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HANK MOBLEY

久々にTowerで仕入れをしてきました。

今回は国内盤10%OFFなど微妙な値引きなどを優先してセレクトし、6枚買って1万円を切るという良い買い物ができました。

ジャズ・コーナーに行くと、今年もやっていました。
EMIのCD3枚買ったら1枚もらえるキャンペーン。

毎回、購入後に応募シールの保管が面倒なので今回は一気に3枚購入。
応募用紙にシールを貼っていつでも投函できる準備が整いました。
このキャンペーンは何度目の応募となるでしょうか・・・。

とは言え、私がジャズを好きになれたのはこのようにEMI(旧:東芝EMI)さんのおかげです。
丁度、ジャズに興味を持ち出した時にEMIがブルー・ノートのカタログを体系的に紹介してくれたおかげで、購入時にかなり助かっております。
それからというものブルー・ノートに魅せられてかなり偏ったジャズの聴き方をしていますが・・・^^;

ということで今晩はブルー・ノートから1枚聴いてみようと棚を眺めていたら、この人と目が合いました。
HANK MOBLEY_f0062463_23142098.jpg
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HANK MOBLEY
(1957年録音)

BILL HARDMAN:tp
CURTIS PORER:as、ts
HANK MOBELY:ts
SONNY CLARK:pf
PAUL CHAMBERS:b
ART TAYLOR:ds

1.MIGHTY MOE AND JOE
2.FALLING IN LOVE WITH LOVE
3.BAG'S GROOVE
4.DOUBLE EXPOSURE
5.NEWS

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→ブルー・ノートのカタログはレコード番号によって管理されていました。
ざっと1500番台、4000番台、4200番台とあるのですが、ブルー・ノートのマニアはレコード番号だけでどの作品か分かるそうです^^;
私はレコード番号でどのくらいの時代に録音されているか程度しかわかりません^^;

さて、今晩のネタは、歴史的名盤とまでは行きませんが、通が好む盤として有名な作品で、レコード番号から「1568」と呼ばれている作品です。

リーダーのハンク・モブレーはレナードフェザーに「テナーサックス界のミドル級チャンピオンだ」と評されたプレイヤーで、その表現のとおりボクシングのチャンピオンのような音を出します。
豪快なブロー、丸く太い音、まさしくチャンピオンですね。

この作品は1.MIGHTY MOE AND JOEにノックアウトされてしまいます。
1ラウンド、59秒TKO負けです。
この曲を書いたのはカーティス・ポーターというサックス・プレイヤーです。
あまり他の演奏を聴いたことないのですが、なんという名曲。なんという名演。
これぞハード・バップと言える曲で、ジャズの持っている力が120%表現させている曲だといえます。
テーマでの3管のハーモニー、コール&レスポンスも素晴らしいですね。

さらにこの「1568」を通が好む理由としては不遇のピアニスト、ソニー・クラークの存在があると思います。
日本では「クール・ストラッティン」でお馴染みのソニー・クラークも米国では無名のピアニスト。
この不遇のピアニストにチャンスを与え続けたのがブルー・ノートの総帥であるアルフレッド・ライオンでした。
ソニー・クラークはこの「1568」にてブルー・ノートでのデビューを果たしています。
初めての参加でありながら他のプレイヤーに負けない素晴らしいアドリブを聴かせてくれます。

ジャケットも印象的。
最初はどうなっているのはよく分からなかったのですが、よく見ると下から写真を撮っているため、サックスのマウスピースがサングラスと一体となって見えるようです。
最初はどんなサングラスかけているんだ!?と悩みました^^;

レコード番号「1568」という名で親しまれているこの作品、その他も2.FALLING IN LOVE WITH LOVE、3.BAG'S GROOVEとスタンダードが続き、聴きところは満載です。
ハンク・モブレーのパンチにTKOされてみてください。

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by deaconred | 2008-09-30 23:02 | Jazz

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


by deaconred