FRAGILE

最近、ちょっと気になった来日情報↓

名作『こわれもの』などで知られる英国のプログレッシヴ・ロック・バンド、イエスが再始動をアナウンス。
間もなくワールド・ツアーの日程を発表するとしています。
メンバーは、ジョン・アンダーソン(vo)、スティーヴ・ハウ(g)、クリス・スクワイア(b)、アラン・ホワイト(ds)、そしてキーボードには、リック・ウェイクマンの息子であるオリヴァー・ウェイクマンを起用するとのことです。

なんとYESがまたまたワールド・ツアーを!
驚きはキーボードにはリック・ウェイクマンの息子が!!
ちょっと驚きですね。早速、彼らの代表作を引っ張り出してみました。

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FRAGILE/YES
(1971年作品)

1.ROUNDABOUT
2.CANS AND BRAHMS
3.WE HAVE HEAVEN
4.SOUTH SIDE OF THE SKY
5.5% FOR NOTHING
6.LONG DISTANCE RUNAROUND
7.FISH
8.MOOD FOR A DAY
9.HEART OF THE SUNRISE

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→ロック史に燦然と輝く歴史的名盤です。

YESはジョン・アンダーソンの哲学的感性を軸に、さまざまなメンバーが集合離散を繰り返しているバンドです。
そんなYESの歴史の中でも1971年のFRAGILE「こわれもの」と1972年のCLOSE TO THE EDGE「危機」の二枚はYESの黄金時代と言って良いでしょう。

今のロックでは当たり前になっている鍵盤楽器の活躍と言うのはプログレにおける実験を経て市民権を得たと言えます。
表面的な特徴だけで捉えた場合、鍵盤楽器の有無がプログレを規定するという時代もあったようです。

そんなプログレ時代において鍵盤楽器の表現方法を確立したのが、この作品からYESに参加したリック・ウェイクマンです。
個人的にはプログレ時代の鍵盤使いではリック・ウェイクマンよりもEL&Pのキース・エマーソンのほうが好みです。
どうもリック・ウェイクマンの「オレはキーボードが上手いだろ!」的なプレイが耳につきます^^;

この作品はリック・ウセイクマンをフューチャーした名曲1.ROUNDABOUTとこれまた名曲9.HEART OF THE SUNRISEで決まりでしょう。
特に映画バッファロー’66でも使用されていた.HEART OF THE SUNRISEはパーフェクトに近い楽曲で鳥肌モノですね。音楽だけでも非常に映像的で、イマジネーションの波が押し寄せてきます。

この2曲の大作にて語られることの多い名盤「こわれもの」ですが、この2曲の間に挟まれている2~8の小作品集もまた一つの楽しみです。これらの作品はYESのメンバー各人の実験的な楽曲が多く、一年後に発表する最高傑作「CLOSE TO THE EDGE」へつながっていると思います。中でも興味深いのは次の2曲。

2.CANS AND BRAHMSはブラームスの交響曲第4番ホ短調第3楽章をロック調にアレンジしたもの。
ブラームスが死の床にて「最も好きな曲」と言い残した作品として有名ですね。
プログレの存在意義である「ロックの拡大」においてクラシックの影響が強いのは知られていますが、ブラームスを演奏するあたり、その意味の大切さが分かると思います。

5.5% FOR NOTHING「無益の5%」は後にキング・クリムゾンに加入するビル・ブラフォードの作品。内容的には前任のマネージャーに支払い続けなければならないロイヤリティについての皮肉だそうです。この曲がB面の最初に来ているのも興味深い事実です。

ジャケットワークはYESのアートワークには欠かせない存在となるロジャー・ディーンによるもの。
YESの形而上学的な世界観とアートワークがぴったりマッチしているところが確固たる名盤となる一つの要素だと言えるでしょう。
プログレファンのみならず全ての音楽ファンに是非とも聴いてもらいたい名盤ですね。

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by deaconred | 2008-03-13 23:50 | Rock(70年代)

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


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