース・エマーソンがシンセでベースラインを弾く場合でのみレイクのギターが生きています。
それまでのキャリアの中でベーシストとして評価されてきたレイクが自らギターを手に取り、共演するミュージシャンに英国人間国宝(^^)のゲイリー・ムーアを選んだというのはもう涙ものです。

初めて聴いた時の感想としてはバンドとして非常にまとまっているという点ですね。
ギター、ギター、鍵盤、ベース、ドラムというシンプルな構成ながらEL&P時代の名曲からゲイリー・ムーア関連の名曲、さらにはクリムゾンのあの名曲までなんなく演奏している点が実に素晴らしいです。

最初の山場はグレッグ・レイクの代表曲である5. LUCKY MANでしょう。
解説によればこの曲はレイクが若干12歳の時に作曲された曲でグレック・レイクファンにはお馴染みの曲です。
個人的にはグレック・レイクの声が非常に好きなのですが、この曲でのヴォーカルは特に素晴らしいですね。奥深い。

会場が最高に盛り上がるのは何と言ってもキング・クリムゾンの衝撃の名曲である9. 21ST CENTURY SCHIZOID MAN(21世紀の精神異常者)から10. IN THE COURT OF THE CRIMSON KING(クリムソン・キングの宮殿)の流れでしょう。
正直、私の音楽人生の中でこの2曲は衝撃的事件と言っていいでしょう。
キング・クリムゾンの音楽に出会っていなければプログレの道には入っていなかったでしょうし、ロックについてここまでのめりこんで行く事もなかったと思います。
当時のオリジナルメンバーであったレイクのヴォーカルで再度、この名曲が聴けるだけで幸せです。
9. 21ST CENTURY SCHIZOID MAN(21世紀の精神異常者)ではあの脅威のギタープレイを一糸乱れるユニゾンで演奏しています。ここは何度聴いても鳥肌ものですね。
プログレファンは必聴です。
10. IN THE COURT OF THE CRIMSON KINGはそのスケールの大きさにぶっ飛んでしまった曲です。
フリップ先生の「独裁」を象徴するかのように大きく聳え立つ「真紅の宮殿」に畏怖してしまいます。
この曲のオリジナルは1968年なのですが、1981年に再現された宮殿は当時のままで、フリップ大先生の言う「扉の向こう側」(=つまりは非日常的体験による音楽体験)を扉の閉まってしまった80年代においても体験できるという点が素晴らしいの一言です。
この曲には根源的な音楽的力が備わっているのでしょう。

久々にプログレ魂に点火してみるとやっぱりプログレは良いですよね。
年末はプログレもたくさん聞いていきたいと思った次第です。


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by deaconred | 2007-12-20 23:26 | Rock(80年代)

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


by deaconred