FIRST TAKE

これも昨年に一度、下書きしていた記事です。
調子に乗って4日連続投稿^^;

何か新しいジャンルの音楽を聴くときは、なるべくその音楽の歴史が把握できるように「名盤」と言われる作品を中心に体系的に聞いていきたいと思っております。

そんなことを思いながら音楽聞いているのですが、「体系的」に理解できていないのがソウル系です。
闇雲に「名盤」と言われている作品を買って、生涯聴いていきたい作品にも出会ってはいます。
しかし、じゃぁソウルについて語って!と言われると頭の中が整理できません。

先日、立ち寄った本屋にてそんな私にぴったり(?)の本を発見。内容をそんなに確認せずに買ってしまいました。
レコードコレクターズ増刊「レココレアーカイヴズ ソウル・マスターズ」です。
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これを見てソウルの勉強していきたいと思います。
今晩はこの本の中から1枚。
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FIRST TAKE/ROBERTA FLACK
(1969年発売)

1.COMPARED TO WHAT
2.ANGELITOS NEGROS
3.OUR AGES OR OUR HEARTS
4.I TOLD JESUS
5.HEY, THAT'S NO WAY TO SAY GOODBY
6.THE FIRST TIME EVER I SAW YOUR FACE
7.TRYIN' TIMES
8.BALLAD OF THE SAD YOUNG MEN

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→ロバータ・フラックの初期の名盤として知られた作品「FIRST TAKE」です。
日本では3枚目として発売されていますが、彼女のデビュー作です。
どうもレコード会社の事情で入れ変わってしまったそうです。

ニュー・ソウルという言葉を聴くと、それまでのR&Bから前進した、洗練された、というイメージがあり、ロバータ・フラックをはじめて聴いた時も、はじけるサウンドをイメージしていたのですが、彼女の音楽は重く、陰影なものでした。
この作品は私が聴いてきたロバータ・フラックの作品の中でも一番、重く、陰影濃い作品です。

ロバータ・フラックは音楽一家な家庭に生まれ、15歳の時に黒人学生を対象としたピアノ・コンクールで好成績を収め、ハワード大学進学のチャンスを勝ち取りました。
大学ではクラシックと声楽を学んでおり、後に共に音楽を作るダニー・ハサウェイと出会っています。
当時の黒人社会から考えればエリートになるのではないでしょうか。
特にクラシックを勉強したことにより、それまでのR&Bよりも広い領域の音楽として自分の音楽を発信している点が興味深いです。

大学を卒業した彼女は教師を務めたあとにピアノ弾き語りを始めます。
1968年の夏にジャズ・ピアニストのレス・マッキャンに認められ、彼の力添えでアトランティックと契約、この作品が録音されました。
レコード・ジャケットの裏面にはレス・マッキャンが彼女の紹介を兼ねた賛辞を送っています。

「彼女がピアノを弾いて歌い始める前に席に着いていたのは良いことだった。なぜなら私の膝は感動に震えてとても立っていられなかっただろう」

さて、レス・マッキャンの力添えが影響しているかは分かりませんが、ジャズ界からはギターのジョン・ピザレリ、ベースのロン・カーターが参加しています。
解説には確かにロン・カーターと書いてあるのですが、これはあのロン・カーターなのでしょうか?^^;
どの曲を聴いてもロン・カーターのあの独特のタイム感を聞くことができません。
(更にジャケットのベーシストもロン・カーターに見えないのですが・・・)

曲は少しアップ・テンポな1.COMPARED TO WHATを除いてスローな曲が多いです。
どんなテンポでも彼女の声や痩せることなく、ソウルフルな歌声を聞かせてくれます。

一番有名な曲は「愛は面影の中に」という邦題で知られるバラード、6.THE FIRST TIME EVER I SAW YOUR FACEです。
元々は1971年の映画「恐怖のメロディ」(クリント・イーストウッドの処女映画監督作品)で使用され、この作品のシングルとして発売したところ、大ヒットしました。
彼女のピアノと歌声が心に沁みます。
沁みます。いいですね、ロバータ・フラック。


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by deaconred | 2009-01-08 22:02 | Soul | Trackback | Comments(0)

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


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