カテゴリ:Rock(other)( 26 )

I.G.Y

本日は日本VSオーストラリア。
大事な大事な初戦です。

私はこう見えてサッカーをやっていた人間で、日本がW杯に出場するなんて夢の夢だと思いました。
初めてW杯に出れる!と確信したあの青春の日、「ドーハの悲劇」(1993年10月28日)を目の当たりにして膝から崩れ落ちる経験をしました。
それから1998年の「ジョホールバルの歓喜」(1997年11月16日)でフランスW杯に出場し、日韓W杯を経て今年、ドイツへ・・・

本当に日本は成長したと感じております。

ジーコは日本サッカーの向上に貢献したサッカーの神様、そんなジーコを男にするためにも日本頑張れ!


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さて、そんな青春時代から愛聴しているのがSTEELY DANです。
今年、STEELY DANのメンバーであるDONALD FAGENの3枚目のソロ・アルバム「MORPH THE CAT 」が発売されました。

狂喜です。

今回の作品を発売するにあたってこの作品のテーマを「終焉」と発言していたFAGENの言葉はとても重いものに感じました。
自らDJに扮して「古き良き時代」のアメリカを表現した最初のソロ・アルバム「THE NIGHTFLY 」、未来の乗り物で旅をするというコンセプトで、「すでに美しいメロディに興味がなくなった」とリズムへのアプローチが素晴らしかったセカンド・アルバム「KAMAKIRIAD」、ファーストでは過去を表現し、セカンドでは「未来」を表現したDONALD FAGENの旅はついに終焉を迎えたのです。

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この「MORPH THE CAT 」は母の死(若いころ歌手だったためFAGENに音楽的影響を与えていたそうです)や「9.11」が影響しておりタイトルになっている「MORPH THE CAT 」は9.11以降のアメリカを支配する一種の「恍惚」の危惧し、アメリカの繁栄の「終焉」(?)を歌っています。
興味深いのは9.MORPH THE CAT(REPRISE)の一番最後のフレーズが「THE NIGHTFLY」の一曲目を飾る「I.G.Y」のフレーズが使われているのです。FAGENの物語は「I.G.Y」で始まり「MORPH THE CAT」で終わり、I.G.Yの5音のフレーズで過去のアメリカと現在のアメリカを表現しているのです。

この表現、なんともFAGENらしいな~と最初に聴いたときに感じました。

サッカーW杯に想いを寄せ、過去への回帰からこんなブログになってしまいました。
結局、言いたいことは日本頑張れ!とFAGENの諸作品は素晴らしい!ということなのでしょう^^;
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by deaconred | 2006-06-12 17:00 | Rock(other)

BIRD

個人的には50年代60年代のJazzをリアルに体験してみたかったです・・・70年代のRockをリアルに体験してみたかったです。

リアルに体験している音楽は80年代と90年代・・・その音楽の意味なんかを時々考えますがどうも90年代についてはなかなかその真実に近づけなかった感じがします。

そこから6年・・・最近、考える90年代という音楽。なんだか見えてきた感じがするのです。

そんなことを考えていたら久々に聴きたくなって昨晩、HDウォークマンに転送したこのCD、本日ヘビー・ローテーションでした。

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bird/bird
(1999年発売)

1.INTRO ~bird's nest~
2.SOULS(Main)
3.空の瞳
4.君の音が聴こえる場所へ
5.DEEP BREATH
6.REALIZE (Main)
7.パズル
8.RAINTERLUDE
9.雨の優しさを
10.BEATS (Original)
11.満ちてゆく唇(Album Swing Mix)
12.約束
13.OUTRO ~greetings from murphy~

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→懐かしいbirdのファーストアルバムです。おもいっきり大沢伸一サウンドです。
どうでもいいのですが、birdは私の友人の彼氏がbirdと同じゼミだったという理由でデビュー前から話を聴いており、そんなキッカケで聴いているアーティストです。
日本人アーティストを聴く場合、歌詞は非常に大切な要素ですがbirdの歌詞は好きですね。聞いた話によりますと中原中也の詩などを読んで勉強したそうです。

90年代の音楽を考えるとき、私の中ではどうしてもテクノ系の音楽の爆発的広がりとクラブ・ミュージックのスタイル変化の二点をどう捉えていいのか困ってしまいます。一種の情報の爆発とも言える音の洪水が95年頃から起こり、2000年に向けてその音の脂肪を落とす作業が為されたように感じています。
そういう視点でこの作品を聴いてみるとデジタルの恩恵に頼りながらもアナログ的な「間」を非常に大切にしているように感じます。このようなアプローチがデジタルの余分な脂肪を落として今般のアンビエント、ミニマムへと繋がっているのではないでしょうか?

曲は90年代の後半を象徴するようにブラジルテイストを混入したデジタルポップスです。
2.SOULS(Main)、3.空の瞳、10.BEATS (Original)などはCMなんかにも使用されて有名ですね。
興味深いのは90年代始めに最先端だった(?)アシッド・ジャズの影響か、6.REALIZEはYOUNG DISCIPLESのパクリですね^^;
はやり90年代のアシッド・ジャズはそれなりの影響を残したのですね。
7.パズルはBlues進行の曲でベースラインがトライアドを弾いただけというシンプルなものなのですが非常に凝った作りになっています。久々に聴いてなんだか感動してしまいました。

今は大沢伸一から離れ、結婚(しましたよね?)出産(しましたよね?)を経たbird、今後の活動にも注目していきたいです。

公式サイト。
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by deaconred | 2006-04-12 23:00 | Rock(other)

百人一首4

音楽も表現の一種である以上、音楽を演奏する人はミュージシャンである以上にアーティストでいなければならないかもしれません。

人それぞれの「表現」を集めた脅威(?)のCDを今日はご紹介します。

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百人一首4/天才バカバンド
(2006年作品)

1.ポップアップ広告/サハラRocks
他99曲

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→「百人一首」シリーズ待望の4作目!全国各地から集まった100アーティストの40秒フレッシュ音源を詰め込んだ、100円以上の価値はありすぎる1枚!2歳児による初作曲テイクあり、還暦オヤジの熱唱あり、本気ジャズメンの熱演あり、小学校の卒業制作ありと、音楽という枠組みに収まりきれない音声波形オンパレード!

先日、Towerで購入したCDです。100曲入りで「100円」(笑)
今回で第4作目になりますが、勿論1~4全部持っています。(それでも400円)

この作品は上記のように全国の表現者に40秒間で作品を作ってもらい、それを収録したもの。私の知り合いも数人参加しています。
とにかく40秒と言う制限の中で100人の表現者がどんな「表現」をするかということろが聴きどころです。中には「これは音楽と言えるのか?」と疑問を持ってしまうような作品もありますが、あくまでもこれは「表現」を重視した作品、そんなことはお構いなしです。

驚くことにこの作品は毎回、Towerのインディーズ・チャートで毎回1位を取っています(笑)
このコンセプトと低価格が受けているのでしょうね。

そのうち私も参加・・・いえ、その可能性はないです(笑)

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by deaconred | 2006-03-30 18:00 | Rock(other)

HAPPY END

WBC世界一おめでとうございます。
えーこう見えて意外に野球好き(熱狂的虎ファン)な私にとって今回のWBCは楽しく拝見いたしました。
韓国戦での敗北でもう終わった・・・と思われましたが世の中何が起こるか分かりませんね。
そして準決勝と決勝と熱い試合を勝ち抜いて世界一!

日本代表にとって最高の結末!

HAPPY ENDですね♪

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HAPPY END/はっぴいえんど
(1973年録音)

1.風来坊
2.氷雨月のスケッチ
3.明日あたりはきっと春
4.無風状態
5.さよなら通り3番地
6.相合傘
7.田舎道
8.外はいい天気
9.さよならアメリカ さよなら日本

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→日本のロック史に不滅の金字塔を打ち立てたはっぴいえんどのラストアルバム「HAPPY END」、まさに至宝の傑作です。

私は細野晴臣系はっぴいえんどファンで、かつて小西康陽が「神様のベース」と称したように細野晴臣のベースラインに毎回鳥肌です。

私の中ではっぴいえんどの音楽は停滞した日常をセンスという鋭利な刃物で切り取り、いかに非日常を構築するか、というテーマで創られているように感じます。
イメージでしかないのですが、60年代の「ガロ」の時代の雰囲気、つげ義春の諸作品のような雰囲気を感じるのです。
ただの日常の路地裏で空間に穴があいており、その穴の向こうに日常の「裏側」という非日常があるような・・・そんなイメージです。
そんなイメージがあるためかはっぴいえんどの音楽を聴くと初夏の昼下がりの心地よさを覚えて、周りの時間が止まってしまうのです。

合わせて最後の作品となった「HAPPY END」はLAでのレコーディングされ、米国の早すぎた天才、VAN DYKE PARKSが参加しており、米国の西海岸独特の良質なレコーディングにカントリー&ウエスタンな要素がミックスされ、よりはっぴいえんどの音世界が昇華しています。

個人的にはなんといっても鳥肌ベースの1.風来坊を愛聴。
ただ「ふらり ふら ふら 風来坊」という歌詞がなぜここまでカッコイイ音楽になってしまうのか・・・脱帽です。

収録時間は30分ちょっとしかありませんが、日常から非日常への小旅行。
HAPPY ENDを迎えたい貴方、一度はっぴいえんどのHAPPY ENDを体験してみませんか?

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by deaconred | 2006-03-21 23:30 | Rock(other)

MORPH THE CAT

こんな日が来るなんて夢にも思っていませんでした。

生きている間に再びDONALD FAGENの新作を聴けるなんて・・・。

日本盤の発売が3月末、しかし本日輸入盤が発売。

当然、買いに行きましたm(__)m

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MORPH THE CAT/DONALD FAGEN
(2006年作品)

1.MORPH THE CAT
2.H GANG
3.WHAT I DO
4.BRITE NITEGOWN
5.THE GREAT PAGODA OF FUNN
6.SECURITY JOAN
7.THE NIGHT BELONDS TO MONA
8.MARY SHUTS THE GARDEN DOOR
9.MORPH THE CAT(Reprise)

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→まだ買ってから1回しか聴いていないので紹介なんてとんでもないです。
ただ言えることは

「いい!」

それだけです。
ただ、全体的に近年のSTEELY DAN諸作品と雰囲気が似ている曲が多少気になりました。
さすがの天才もこの閉塞感から脱却することは難しいのかもしれません。
すでに音楽自体が飽和しています・・・。
それと年齢の問題でボーカルのピッチが気になりました。前作から比べるとボーカルの輪郭がはっきりと録音されていないのが残念でした。

ともあれDONALD FAGENのあの独特のコード進行は未だに健在。
しっかり聴き込んで再びブログで紹介したいと思います。

DONALD FAGEN公式サイト
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by deaconred | 2006-03-14 23:30 | Rock(other)

黒船

キリンラガーの06年テレビCMの発表が29日、横浜市内で行われた。今CMは「発売110年を超えても愛される」をテーマに、永遠に色あせない、いいモノがテーマ。日本のハードロックバンドの先駆として、70年代に活躍した「サディスティック・ミカ・バンド」を起用し、ボーカルに木村カエラ(21)を迎えて17年ぶりに再結成することになった。

 CMでは、木村のボーカルで同バンドの代表曲「タイムマシンにお願い」を披露。木村のボーカルは、加藤和彦(58)が決めたそうで「歌がうまくてインテリジェントで、ぶっ飛んでるから」という。木村も「すっごい歌いやすかった」と満足そう。CMは2月25日から放送。


このCMを最近見ました。
正直、ファンとして辛いです。やめてくれぇぇ~
そんなわけで本元聴いて癒されます。

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黒船/サディスティック・ミカ・バンド
(1974年録音)

1.墨絵の国へ
2.何かが海をやってくる
3.タイムマシンにおねがい
4.黒船(嘉永6年6月2日)
5.黒船(嘉永6年6月3日)
6.黒船(嘉永6年6月4日)
7.よろしくどうぞ
8.どんたく
9.四季頌歌
10.塀までひとっとび
11.颱風歌
12.さようなら

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→サディスティック・ミカ・バンドは本格的に海外でも発売された日本初のロック・バンドです。
当時のメンバーは加藤和彦、ミカ、高橋幸宏、高中正義、小原礼という日本のロックシーンを引っ張ってきた大物ばかり・・・今見ると凄いメンバーですね。
さらにこの作品はROXY MUSICやPINK FLOYDなどを手がけた名プロデューサーCHRIS THOMASをプロデューサーに迎え、とても日本のロックとは思えないほど質の高い音楽に仕上がっています。

この作品は本格的に海外で発売された日本のロックにふさわしい(?)コンセプトでテーマにしているのは明治時代のモダンな日本。文明開化の匂いがします。
中のアートワークも明治時代の日本をテーマに長崎の出島や浮世絵などが描かれ非常にモダンです。CHRIS THOMASも武士の格好をしています(笑)

曲は歌とインストが半分ぐらいで70年代らしくFusionからの影響も感じられますね。ギターの音色が70年代らしくて好きです。
歌では3.タイムマシンにおねがいが有名です。木村カエラもこの曲を歌っていましたね。
ただタイムマシンに乗っていろんな時代に行くという歌ですが、ジュラ紀から明治維新までとなかなか面白いですね。
個人的に好きなのは「日曜日」について歌っている8.どんたくです。
かつて「日本資本主義の精神」という本で勤勉と佛教の関連性ついて読んだのですが、江戸時代の日本人って休みなく働いていたわけで明治時代に入ってきた「日曜日」という概念は新しかったのでしょうね。
この曲を聴きながら日曜日が日本に導入されて良かった~と常々感じています(笑)

なんだか木村カエラのおかげで彼らのテンションも上がりこの勢いでツアーだ!と意気込んでいるらしいですが、まぁファンとしては非常に複雑な心境ですね。
皆様、是非オリジナルのミカ・バンドを聴いて下さい♪

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by deaconred | 2006-02-26 23:30 | Rock(other)

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


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