カテゴリ:BossaNova( 44 )

POEMA ON GUTAR

情報化時代といえ、情報を集めるより現場に出向くのが一番良い!ということで月に1度はCD屋に行きます。

先日もふらっと寄ったのですが、この春はBossaNovaが熱かったです。
BossaNovaのカタログを豊富にもつUNIVERSALMUSICがBossaNovaキャンペーンを始めていました。

思わず購入。夏になるとBossaNovaコーナーは若い女性でごったがえすのでこの時期の購入がオススメです(笑)

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POEMA ON GUTAR/BADEN POWELL
(1967年作品)

1.FEIINHA PRO POETA
2.DINDI
3.CONSOLACAO
4.TRISTEZA E SOLIDAO
5.SAMBA TRISTE
6.EURIDICE(from Orfeo Negro)
7.ALL THE THINGS YOU ARE
8.REZA

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→1967年にベルリン・ジャズ・デイズ出演後に録音された、ヨーロッパのジャズ・ミュージシャンとの共演盤。BossaNovaの偉大な詩人で外交官のVINICIUS DE MORAESへのトリビュート作です。VINICIUS DE MORAESは「イパネマの娘」の作詞家として有名ですね。BADEN POWELLとVINICIUS DE MORAESはBADENのオリジナルの中で最も有名な「BERIMBAU」を共作しています。

最初に聴いた感想としては「録音が良い」ということでした。ジャズ系のミュージシャンとの共演ということもあってかベースの音が素晴らしいです。欧州独特の「きらきら」とした録音ですね。
プロデューサーがドイツの有名なジャズ評論家ということで妙に納得。。
あわせて選曲もBossaNovaとJazzからの選曲ということで親しみやすいですね。

驚いたのはスタンダードナンバーとして大好きな7.ALL THE THINGS YOU AREです。どんあ形態のJazzでも演奏されるこの曲をBossaNovaのリズムに乗せたアレンジに驚きました。それでいてしっかりとJazz特有の和音の感覚が残っているから凄いです。

BADEN POWELLの音楽は正直、乗っているときの乗っていないときの佐賀激しく、中には駄作とされる作品が多いのですが60年代の作品はハズレが少ないですね。
残念ながらジャケットはアウトですが、Jazz的アプローチでBADEN POWELLを楽しめる一枚だと言えます。

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by deaconred | 2006-04-16 19:00 | BossaNova

AQUARELA DO BRASIL

先日、送別会に出席してきたのですが、そのそのお店で流れているBGMがBossaNovaでした。
この曲とか分かるんですかね?という質問に、ええ・・・TOOTS THIELEMANSですね。
と答えると凄いとお褒めの言葉が・・・いえ、たいしたことないです。

そんな話題もすっかり忘れ、電車に乗って吊広告の「AREA」の表紙を見るとなんとTOOTS THIELEMANSじゃないですか!

確か昨日の席でこのご老人、近年亡くなっていたような・・・と発言してしまいましたが勘違いでした。ご健在のようです。失礼しましたm(__)m

もうここまでネタ振りが揃えば聴くしかありません。

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AQUARELA DO BRASIL/TOOTS THIELEMANS&ELIS REGINA
(1969年作品)

1.WAVE
2.AQUARELA DO BRASIL
3.VISAO
4.CORRIDA DE JANGADA
5.WILSAMBA6.Voce (You)
7.BARQUINHO
8.O SONHO
9.FIVE FOR ELIS
10.CANTO DE OSSANHA(CHI DICE NON DE)
11.HONEYSUCKLE ROSE
12.A VOLTA

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→もうこれ以上の幸せがないかもしれない!ほど幸せな1枚。
歌を愛し続けBossaNovaに大きな功績を残したELIS REGINAとハーモニカ職人のTOOTS THIELEMANSの共作です。

それにしても素晴らしい作品です。歌を歌うことに全てを費やした彼女の歌声にまさに歌うハーモニカ、そしてBossaNovaの心地よいリズム・・・どこまでも純粋でどこまでもモダンな音楽です。

TOOTS THIELEMANSはベルギー生まれのミュージシャンで、若い頃はジャズ・ギターを演奏していましたが後にハーモニカに転向。Jazzの世界にも名盤を吹き込んでいます。
そんなTOOTS THIELEMANSのもう一つの武器は口笛です。
BossaNovaらしくヘタウマな口笛が9.FIVE FOR ELISで聴けるのですが確実に確信犯ですね。曲は5拍子と斬新ですが1:59しかありません。

まず最初に心を鷲掴みにされるのはBossaNovaの名曲1.WAVEです。ここでのハーモニカによるソロはとにかく素晴らしいです。即興で「歌う」とはまさにこういう演奏を言うのでしょう。理論も何も関係ありません。ただ、鳥肌出るぐらい素晴らしいソロです。
エンディングか2拍3連になるというアレンジも斬新で降参です。

ELIS REGINAの歌声の魅力を楽しめるのが4.CORRIDA DE JANGADAですね。
彼女のはじける笑顔のように底抜けに明るい曲で曲の表情を実に上手く表現しています。これぞELIS REGINAの歌声です。

ジャケットもリラックスした二人の様子をよく表したジャケットですね。それにしてもここに写るTOOTS THIELEMANSは山本晋也監督に見えて仕方ありません(笑)

最後に昨日の席でBossaNovaはどこの国の音楽か?という質問に「BossaNova人民共和国」との答えがツボにはまった事を告白して失礼したいと思います。そしてBossaNovaファンでない貴方もこの作品を是非、チェックしてみてください。

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by deaconred | 2006-03-06 23:00 | BossaNova

O RITMO E O SOM DA BOSSA NOVA

昨日のブログ書きならがJazzだ、BossaNovaだ、などと考えていたらなんとなくBossaNovaを聴きたくなってしまいました。
ところが今日はあいにくの雨模様。肌寒い雨の朝に聴いてみましたが、なかなかマッチしませんでしたね。
やはりBossaNovaは晴れた日に限ります♪
気温関係なく晴れた日はピッタリくるのですがね。明日は晴れて欲しいです。

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O RITMO E O SOM DA BOSSA NOVA/MILTON BANANA
(1962年録音)

1.VOCE E EU
2.BOSSA NOVA BLUES
3.NAO FAZ ASSIM
4.INFLUENCIA DO JAZZ
5.DESAFINADO
6.O AMOR E A ROSA
7.O APITO NO SAMBA
8.SHORA TUA TRISTEZA
9.O MENINO DESCE O MORRO
10.CHEGA DE SAUDADE
11.BOATO
12.SAMBA DE UMA NOTA SO

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→BossaNovaのリズムといえば創成期の時代から歴史的名盤まで幅広く活躍したMILTON BANANAです。勿論、本名ではありません。
JOAO GILBERTの「CHEGA DE SAUDADE」やかの有名なカーネギー・ホールのライブ、さらに歴史的迷盤である「GETZ&GILBERTO」などでドラムを叩いています。まさに第一人者と言えるでしょう。

MILTON BANANAの作品はピアノ・トリオ形式が多いのですが、初めてのリーダー作である本作はテナー・サックス(&フルート)、ピアノ、ギター、ベース、ドラムという編成で望んでいます。以後の諸作品もそうですがとにかくドラムの音とリズムを楽しむためにMIXの段階でドラムの音が全面に出ています。

一つ違和感があるのはギターがアコースティックではなく、エレキ・ギターという点です。
そもそもBossaNovaとはアコースティック・ギターで演奏される音楽だと思うのでエレキ・ギターがかなりのミス・マッチ・・・(汗)この編成の意図を是非知りたいことです。そんな理由で編曲やアレンジはむしろJazz的だと言えるでしょう。

ジャケットを見ていただくと分かりますが使用しているドラム・セットは極めてシンプルです。スネアドラムの位置が非常に身体に近く、そのセッティングで叩けるのか?と疑問に思いますがそんな疑問も音を聴いていただければすぐに吹き飛ぶぐらいいいドラムです。
曲によってはカウベルなどを使用してリズムに変化をつけています。

全ての曲が素晴らしいですが、愛聴しているのが4.INFLUENCIA DO JAZZ(ジャズの影響)という曲です。コーラスでのリム・ショットとタムの使い分けが素晴らしいですね。これぞまさにBossaNovaのリズムなのでしょう。

うーん。素晴らしい。

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by deaconred | 2006-03-01 23:30 | BossaNova

COURAGE

自分の「身体」のパーツについて特に思い入れはなく特に強いコンプレックス(?)もないですが、唯一変えられるとしたら声を変えたい・・・とときどき思います。
誰にでも経験はあるでしょうが録音された自分の声ほど衝撃的なものはありません。
なんでも頭の中で響いた音を鼓膜が拾っているので自分の声には格差があるそうです。
うーん・・・頭の中で聴こえる私の声は自分の好きな声なのですが・・・。

音楽の中に溢れる「声」なんて候補に挙げたいものがたくさんありすぎますので最近、お気に入りの「声」をお届けします。

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COURAGE/MILTON NASCIMENTO
(1967年作品)

1.BRIDGES
2.VERA CRUZ
3.TRES PONTAS
4.OUTUBRO
5.COURAGE
6.RIO VERMELHO
7.GIRA GIROU
8.MORRO VELHO
9.CATAVENTO
10.CANCAO DO SOL

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→「ブラジルの声」と言われたMILTON NASCIMENTOの米国進出第1作目。

今回もジャンルのお話からで申し訳ないですが、本質的にMPB(Musica Popular Brasileiraの略で「ブラジル・ポピュラー・ミュージックの略」)とBossaNovaは違う音楽なのでMPBを代表するMILTON NASCIMENTOをBossaNovaに分類するのは間違っているのでしょうが、カテゴリーの分類上ご了承ください。

MILTON NASCIMENTOがブラジルのマイナー・レーベルからデビューして2作目に米国進出できたのはEUMIR DEODATOがCTIレーベルのCREED TAYLORに推挙したことがキッカケです。
CTIからリリースされた本作品は当時専属アレンジャーだったEUMIR DEODATOのアレンジとREED TAYLORの見事なプロデュースによりコンテンポラリーな作品に仕上がっています。
CTIがJazz系のレーベルということもあり、本作品にはHERBIE HANCOCKが参加している点が見逃せません。これほど目立たないHERBIE HANCOCKのプレイが聴けるのもこの作品の魅力です。

さて、MILTON NASCIMENTOと言えば本作品に収録している2.VERA CRUZが有名ですが、それより言及されるべきはポルトガル語で綴られた1.BRIDGESでしょう。
優しいギターのリズムに「ブラジルの声」と言われたMILTON NASCIMENTOの声が重なり、あえて英語ではなく原語のポルトガル語で歌われたこの曲は内向的な曲調でありながら見事にグルーヴし、コーラスではストリングスと高音域の歌声が響きあい非常にクオリティの高い作品です。
作品全体の背景にはブラジル音楽の原型であるChoroやSambaなどの影響が強く、その素材にEUMIR DEODATOのアレンジ、さらにJazz系ミュージシャンの感性が加わりこれほどの作品が完成したのでしょう。

プログレッシブ英和中辞典によると「courage」とは「精神的な勇気」
まさにその名にふさわしい気高い作品です。

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by deaconred | 2006-02-15 14:00 | BossaNova

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


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