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百人一首4

音楽も表現の一種である以上、音楽を演奏する人はミュージシャンである以上にアーティストでいなければならないかもしれません。

人それぞれの「表現」を集めた脅威(?)のCDを今日はご紹介します。

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百人一首4/天才バカバンド
(2006年作品)

1.ポップアップ広告/サハラRocks
他99曲

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→「百人一首」シリーズ待望の4作目!全国各地から集まった100アーティストの40秒フレッシュ音源を詰め込んだ、100円以上の価値はありすぎる1枚!2歳児による初作曲テイクあり、還暦オヤジの熱唱あり、本気ジャズメンの熱演あり、小学校の卒業制作ありと、音楽という枠組みに収まりきれない音声波形オンパレード!

先日、Towerで購入したCDです。100曲入りで「100円」(笑)
今回で第4作目になりますが、勿論1~4全部持っています。(それでも400円)

この作品は上記のように全国の表現者に40秒間で作品を作ってもらい、それを収録したもの。私の知り合いも数人参加しています。
とにかく40秒と言う制限の中で100人の表現者がどんな「表現」をするかということろが聴きどころです。中には「これは音楽と言えるのか?」と疑問を持ってしまうような作品もありますが、あくまでもこれは「表現」を重視した作品、そんなことはお構いなしです。

驚くことにこの作品は毎回、Towerのインディーズ・チャートで毎回1位を取っています(笑)
このコンセプトと低価格が受けているのでしょうね。

そのうち私も参加・・・いえ、その可能性はないです(笑)

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by deaconred | 2006-03-30 18:00 | Rock(other) | Trackback | Comments(8)

MELROSE

今日は3月14日のブログに書いたDONALD FAGENの新作「MORPH THE CAT」の日本盤発売日だったので仕事終わりにTowerへ。

ばっちり目的のCDを発見してから店内をウロウロし他に3枚のCDをチョイス。
ストレス溜まっていたのかばっちり買ってしまいました。
そのうちの一枚は明日のブログのネタにします。

さて、外出するときは常に音楽を聴いていますが本日聞いていたのがこの作品。
室内と屋外では聴こえ方が全く違いました。
新たな発見。

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MELROSE/TANGERINE DREAM
(1990年作品)

1.MELROSE
2.THREE BIKES IN THE SKY
3.DOLLS IN THE SHADOW
4.YUCATAN
5.ELECTRIC LION
6.ROLLING DOWN CAHUENGA
7.ART OF VISION
8.DESERT TRAIN
9.COOL AT HEART

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→私の言う「テクノ」は多分、皆様の持っている定義と異なるのでしょう。
私の中で「テクノ」と言えば70年代のドイツ・・・
敬愛しているバンドはむしろプログレッシブ・ロックから派生したテクノに近い手法で音楽をやっていたバンドです。

そんな70年代ドイツテクノの中で敬愛するバンドの一つが鬼才EDGAR FROESE率いるTANGERINE DREAMです。
今日聴いていたのはそのTANGERINE DREAMが1990年に発表したMELROSEという作品です。

テクノの定義は難しく、私にはとてもたどり着けないような真理がそこ定義にあると感じており、言葉ではなかなか表現できないのですが、TANGERINE DREAMが1970年代に残した諸作品には真のテクノがあるように感じます。
その後、80年代90年代とシンセサイザーやシーケンサーまたはコンピューターを用いた音楽はポピュラーな世界に入り込んできて(というより機材の発展でしか音楽は進歩できなかった)今では全く珍しくないですが1970年代にはとても珍しいかったのでしょう。

70年代にドロドロのテクノを展開していたTANGERINE DREAMですが、この作品は落ち着いた作品になっているというか90年代では「あたりまえ」な音楽すぎるため若干、BGMっぽく感じてしまいます。
どちらかと言うとテクノと言うよりニュー・エイジ的な癒しサウンドに近いかもしれません。
角が取れてしまったように感じていたのですが、これを聴きながら街を歩くと目の前の情景にたいして音楽が一種の視覚的効果を増すような効果を与えてくれて驚きました。

私の中でテクノは「思考や思想」の延長の音楽。

それが本質だとすると表面的な音だけを捉えるのではダメだな・・・と再認識した一日でしたね。
さすが鬼才EDGAR FROESE・・・いつまでも凄いオジサマです。

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by deaconred | 2006-03-29 23:30 | Electoronica | Trackback | Comments(8)

THE HOOPLE

ここ数日、ちょっとした事情で更新できず・・・すいません。
まだちょっと落ち着かないので更新頻度落ちますがまた復活しますので宜しくお願いします。

先日、友人と音楽の話になりましてやっぱり音楽ジャンルというのは難しいという話になりました。
ちょっと歴史を遡って一つ一つのジャンルについて定義を考えよう!と話は展開し、最初に考えようとしたジャンルが「ロックン‐ロール【rock'n'roll】」

いきなり挫折しました(笑)

帰ってからネットで検索すると・・・

ロックン‐ロール【rock'n'roll】
「rock and rollの短縮形」1950年代に米国で流行しはじめた、カントリー音楽にリズム‐アンド‐ブルースなどを取り入れた強烈なリズムのポピュラー音楽。また、それに合わせて踊るダンス。ロック。

とありました。さすが高度情報化社会!
改めて自分のCD棚を眺めてみるとロックン・ロール持っていませんね。
ふと目に留まったCD、そうそうこんなCD持っていました。

「ロックン・ロール黄金時代」

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THE HOOPLE/MOTT THE HOOPLE
(1974作品)

1.THE GOLDEN AGE OF ROCK 'N ROLL
2.MARIONETTE
3.ALICE
4.CRACH STREET KIDDS
5.BORN LATE '58
6.TRUDI'S SONG
7.PEARL 'N' ROY (England)
8.THROUGH THE LOOKING GLASS
9.ROLL AWAY THE STONE

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→グラムロック・ムーブメントの中、その過激なステージでのパフォーマンスから“ヴァイオレンス・ロック”との異名をとったMOTT THE HOOPLEの通算7枚目にあたる作品です。

最初に言及してしまいますが、まずなんと言ってもジャケットが素晴らしいです。
これぞ英国のロック!といったデザイン・・・完璧です。
私がこの作品を好きな理由の98%はこのジャケットです(笑)

先に「グラム・ロック」という単語を出しましたが、彼らの音楽の基本はロックン・ロールそのものです。その基本をグラム・ロックに発展させていった感じです。
興味深いのはこのスタイルが1970年代後半のパンク・ロック以降のロックに影響を与えていると言う点です。私の中でパンク・ムーブメントというのは「ストリートにロックを戻す」という点である種の原点回帰だと思っているので、原点にロックン・ロールがあるというのはうなずける気がします。

さて作品の中身ですが、何と言っても愛聴すべきは「ロックン・ロール黄金時代」という邦題の1.THE GOLDEN AGE OF ROCK 'N ROLLでしょう。
女性コーラスと重厚なピアノの音色から曲は始まり、低い声で「ロックン・ロール宣言」がなされてからはもうロックン・ロールまっしぐらです。

それほどロックン・ロールのCDを持っていないのですが、それはこの曲だけでお腹いっぱいになってしまうからだな~と聴きながら思ってしまいました。

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by deaconred | 2006-03-28 20:30 | Rock(70年代) | Trackback | Comments(0)

PAUL CHAMBERS QUINTET

Jazzを聴くようになってもう10年ぐらいになりましたが、年々、Jazzを聴くには良い環境になってきたな・・・とつくづく感じます。

その一つがインターネット。
少しでも気になる曲やミュージシャンがいれば検索。あっという間に情報が手に入ります。
10年前では考えられません・・・。

さらにCDの価格破壊。
デフレ(?)に対応してかどんどんJazzのCDが安くなっています。これだけ安ければ本当に気楽にCD購入できます。

そして最近ではBlueNoteを扱う東芝EMIの「3枚買えば1枚もらえるキャンペーン」が熱いです。
このキャンペーンは以前も行っていて私も何度か応募しました。今回は1,500円と価格をさらに落としてきました。もう脱帽(笑)

今回は1年間ぐらいキャンペーン期間があり、2度応募しました。
そして今日、最後の1枚が到着。そういえば来ないなぁ~と思っていた矢先でした。


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PAUL CHAMBERS QUINTET
(1957年録音)

DONALD BYRD:tp
CLIFF JORDAN:ts
TOMMY FLANAGAN:pf
PAUL CHAMBERS:b
ELVIN JONES:ds

1.MINOR RUN-DOWN
2.THE HAND OF LOVE
3.SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE
4.FOUR STRINGS
5.WHAT'S NEW
6.BEAUTEOUS

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→ハード・バップ時代の低音を支えた名ベーシストPAUL CHAMBERSのBlueNote第2作目です。
彼の一番有名な「BASS ON TOP」はCDとLP、両方持っていますがこれは聴いた事がなかったので今回、応募しました。

PAUL CHAMBERSはハード・バップ時代に最も多忙だったベーシストでしょう。勿論、的確なベース・ラインに前のりのスイング感と安定したプレイが魅力ですがなんといっても彼の一番の魅力はフロント楽器に負けないベース・ソロにあると思います。
時にピチカートで巧みにメロディを紡ぎ出し、時にアルコで子宮に響く豊かな低音で聴き手を魅了してきました。
低音フェチである私にとってベースがメロディを弾くベーシストの作品は魅力的でなりません。

この作品の中で一番楽しみにしていたのが「朝日のように爽やかに」という邦題で有名な3.SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISEです。
テーマはELVIN JONESのブラシワークとTOMMY FLANAGANのピアノの上で見事にベースでメロディを弾き、そのままアドリブに突入します。
ベース・ソロはELVIN JONESのブラシ・ワークに乗せられ小粋にスイングし、ピアノのアドリブを挟んで再びベース・ソロ、そしてバック・テーマと正にベースずくしです。

4.FOUR STRINGSではアルコによるソロを展開。ホーン陣はリフレインを入れて応戦しています。
意外に名演だったのが5.WHAT'S NEWでした。同じBlueNoteで活躍したDONALD BYRDのトランペットの音色が非常に美しく、ファンキーなトランペットのイメージしかなかったためにかなり驚きました。

ベース主体の作品でありながらハード・バップ真っ盛りの作品であるためどこまでもハード・バップな作品であるのに驚きです。時代が創る音楽とは恐ろしいものです。
低音フェチにはオススメできる作品です。

東芝EMIへ。
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by deaconred | 2006-03-22 23:30 | Jazz | Trackback | Comments(7)

HAPPY END

WBC世界一おめでとうございます。
えーこう見えて意外に野球好き(熱狂的虎ファン)な私にとって今回のWBCは楽しく拝見いたしました。
韓国戦での敗北でもう終わった・・・と思われましたが世の中何が起こるか分かりませんね。
そして準決勝と決勝と熱い試合を勝ち抜いて世界一!

日本代表にとって最高の結末!

HAPPY ENDですね♪

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HAPPY END/はっぴいえんど
(1973年録音)

1.風来坊
2.氷雨月のスケッチ
3.明日あたりはきっと春
4.無風状態
5.さよなら通り3番地
6.相合傘
7.田舎道
8.外はいい天気
9.さよならアメリカ さよなら日本

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→日本のロック史に不滅の金字塔を打ち立てたはっぴいえんどのラストアルバム「HAPPY END」、まさに至宝の傑作です。

私は細野晴臣系はっぴいえんどファンで、かつて小西康陽が「神様のベース」と称したように細野晴臣のベースラインに毎回鳥肌です。

私の中ではっぴいえんどの音楽は停滞した日常をセンスという鋭利な刃物で切り取り、いかに非日常を構築するか、というテーマで創られているように感じます。
イメージでしかないのですが、60年代の「ガロ」の時代の雰囲気、つげ義春の諸作品のような雰囲気を感じるのです。
ただの日常の路地裏で空間に穴があいており、その穴の向こうに日常の「裏側」という非日常があるような・・・そんなイメージです。
そんなイメージがあるためかはっぴいえんどの音楽を聴くと初夏の昼下がりの心地よさを覚えて、周りの時間が止まってしまうのです。

合わせて最後の作品となった「HAPPY END」はLAでのレコーディングされ、米国の早すぎた天才、VAN DYKE PARKSが参加しており、米国の西海岸独特の良質なレコーディングにカントリー&ウエスタンな要素がミックスされ、よりはっぴいえんどの音世界が昇華しています。

個人的にはなんといっても鳥肌ベースの1.風来坊を愛聴。
ただ「ふらり ふら ふら 風来坊」という歌詞がなぜここまでカッコイイ音楽になってしまうのか・・・脱帽です。

収録時間は30分ちょっとしかありませんが、日常から非日常への小旅行。
HAPPY ENDを迎えたい貴方、一度はっぴいえんどのHAPPY ENDを体験してみませんか?

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by deaconred | 2006-03-21 23:30 | Rock(other) | Trackback | Comments(2)

LOVE WALKED IN

ここ数日、少し音楽から離れた生活をしていました。
こんなことではいけない!と今日はストレートにJazzを。

最もピアノ・トリオが輝いていた時代にもう戻ることは出来ませんが、あの時代の音を体験出来る作品もここ数年見られます。

こういった好演は嬉しい限りです。
「日常」の扉を開けるのは聴衆ではなく、アーティストであって欲しいですね。
そっと開く「日常」の扉・・・今晩はリリカルなピアノの音に身を委ねます。

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LOVE WALKED IN/STEVE KUHN
(1998年録音)

STEVE KUHN:pf
BUSTER WILLIAMS:b
BILL STEWART:ds

1.NO PROBLEM
2.LAND OF THE LIVING DEAD
3.SUNNY
4.LOVE WALKED IN
5.SAHARAN
6.PRELUDE TO A KISS
7.ALL ALONE
8.AUTUMN LEAVES
9.LINES
10.YOU'VE CHANGED

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→STEVE KUHNの音はまさにJazzの美学そのものを表現しています。

1960年代にデビュー後、1970年代に少し道を外した(?)STEVE KUHNでしたが、近年また再び最も基本的なJazzのスタイルに回帰し、良質ピアノ・トリオ作品を録音しています。
1970年代の諸作品は私の好みではないのですが、近年のピアノ・トリオは本当に素晴らしいです。何よりそのリリカルな音は「Jazzの美しさ」を見事に再現していると言えるでしょう。

私がピアノ・トリオを選ぶときにて重視するのは「スタンダード・ナンバーを中心とした選曲のよさ」
なのですが、この作品はまさにその「選曲」の良さが光ります。
1.NO PROBLEMに始まり3.SUNNY、4.LOVE WALKED IN、6.PRELUDE TO A KISS、7.ALL ALONE、8.AUTUMN LEAVES、10.YOU'VE CHANGEDとグッとくる選曲ですね。

3.SUNNYは1960年代のポップスファンお馴染みBOBBY HEBBのカバーです。原曲はミディアム・テンポの曲ですがここではスローで演奏されており、メロディを非常に巧みにフェイクしているため、一瞬、SUNNYに聴こえません。
アドリブに入ってからは弾きすぎず空間を残したアドリブが素晴らしいです。盛り上げも音数の増やすのではなくブロッキングや左手のコードワークにて厚みをましているところが勉強になりますね。

4.LOVE WALKED INはスタンダード中のスタンダード。
テーマの後はベースのアドリブから入り、ピアノのアドリブはブラシワークが光るin2からスティックに持ち替えるスイングへのリズムチェンジが面白い。そのリズムに合わせたアドリブをしっかりピアノが展開するところが聴きところでしょう。

一番の愛聴は6.PRELUDE TO A KISSです。
この曲はDUKE ELLINGTONのオリジナルで、もとはスイングしている曲ですがここではBossaNova調にアレンジされています。このアレンジが素晴らしいですね。
PRELUDE TO A KISSという非常に綺麗なタイトルのとおり美しいメロディがBossaのリズムの上で躍動し微妙にレイド・バックしてスイングしています。もうテーマを聴くだけで幸せになってしまいます。
あわせてドラムとベースも淡々とリズムを刻む中でポイント、ポイントで個性を出しています。

私の持論では近年のJazzは昔のエネルギーを失っていると感じていますが、この作品はピアノ・トリオが輝いていた時代の音が出ています。
そのピアノ・トリオを一旦はメイン・ストリートから離れたSTEVE KUHNが再現しているという点が嬉しくてなりません。

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by deaconred | 2006-03-20 19:00 | Jazz | Trackback | Comments(0)

【雑記】三國志11

ここ数日、ブログをサボってしまいました。m(__)m

えー何に夢中になっているかと申しますと・・・

これ↓

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今回も発売日にプレミアムBOXを買って帰りました!
私自身、決してゲーマーだとは思いませんが中学時代に光栄(当時は漢字表記でした)の三國志Ⅱに出会ってから以後、全ての三國志シリーズを購入しているファンです。
学生時代に中国古典哲学に惹かれていったのも三国志の影響でしょう。

某所ではいろいろと叩かれていますが、個人的に今回の作品は素晴らしいと思います。
ただ、PS2を意識か3DになっているためPCの能力ギリギリですね。
あと個人的に大好きな馬超の顔グラフィックがイメージと違いました。今までのシリーズで一番イメージと違う!
そこ二点だけ不満でした^^;

Koeiのスタッフの方々、お疲れ様でした。
今後も楽しい三國志に期待しておりますm(__)m

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by deaconred | 2006-03-18 23:22 | 雑記 | Trackback | Comments(4)

EVERYTHING IS EVERYTHING

音楽を聴いていて常々、音楽には力があると感じます。

少なくとも長い年月を経てもなお愛される作品には音楽に力があるからでしょう。

ただ、音楽に力があると言うことと何らかの力が音楽に乗り移ったと言う事は根本的にベクトルが違うと思います。

70年代のSoulを聴いていたらそんな違いについて考えてしまいました。

黒人救済のための音楽。限りなく純粋に近い音楽。

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EVERYTHING IS EVERYTHING/DONNY HATHAWAY
(1970年作品)

1.VOICES INSIDE
2.JE VOUS AIME
3.I BELIEVE TO MY SOUL
4.MISTY
5.SUGAR LEE
6.TRYIN' TIMES
7.THANK YOU MASTER
8.GHETTO
9.YOUNG GIFTED AND BLACK

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→70年代のSoulの新たな可能性を切り開いたDONNY HATHAWAYのデビュー・アルバムです。

この時代の音楽を聴くと公民権運動やベトナム戦争に関する内容のものが多いですが、黒人社会の地位の向上を訴えてもキング牧師やケネディー大統領の暗殺など時代は一向によくなる気配を見せません。
そんな60年代後半から70年代前半の時代に颯爽と登場したのがDONNY HATHAWAYです。
有名なゴスペル歌手を祖母に持ち、名門のハワード大学で音楽を学んだDONNY HATHAWAYがデビュー作につけたタイトルは「EVERYTHING IS EVERYTHING」邦題は「新しきソウルの光と道」です。
この作品はこのタイトルのとおり、70年代Soulに新たな可能性を提示したといえる素晴らしい作品です。

DONNY HATHAWAYの音楽のテーマには黒人社会の問題が取り上げられますが、その中でも名曲として名高いのが8.GHETTOです。
この曲はゴスペルやR&B、Bluesなど黒人音楽を巧みにSoulに変えた感じの曲でファンキーかつクールです。
後に「Live」という作品が発売されるのですが、そのLiveでのGHETTOでの聴衆の盛り上がり方を聴けばいかにこの曲が当時の黒人に指示されていたか分かります。
また、DONNY HATHAWAYの声は言うまでもなく素晴らしく聴いているだけで泣けてきます。さらにあまり言及されませんが、声と同様に鍵盤系の演奏も素晴らしいですね。

MARVIN GAYEよりもSTEVIE WONDERよりもCURTIS MAYFIELDよりもいち早くSoulの可能性を拡げたDONNY HATHAWAYのデビュー作、是非チェックしてみてください。

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by deaconred | 2006-03-15 22:30 | Soul | Trackback | Comments(2)

MORPH THE CAT

こんな日が来るなんて夢にも思っていませんでした。

生きている間に再びDONALD FAGENの新作を聴けるなんて・・・。

日本盤の発売が3月末、しかし本日輸入盤が発売。

当然、買いに行きましたm(__)m

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MORPH THE CAT/DONALD FAGEN
(2006年作品)

1.MORPH THE CAT
2.H GANG
3.WHAT I DO
4.BRITE NITEGOWN
5.THE GREAT PAGODA OF FUNN
6.SECURITY JOAN
7.THE NIGHT BELONDS TO MONA
8.MARY SHUTS THE GARDEN DOOR
9.MORPH THE CAT(Reprise)

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→まだ買ってから1回しか聴いていないので紹介なんてとんでもないです。
ただ言えることは

「いい!」

それだけです。
ただ、全体的に近年のSTEELY DAN諸作品と雰囲気が似ている曲が多少気になりました。
さすがの天才もこの閉塞感から脱却することは難しいのかもしれません。
すでに音楽自体が飽和しています・・・。
それと年齢の問題でボーカルのピッチが気になりました。前作から比べるとボーカルの輪郭がはっきりと録音されていないのが残念でした。

ともあれDONALD FAGENのあの独特のコード進行は未だに健在。
しっかり聴き込んで再びブログで紹介したいと思います。

DONALD FAGEN公式サイト
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by deaconred | 2006-03-14 23:30 | Rock(other) | Trackback | Comments(12)

THE GHOSTS THAT HAUNT ME

自分のことを音楽マニアだとは思っていませんが、アンチ・メジャー精神なのかマニアックな作品を好む傾向があります。
私の中で「Rock」が最も輝いていた時代は1970年代で、あの時代のマニアックな盤を好んで聴きます。
1970年代といえば今からもう30年も前の音楽・・・。
いつも70年代の音楽を聴きながら2040年ごろには90年代や2000年代のRockって聞かれるのかな・・・と考えてしまいます。

もし2040年ごろに90年代Rock隠れた名盤!なんてシリーズを発動するなら是非加えていただきたい1枚があります。

カナダが生んだ哲学的重低音バンド、CRASH TEST DUMMIES。
彼らの音楽は一人でも多くの人に聴いてもらいたいです。

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THE GHOSTS THAT HAUNT ME/CRASH TEST DUMMIES
(1991年作品)

1.WINTER SONG
2.COMIN' BACK SOON(THE BEREFT MAN'S SONG)
3.SUPERMAN'S SONG
4.THE COUNTRY LIFE
5.HERE ON EARTH(I'LL HAVE MY CAKE)
6.THE GHOSTS THAT HAUNT Me
7.THICK-NECKED MAN
8.ANDROGYNOUS
9.THE VOYAGE
10.AT MY FUNERAL

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→大学で哲学を専攻していたBRAD ROBERTS率いるCRASH TEST DUMMIESの最初の作品です。このバンドはカナダのバンドでカナダでは人気があるそうです。楽曲的には普通のロック、アコースティックな曲でカントリーやフォークなんかの要素も入ってます。で、彼らに惹かれる理由は2つ。

リーダーのBRAD ROBERTSはカナダの大学で哲学を学んだでおり、視点が常に哲学的。そもそも、バンド名の「CRASH TEST DUMMIES」とは、車の衝突テストに乗せられている人形の事です。よく車のCMで衝突安全ボディーの実験などで全身ぶつけてるあの人形です(笑)この人形の名前をバンド名にするあたり卓越したセンスの持ち主です。このバンド名が決定するまでは「化学療法者」とか「皮膚移植」などというバンド名も考えていたそうです。
歌詞も同様に哲学的視点で書かれています。10.AT MY FUNERALは自分の葬式の歌ですから・・・。
中でも最も哲学的で考えさせられるのが3.SUPERMANS'SONGです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
SUPERMANS'SONG

ターザンは決して女好きじゃなかった
ただふらっとやって来て
女たちを腕にすくい上げただけ
ジャングルの猫みたいに素早く
クラーク・ケントは本物の紳士
うすのろの猿みたいに
ジャングルでつかまったりはしない

スーパーマンは金儲けをしなかった
ソロモン・グランディから世界を救うために
もう彼のような男が二度と現れないんじゃないかと
僕は時々、暗い気分になる

ヘイ、ボブ、スーパーマンはまともな仕事をしたのさ
アメリカ中のどんな銀行だって破る事ができたのに
そんなことはしなかった
フォークスは言った、家族がみんな死んじゃったと
彼らの惑星は粉々になってしまった

だけどスーパーマンは止まることはなかった

ターザンはジャングルの王者、猿の神様
だけど「俺はターザン、君はジェーン」と言えなかった

スーパーマンが犯罪を阻止するとき
彼は犯罪に背を向けたかったに違いない
森のターザンと一緒になりたかったに違いない
だけどスーパーマンは街にとどまり
仕事が終わって家に帰れるまで
古ぼけた電話ボックスの中で服を着がえ続けた

                  (対訳:伊豆古奈)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

同じヒーローであるターザンとスーパーマンの人生観の違いを対比することでスーパマンの偉大さを見事に描写しています。
この曲はアコースティックな音つくりでチェロの生音が心に沁みてきます。
何度聴いても泣けてくる名曲です。

それともう一つの魅力なのが、BRAD ROBERTSのヴォーカルです。
私はこんなに声の低いボーカルを聞いたことがありません。この低すぎる低音が引力みたいな魅力を出してどんどん彼の世界に引き込まれてしまいます。
この哲学的な歌詞、アコースティックな楽曲、美しい女性コーラス、そしてBRAD ROBERTSの低すぎる声・・・。

これはまさしく将来、「隠れた名盤」として語り継がれること間違いないでしょう。

一人でも多くの人に聴いてもらいたい作品です。

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by deaconred | 2006-03-13 23:00 | Rock(90年代) | Trackback | Comments(2)

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


by deaconred
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