カテゴリ:Rock(00年代)( 44 )

TWO AGAINST NATURE

いよいよ本日よりSTEELY DANの来日公演が東京から始まります!
もう来日公演を体験している人がいると思うと羨ましいですね。
どんなパフォーマンスを見せてくれるか今から楽しみです。

思えば1993年の再結成ツアーを見ることは出来ませんでしたが1996年のライブを体験し、まさかまさかの新譜発売。
再び来日公演を体験し、またまた新譜発売!
さらにはDONALD FEGANのソロまで発売になってSTEELY DANファンにとっては夢のような10年だったかもしれません。

中でも来日公演というのはとても貴重な体験で鮮明に思い出せますが、それ以上に感動的だったのが2000年に新譜が発売された事ですね。

CDを買って最初に聴いたあの一音で鳥肌がたったことを今でも思い出します。

祝!来日公演スタート!ということで2000年のあの感動をもう一度!
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TWO AGAINST NATURE/STEELY DAN
(2000年作品)

1.GASLIGHTING ABBIE
2.WHAT A SHAME ABOUT ME
3.TWO AGAINST NATURE
4.JANIE RUNAWAY
5.ALMOST GOTHIC
6.JACK OF SPEED
7.COUSIN DUPREE
8.NEGATIVE GIRL
9.WEST OF HOLLYWOOD

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→まさか生きている間にSTEELY DANの新譜が聴けるなんて・・・20年ぶりに発売されたそのタイトルは「TWO AGAINST NATURE」自然に対峙する二人??

いやはや・・・自分が生まれる前に活動していたバンドの新譜を生で体験できるとは・・・正直、どのようにブログ書いて良いのか分からないぐらい思い入れのある作品です。

当時のメディアや発売されたDVDによって新譜作成に至る過程やインタビューを読んだり聴いたりしていると70年代のSTEELY DANの毒々しさやメディア嫌いが嘘のように感じてしまいました。人間歳を重ねると変わるものなのですかね^^;

私を含め多くのSTEELY DANファンは「AJA」の頃、つまりは後期STEELY DANサウンドの再現を望んでいたと思います。
そういう点でこの新作を聴いたときにR&BやSoulのようなファンキーでベーシックなグルーヴ感の喪失というのものを感じたのではないでしょうか?
この作品に聴けるのはきわめて「正確さ」を追求したフラットなリズムです。
ここがそれまでのSTEELYサウンドと異なっていたように感じます。そしてこの傾向は最新の新譜やFEGANのソロでも当てはまると思います。

しかし歌詞やホーンアレンジ、コード進行などはまさにSTEELYサウンドそのものと言えるでしょう。
「敗者の哲学」というテーマは私の人生観にぴったりくるものなのですが、2.WHAT A SHAME ABOUT MEの歌詞には「DEACON BLUES」の「敗者の哲学」に通じるものがあり、泣きそうになります。

僕は80年代の頭に言われたことがある
”君こそ次なるスターだ”と
今となってはそれも単なる噂
でも自分ではうまくやっているつもりだよ

6.JACK OF SPEEDは1996年のツアーでBECKERが歌っていた曲です。
ライブではもっとテンポを上げてグルーヴの出ていた曲でしたが、テンポは落ちて落ち着いた曲になっていました^^;ちょっと残念!
今、麻薬使うと逮捕されるのでしょうが、ここで歌われている「SPEED」はやっぱり麻薬のことなのでしょうか?

9.WEST OF HOLLYWOODは一番期待していた曲調に近かった曲です。
エンディングはただひたすらサックスによるソロが続けられるのですが、発売当時はなんだか賛否両論でした。私はこういう展開好きでしたね。
FEGANがどんなコード進行でも対応できるから長くなった的なことを言うとBECKERが今度は白紙の楽譜を渡そう!と言っていたのを思い出します(笑)

それにしてもSTEELY DANの新譜、良いですね。いつまでも元気に活動してまた新譜出して欲しいところですね。

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by deaconred | 2007-08-18 23:58 | Rock(00年代) | Trackback | Comments(0)

MAESTROS OF COOL- A TRIBUTE TO STEELY DAN DISK2

昨日に引き続きSTEELY DANのトリビュート盤を!
今回はDISK2です。
早速、行きましょう♪

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MAESTROS OF COOL- A TRIBUTE TO STEELY DAN DISK2/VARIOUS ARTISTS
(2006年作品)

1.BABYLON SISTERS/David Garfield
2.MAXINE/Chuck Loeb
3.KID CHARLEMAGNE/Don Braden
4.PRETZEL LOGIC/HR Big Band
5.MY RIVAL/Justin Morell Quintet
6.GREEN EARRINGS/Abebi Stafford
7.AJA/Gustavo Assis-Brasil
8.CAVES OF ALTAMIRA/Stolen Van
9.THIRD WORLD MAN/Alex Gunia & Philipp Van Endert
10.CHAIN LIGHTNING/Cornelius Bumpus
11.HEY NINETEEN/Ben Lacy
12.STEAL IT AGAIN DAN/Trinity

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→STEELY DANへのトリビュート盤2枚組みです。今回はDISK2です。

今回、注目すべきは3.KID CHARLEMAGNE/Don Braden、10.CHAIN LIGHTNING/Cornelius Bumpusの2曲です。

3.KID CHARLEMAGNEは少し前にこのブログでも紹介した曲ですね。
1976年発売の「幻想の摩天楼」からのナンバーでLARRY CARLTONのギターソロが有名ですね。
ここではこの名曲をJazz風にアレンジしているのですが、驚くのはリズムがラテン調なのです。ラテン・ジャズを基本にコーラスでは4ビートにするというアレンジはJazzではベタなアレンジなのですが、この曲ではピタ!っとハマって最高にクールです。コーラスに入ってからのスイング感はゾクゾクと来るものがあります。
構成はピアノ・トリオにトランペット、アルトサックス、テナーサックスの3管をプラスした構成。
しかしアレンジが効いているのでとても6人の音とは思えないほど音圧は厚く、まるでビッグバンドのような演奏に聴こえます。
曲の最後のギターソロも限りなくテナーサックスで再現しているところがにくいです。

10.CHAIN LIGHTNING/Cornelius BumpusはSTEELY DANの歌詞の中でも最も難解と言われている曲です。BLUESを基本に意表を突かれるコード進行で転調を繰り返しています。歌詞は・・・BECKERが絶対誰もその謎には近づけないと言っていたので彼らにしか分からないものなのでしょうね。
この曲を吹いているのはSTEELY DANのライブでお馴染みのCornelius Bumpusです。
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数々のソウルフルなフィーリング溢れるサックスを吹いていたのですが残念ながら04年に心臓発作でお亡くなりになりました。とても残念です。
もう彼のサックスは聴けないのか・・・と思っていたので今回、収録されていて非常に嬉しかったです。

改めて収録されている曲を聴いてSTEELY DANの偉大さを再確認。
やはり凄いですねSTEELY DAN。
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by deaconred | 2007-01-07 02:27 | Rock(00年代) | Trackback | Comments(2)

MAESTROS OF COOL- A TRIBUTE TO STEELY DAN

「The Second Arrangement」をご覧の皆様、新年明けましておめでとうございます。
すっかり更新頻度が落ちているdeaconredです。

昨年2月に開設したこのブログも、もうすぐ1年・・・。
早いものです。
今年も頑張ってマニアックな記事を更新していきますので宜しくお願いいたします。

昨年はSTEELY DANに関する子ネタで締めくくったので新年一発目もSTEELY DAN関係で行きたいと思います。
昨年末にエイ!っと購入した1枚。
普段はトリビュート盤なんて買わないのですが、STEELY DAN関係なら買ってしまいます^^;

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MAESTROS OF COOL- A TRIBUTE TO STEELY DAN/VARIOUS ARTISTS
(2006年作品)

1.FM/Nathan Haines with Damon Albarn
2.REMEMBER/Stereo
3.ANY WORLD/Debbie Deane
4.37 HOURS/Raw Stylus
5.DIRTY WORK/Nash Kato
6.HOME AT LAST/Pam Bricker
7.BLACK COW/Tony Gallo
8.THE FEZ/Bill Ware's Groove Thing
9.JOSIE/Alex Ligertwood & David Garfield
10.TOMORROW´S GIRLS/Carl Orr
11.RIKKI DON´T LOSE THAT NUMBER/Liquid Blue
12.JOYFUL CARAVAN/Jango

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→STEELY DANへのトリビュート盤2枚組みです。今回はDISK1を。2は次回に回します。

発売されることは知っていたのですが、基本的にあまりトリビュート盤を買わない主義なのに年末に店頭で手にとって衝動買いしてしまいました。
はっきり言って、ここでプレイしているミュージシャン、ほとんど知りません・・・(汗)

STEELY DAN好きならトリビュート盤がいくつも発売される理由が分かると思います。
彼らほどミュージシャン受けするロックバンドは他にないのではないでしょうか?
ロック的なテイストを持ちながらもジャズ的なハーモニー、代理コードを使用する斬新な進行、そして退廃的な歌詞・・・
彼らほどロックとジャズを融合させた「完璧な」ロックを他に知りません。

それにしても選曲がマニアックですね。
なんと言っても最初の曲がFMって!(笑)
この曲は最近のライブで演奏されていますが、元々サントラの曲でアルバムへの収録はなく、BEST盤で聴ける曲なのです。
こんな曲を最初に持ってくるとは・・・

後は3.ANY WORLDや5.DIRTY WORKなど玄人が好むような渋い選曲にFAGENのソロから10.TOMORROW´S GIRLSまで・・・幅広いです。
どの曲も原曲をしっかり再現しており、なかなかの聴き応えでした。

4.37 HOURS/Raw StylusはACID JAZZの大物としてデビューしたRaw Stylusより選曲。この曲はSTEELY DANの再結成ライブを見に行った実体験を歌にしており、FAGENがシンセサイザーで参加しております。
ファンにはたまらない曲ですね♪(私はACIDのファンだったのでオリジナル盤を持っています)

ジャケットもタイトルのとおりCOOLでトリビュート盤にしてはいいセンスしていると思います。
次回はDISK2を。

新年からSTEELY DAN三昧ですね^^;
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by deaconred | 2007-01-06 01:37 | Rock(00年代) | Trackback | Comments(7)

SENSUOUS

音楽に限らずどうも回顧主義(?)で古いモノに関心が行くため、「新譜を待つ」という楽しみはほとんどない状態です。

しかし今年はちょっと期待していた作品がありました。21世紀の音楽。果たしてどんな進化を遂げているのでしょうか?

CORNELIUS5年ぶりに新作発表。タイトルは「SENSUOUS」
10月25日発売。

さっそく聴いています。
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SENSUOUS/CORNELIUS
(2006年作品)

1.SENSUOUS
2.FIT SONG
3.BREEZIN’
4.TONER
5.WATARIDORI
6.GUM
7.SCUM
8.OMSTART
9.BEEP IT
10.LIKE A ROLLING STONE
11.MUSIC
12.SLEEP WARM

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→前作、「Point」をはじめて聴いたとき、これは傑作だ!と本当に驚きました。
その音楽は現在の音楽シーンの先端でもあるミニマム的な音つくりを基本としたロックで実に音の無駄のない「イノセント」な世界。まさに21世紀の音楽といえるでしょう。

前作が傑作だっただけに5年間を経てどんな作品に仕上がっているか楽しみだったのですが、正直前作の延長で新しさは感じませんでした。
ただ、そのスタイルがより洗練されているのは感じました。

タイトルのSENSUOUSを辞書で調べると

SENSUOUS【sen・su・ous】
1. 感覚の、感覚的な;感覚に訴える、感覚を喜ばせる
2. 感覚の鋭敏な、敏感な

とありました。
この作品を聴くときにこの「SENSUOUS」という単語を意識して聴いてみると小山田圭吾の意図が分かったような気がします。

当たり前ですが音楽は耳で聴くものなのでしょうが「感覚」で聴く音楽として意識してみると「耳」という器官は既に意味をなくしていました。
「想像力の射程距離」という言葉が好きで自分の「身体」を超えた空間にでも自分の思考が届くような感覚が好きなのですがまさにそういった感覚なのです。
つまりは「身体」で聴く事が無駄な音楽なのかもしれません。

丁度、20歳前後の頃に音楽は身体的か精神的か、とういう事について考えていた事があったのですが、私の世界の中ではこの作品は精神的な部分に作用します。
それでいてロックの精神を忘れずに身体的であること自体が矛盾を孕んでいるのですがその二つが共存できるのも21世紀的なのかも知れませんね。

なんだか読み返してみると意味の分からない事を書いていますが、これがこの作品を聴いた正直な感想です。そのままUPして見ますね^^;
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by deaconred | 2006-10-31 23:08 | Rock(00年代) | Trackback | Comments(2)