A LOVE SUPREME

今年のM-1決勝進出者が発表となりましたね。
決勝進出者は

キングコング
ザ・パンチ
ダイアン
ナイツ
NON STYLE
モンスターエンジン
U字工事
笑い飯

です。個人的にはモンスターエンジンを大プッシュ!
神々のコントで人気のようですが、関西ローカル(だと思われる)の深夜番組ではしっかり漫才やっています。
でも神々見てみてください(笑


漫才のテクニックもなかなかだと思います。
21日の決勝戦が楽しみです。

さて、神々というキーワードでCD棚見渡してみたらこのCDを思い出しました。
歴史的大名盤にして、個人的には大迷盤であるこの作品をかなり久しぶりに聴いてみたいと思います。
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A LOVE SUPREME/JOHN COLTRANE
(1964年録音)

JOHN COLTRANE:ts, ss
McCOY TYNER:pf
JIMY GARRISON:b
ELVIN JONES:ds

1.Part 1-ACKNOWLEDGEMENT(承認)
2.Part 2-RESOLUTION(決意)
3.Part 3-PURSUANCE(追求)
4.Part 4-PSALM(賛美)

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→”テナーサックスの聖人”ジョン・コルトレーンが残した最高傑作の登場です。
1960年代のジャズ・シーンを代表する歴史的大名盤です。
この作品を二つの視点から見て行きたいと思います。

まず最初の視点、音楽的な面から見てみます。
純粋にジャズとして、音楽として、この作品を見た場合、とてつもない音世界であることは間違いありません。
既に何度か登場しているコルトレーンの黄金カルテッドによるサポートも完璧。
きらめくマッコイ・タイナーの和音に唸るジミー・ギャリソンのベース、独特のスイングで時代を牽引するエルビン・ジョーンズのドラム、全く非の打ち所のない高度な音楽です。
コルトレーン・サウンドの頂点、集大成と言える作品です。
ジャズを聴くのが好き!と言う人は必ず聴かなければいけない作品です。

そしてもうひとつの視点、作品の背景を見てみましょう。
本作品は約10年間、子宝に恵まれなかったコルトレーンが念願の長男誕生に捧げた一種のコンセプトアルバムで、承認、決意、追求、賛美という4曲からなる組曲となっています。
そのとおり、全編で神を讃えています。ジャズという形態の賛美歌なのです。
色々読んでみると、当時のコルトレーンは神秘主義や物理学などあらゆる学問に傾倒し、自己の世界を構築し、その世界観のもとに神を讃えているのです。
作曲には、ユダヤ教の伝統に基づいた創造論、終末論、メシア論をまとめたカバラの影響が強く、さらには密教的世界観、仏教的世界観まで取り入れています。

ジャズにこういったコンセプトが必要か?という点においては議論が必要なのかもしれません。
コルトレーンが大好きな人には大名盤に映り、あまりコルトレーンに思い入れがない人にはだ大迷盤に映るのでしょう。
さらに「?」が付くのは演奏の途中に自らが作詞した歌詞が入ります。
アドリブに耳を傾けてインプロを楽しんでいると急に「Thank You God!」と歌詞が入ると冷めてしまうのです^^;
ここまでくればもうジャズの枠を超えて理念や思想を表現する手段とまで昇華してしまっているといえるでしょう。

このスタンスをどう見るか?これが第二の視点です。

私個人的には音楽的には「◎」でジャズに理念が必要か?といわれれば「??」という作品です。
まだまだ私の感性が鈍感なのでしょう。コルトレーンの目指した音世界の意図に近づくことができません。
ゆっくり聴いていきたい作品です。

この二つをまとめてみると超難解な作品と言えます。
しかし、ここを通らなければダメなのです。
ジャズを聴く人は、必ず通ってください(笑)

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by deaconred | 2008-12-08 22:20 | Jazz

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


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