McDONALD AND GILES

エキサイトブログには「タグ」機能があるのですが、今まで全く使用していませんでした。
カテゴリーの分類で十分かな・・・?と思っていたのですが、他のブログを訪問したときにタグあると便利だな、と思ったので導入しようと考えていました。

過去の記事にタグを設定しようと、過去の記事見ていたら少し前に記事にしたソフト・マシーンの「SIX」は過去にも取り上げていたことが発覚!(><)
またまたショックでした・・・。

さらに8月はプログレ中心に書こうかな~なんて思っていたらEL&PもAREAも記事にしていて危うく重複するとこころでした。
この作品も過去のここではないところでレビュー書いたことあるのですが、再登場願います。
8月はなんとなくプログレ強化月間と言うことで、真紅の宮殿から抜け出した人々の物語をどうぞ。
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McDONALD AND GILES
(1970年作品)

1.SUITE IN C
    including
    TURNHAM GREEN
HERE I AM and others
2.FLIGHT OF THE IBIS
3.IS SHE WAITING?
4.TOMORROW'S PEOPLE
5.BIRDMAN
   Involving
   THE INVENTOR'S DREAM
   (Q.U.A.T)
   THE WORKSHOP
   WISH-BONE ASCENSION
   BIRDMAN FLIES!
   WINGS IN THE SUNSET
   BIRDMAN -THE REFLECTION

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→1969年にリリースされたキング・クリムゾンの「クリムゾン・キングの宮殿」はロックの歴史を大きく変えてしまったと言えるでしょう。
しかしこの歴史的名盤を作り上げた二人の男が宮殿の王、ロバート・フリップの独裁から逃れるようにバンドを脱退します。

その二人とはイアン・マクドナルドとマイケル・ジャイルズです。

二人はバンドの中心であったためにフリップに「自分がバンドを抜けるから思いとどまってくれ
」と説得されますが、「クリムゾンはあなたのバンドだ」とこれを拒否
キング・クリムゾンのセカンドである「ポセイドンの目覚め」への参加があったものの、クリムゾンとは決別します。

決別後に製作されたのが本作品、マクドナルド&ジャイルズです。

1970年に発売された本作品は既に「プログレ」というジャンルとしてかなりの完成度を誇っています。
さすがに「宮殿」を作った男たちの仕事といった感じです。

構成は1.SUITE IN Cと5.BIRDMANが組曲形式をとっています。
5.BIRDMANはLPのB面全てを使った大作。この時代にこれほど壮大な組曲を作っていたバンドはまだまだ少なかったでしょう。

全体的な雰囲気としては、詩的で叙情性あふれる楽曲、あらゆる音楽性を内包する豊かな音楽性、哲学的な歌詞、とプログレ好きにはタマラナイ内容です。
どこか英国の深い森のイメージが沸いてくるのはジャケットの印象でしょうか?非常に英国的な作品ですね。

1.SUITE IN Cは「組曲ハ長調」という大作。
イアン・マクドナルドのマルチ・プレイヤーの才能が最初から全開です。
どこまでも切ないストリングスに詩的な歌詞が美しい・・・と心打たれていたら突然、ベースが唸り始めて即興的なインプロを繰り広げ、米国的ブルースに進む展開には驚かされます。
これだけ楽曲のイメージが変わりながらもメロディを含む一定のイメージを全体を通して保っていられるのは高い音楽性のたまものでしょう。

2.FLIGHT OF THE IBIS(アイビスの飛行)はキング・クリムゾンのセカンド・アルバム「ポセイドンの目覚め」に収録されている曲の元ネタです。すでに1969年に書かれた曲。
この曲を収録してくるあたり、皮肉というか・・・クリムゾンに対する嫌がらせなのでしょうか?^^;
クリムゾンでは絶対君主フリップの前でギターを弾くことを許されなかったイマンが素晴らしいギターを披露しています。
(同様にクリムゾンに在籍していたグレッグ・レイクもギター弾けなかったのでしょうね)

3.IS SHE WAITING?も同様にクリムゾン時代に書かれた曲です。
楽器が徐々に重なるという構成はよくあるパターンですが、楽器の持ち味を生かしたアレンジが素晴らしいです。
クリムゾンが演奏したら「絶望」しか表現できなかっただろうこの曲はどこか安らげる雰囲気の曲になっています。

4.TOMORROW'S PEOPLEは全編を通じて独特のドラミングを披露しているマイケル・ジャイルズのドラムが聴きどころです。
「宮殿」でもそうでしたが、この人の叩くドラムはどこか粘っこいというか、非常に独特なリズム感です。
イアンのフルート、サックス、ギター全てが素晴らしいですが、それを忘れてしまうぐらいドラムを聴いてしまいますね。

5.BIRDMANはLPの片面を使った大作です。
そのタイトルのとおり、空を飛ぶ男の物語ですね。
物語の起承転結が楽曲の起承転結とピッタリ一致していて長い作品ですが飽きません。
まるで小説を読んでいるような、映画を見ているような、非常にイマジネーションに訴えかける楽曲です。
それでいてノイズの使い方やリズムの使い方に実験的な側面が見られるのが面白いです。
これぞプログレ(笑)

ジャケットは裏側にイアン・マクドナルドが写っているのですが、スキャンがメンドクサイのでジャイルズのみ掲載^^;
本当はイアン・マクドナルドのほうが男前だと思うので、そっち載せるほうがいいのですが・・・・
気になる人は購入して見て下さい(笑)

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by deaconred | 2008-08-04 23:50 | Rock(70年代)

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


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