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BLUE BOSSA

あわてて演奏予定の曲を勉強しています。
今回のライブは当日リハというハードルの高いライブなので、事前に曲だけもらいました。
ほぼ演奏したことある曲なのですが、唯一、演奏したことなかったのが昨年の9月にすでにレビューを書いたJOE HENDERSONの名曲BLUE BOSSでした。
コード確認しつつ、何度も聴いてイメージを掴んで行きたいです。
ブログ書く暇があれば練習するべきなのでしょうね(笑)
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BLUE BOSS/JOE HENDERSON
(1963年録音)

KENNY DORHAM:tp
JOE HENDERSON:ts
McCOY TYNER:pf
BUTCH WARREN:b
PETE LA ROCA:ds

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→Key=Cmで短調の哀愁がミディアム・テンポのボッサのリムズに乗って独特の音世界が特徴的な名曲BLUE BOSSは、まさに日本人が好みそうな一曲ですね。
この曲をどんなテンポ、どんな編成で演奏するのかはまだ聴いていないのですが、イメージは一応、掴みました。

先ほど、少しスピーカーの前でベース持って弾いてみましたボッサでありながらテンポがそれほど速くないため、その空間をいかに埋めるかがポイントでしょう。短3度、7度の使い方がポイントでしょうね。短3度は・・・運指がつりそうになるので得意ではないです^^;

どんな演奏になるか今から楽しみですね。
オリジナルでは多少ベース・ソロ的なフレーズがありますが、極力やらない方向に持って行きたいです(笑)

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by deaconred | 2007-03-29 23:56 | Jazz | Trackback | Comments(0)

I WISH I KNEW

ここ数日、Jazzばかり聴いています。
なぜなら・・・今週末にライブ(演奏するほう)があるからなのです!

少しライブからも離れていたので感覚を取り戻すために聴いているのですが効果はあるのでしょうか?^^;
いい演奏が出来るように頑張ります!

昨日、今日と聴いているのはちょっとした珍盤です。
プログレの世界から現在に至るまで「30年間髪型が変わらない」あの人がスペシャルゲストとして歌っています。
今晩も聴いてみましょう。
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I WISH I KNEW/SILVANO BAZAN TRIO
(2002年録音)

SILVANO BAZAN:pf
ANTOINE OGAY:b
PHILIPPE STAEHLI:ds
GEORGE ROBERT:as(on 2,4,6,8)
PHIL COLLINS:vo(on 4)

1.DEAR OLD STOCKHOLM
2.UP JUMPED SPRING
3.BASSOLOGY
4.TEACH ME TONIGHT
5.WHAT IS THIS THING CALLED LOVE
6.IL LUPO
7.BATTERIES INCLUDED
7.MOONLIGHT IN VERMONT
8.I WISH I KNEW
9.LENERENNY
10.GET HAPPY

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→そのスペシャルゲストはGENESISのPHIL COLLINSです(笑)
最初に名前を見たときにドラムでの参加か?と思ったのですが、ヴォーカルでの参加でした。
参加しているのは4.TEACH ME TONIGHTのみです。
タイトルのとおり、非常に「甘い」曲で、PHIL COLLINSの甘い歌声で見事に歌い上げています。

リーダーのSILVANO BAZANはスイスで活躍するピアニストだそうですが、詳しいことやPHIL COLLINSが参加した経緯など分かりません。スイマセンm(__)m
購入したのが輸入盤ということもあり、情報が薄いです。

ただ演奏としてのスタイルはピアノもベースもドラムも意志の強い音を出しています。私はこういう音を出したい!という主張のぶつかり合いがグルーヴを生み出しているように感じます。
得にピアノのアドリブフレーズは際立って主張が強くいいですね。タッチも力強く輪郭がはっきりしています。

愛聴しているのはスタンダード・ナンバーの1.DEAR OLD STOCKHOLMです。
もともとは北欧の民謡なのですが、チェコの民謡をユダヤ人が歌って北欧にも広がったという説もあるそうです。
JazzではSTAN GETZが欧州を訪れた際に演奏し、それ以降取り上げられるようになったそうです。私個人的にはMILES DAVISの名盤「'ROUND ABOUT MIDNIGHT」やPAUL CHAMBERSの「BASS ON TOP」での演奏で惚れ込んでから意識して聴くようになっています。
ストックホルムに行くことがあれば是非、現地で聴きたい一曲ですね。
この作品ではピアノ・トリオでの演奏で、テーマの4小節をブリッジにつかったアレンジが印象的です。ただ、終盤にはブリッジを多様しすぎてフレーズが非常に耳に残るのです。ちょっと多様しるぎた感じも否めません。

全体的にアレンジをしっかり練りこんで演奏していて聴いていて楽しいですね。
asのレイドバック感も気に入りました。やっぱりヨーロピアンは奥が深いです。

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by deaconred | 2007-03-28 12:17 | Jazz | Trackback | Comments(2)

STANDARDS IN CAGLIARI

先週末の夜はなんとなくJazzな気分。
キリンの新しいビールを味わいながらライブ録音を聴き、臨場感を味わいました。


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STANDARDS IN CAGLIARI/DON FRIDMAN
(1999年録音)

DON FRIEDMAN:pf
JEFF FULLER:b
TOMMY BRADASCIO:ds

1.IN YOUR OWN SWEET WAY
2.THE SHADOW OF YOUR SMILE
3.SOLAR
4.STELLA BY STARLIGHT
5.MY FOOLISH HEART
6.CONFIRMATION

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→DON FRIEDMANはRIVERSIDEに「CIRCLE WALTZ」という名盤を残したピアニストです。その演奏スタイルからBILL EVANS派のピアニストとして知られています。
(「CIRCLE WALTZ」にはEVANSの同士、CHUCK ISRAELSが参加)

この作品は1999年のSARDINIA INTERNATIONAL JAZZ FESTIVALでのライブ録音で、DON FRIEDMAN本人も少し年配になっています。
何と言うか・・・年を取ってからの職人芸というか・・・最も基本的なピアノトリオという形態でスタンダードナンバーを演奏しているという点でもう安心できてしまいます。

ただ、気になるのは録音。ライブ録音の影響なのかどうも中音域の伸びが不足しているように感じて高音域が飛んでいるように感じます。ベースの音も少し歪んで聞こえるのが残念!
やっぱり中音域は大切です。高音、低音だけ鳴っている「ボンスカ」な音は好みではないです。
その録音の影響かドラムのブラシワークは繊細な部分まで聞き取ることが出来ます。細かいところでピアノやベースのフレーズに呼応してアクセントを入れているのには非常に勉強になりました。

さて、曲ですがオープニングを飾るのがDAVE BRUBECKが作曲した難曲1.IN YOUR OWN SWEET WAYです。ピアノだけでテーマが始まり、繰り返しからベースとドラムも参加します。私もこの曲演奏したことあるのですが、コード進行が複雑で、Dなんかに転調してご勘弁~となった事を思い出します。さらにJazzを演奏する人間としてA♭系苦手なのはダメなのでしょうが運指的にA♭D♭G♭は苦手なんです^^;

スタンダードが続くのですが、注目すべきは最後の6.CONFIRMATIONですね。
もともとはサックスを入れて演奏するケースが殆どだと思うのですが、ここではピアノトリオで挑んでいます。私もいろいろと6.CONFIRMATIONを聴いてきましたが、ピアノトリオでの演奏は始めて聴きました。ホーンで演奏しているような雰囲気(ブロウなど)がどことなく出ているように感じて妙にしっくりきていましたね。素晴らしい。

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by deaconred | 2007-03-26 22:26 | Jazz | Trackback | Comments(2)

【祝】ついに来日!!!

ついに!STEELY DANが今年の夏に来日するようです!!
以下、公式サイトのコピペ。

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j a p a n
TICKET NOTE : PLEASE CONFIRM INTERNATIONAL TICKET INFO WITH THE VENUE!

Aug 18, 19, 20, 22, 23, 24 - Billboard Live Tokyo - Tokyo Japan | venue
Aug 26, 27, 28, 30, 31, Sep 01 - Billboard Live Osaka - Osaka Japan | venue
Sep 03, 04, 05 - Billboard Live Fukuoka - Fukuoka Japan | venue




UPDATE MARCH 22 2007
STEELY DAN'S 2007 HEAVY ROLLERS TOUR COMES TO JAPAN
AUGUST 18TH KICK-OFF MARKS FIRST JAPAN DATES SINCE 2000

New 'Billboard Live' Clubs In Three Cities To Host Multiple-Night Stands

Donald Fagen and Walter Becker bring Steely Dan to Japan for the first time since 2000 when their 2007 Heavy Rollers Tour opens in Tokyo on August 18th. The duo and their renowned 10-piece band have confirmed multiple-night stands for the debut season of Billboard Live venues in Tokyo, Osaka, and Fukuoka between August 18th and September 5th.

Music connoisseurs will be eager to experience Steely Dan's show in the unique setting of these sumptuous and intimate new rooms — so watch for the on-sale dates announcement coming soon.

Visit steelydan.com for the latest schedule additions, updates, and news.

誰か訳してください^^;
どうもブルー・ノートでのライブのようですね。
公演回数も非常に多いです!これは全部行かなければ!!

思えば過去2回STEELY DANを生で体験して涙が出ましたが、またあの感動を味わえるなんて!

絶対チケットとって会社休んでも行きます!


今から楽しみだー!!

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by deaconred | 2007-03-22 18:21 | 雑記 | Trackback | Comments(4)

ELIS

先日のブログでユニバーサルミュージックの3枚買ったらもう1枚キャンペーンをご紹介しましたが、どうもBossaNova(こちらは抽選の模様)でもやるようです。
カタログを見てみるとエリス・レジーナとナラ・レオンの二人を押しているようですね。

今回、発売されるエリス・レジーナの作品は未だ手に入れていない作品なので今回は全て買う予定にしています。
それまでは今持っているエリスの作品を休日の晩に聴いて見ます。
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ELIS/ELIS REGINA
(1974年作品)

1.NA BATUCADA DA VIDA
2.TRAVESSIA
3.CONVERSANDO NO BAR
4.PONTA DE AREIA
5.O MESTRE SALA DOS MARES
6.AMOR ATE O FIM
7.DOIS PRA LA DOIS PRA CA
8.MARIA ROSA
9.CACA A RAPOSA
10.O COMPOSITOR ME DISSE

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→名作が生まれた瞬間、そこにはエリスの歌声があった。

BossaNovaが好きでよく聴くのですが、BossaNovaとMPBは根本的に何かが違うように感じています。
サンバから始まって最も勢いのあるBossaNova時代を経て彼女の音楽はMPBを代表するアーティストになりますが、どの時代の音楽にも一貫した哲学があり、一貫した歌声がそこにあったと感じます。本当に素晴らしいアーティストですね。

この作品は彼女のデビュー10周年にあたる1974年に録音された作品で、LAで録音された名盤「バラに降る雨」と同時期の作品であり、彼女の絶頂期を体験できる作品でしょう。

70年以降の作品でELISが力を入れていたのは「有能な才能を世に送り出すこと」です。ミルトン・ナシメント、イヴァン・リンス、ジョアン・ボスコ&アルジール・ブランキス、スエリ・コスタ、ファギネル、ベルキオール等々・・・。これらのメンバーは70年代のMPBの黄金時代を築いていますが、その出世をELISが手助けしていたと言っても過言でもありません。

全体的にBossaNovaというよりは70年代のコンテンポラリーミュージックと言った感じです。(MPBだから当然ですが)曲のアレンジは当時の夫で鍵盤を弾いてるセーザル・カマルゴ・マリアーノです。この二人の黄金コンビが後のMPBを盛り上げていきました。

まだまだMPBについて勉強不足なのでこのCDからまた勉強したくなりました。
当時のブラジルの政治状況を含めてMPBの再考できればと思っています。

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by deaconred | 2007-03-22 00:38 | BossaNova | Trackback | Comments(2)

【雑記】今日のタワレコ日記。

今日も周りに振り回されて軽くキャパを越えました^^;
ストレス発散だ!と仕事終えてからTowerRecordsへ。

久しぶりにTowerにて1時間ほど物色して5枚のCDを購入。

そもそも発売が延びに伸びていたTHE STYLE COUNCILのOUR FAVOURITE SHOPの Deluxe Edition購入が目的でした。
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店内を歩いていると何故か「ポール・ウェラー祭り」という企画をやっていてTHE JAMやTHE STYLE COUNCIL、PAUL WELLERの諸作品やDVDが陳列されていました。
なぜ?ウェラー祭り??

f0062463_05226.jpg相変わらず男前ですね。

そういえばどうでもいいのですが、THE JAMがPAUL WELLER抜きで再結成、ツアーを行うようですね。PAUL WELLERのいないTHE JAMなんてTHE JAMと言えるのか?^^;
少し疑問です。
POLICEも復活だしなんだか再結成ブームなのでしょうか??


最近、CDの売り上げをネット配信の売り上げが抜いたというニュースを読み、CD離れが危惧されている状況なのでレコード会社もCD売るのに必死のようです。
よくJazzなどで見かける「3枚買えば1枚もらえる」キャンペーンをユニバーサル・ミュージックが始めていました。
こういった企画にはつい手を出してしまうので小冊子を持ち帰り、購入計画をねっております。

中をパラパラ見ているとSTEELY DANの作品も4作あるじゃないですか!^^;
STEELY DANをまた聴いていない貴方!チャンスです♪

f0062463_0561681.jpg最新機材で録音に望んだ隠れた名盤「幻想の摩天楼」

f0062463_0562650.jpgロック史にその名を残す歴史的名盤「彩」

f0062463_0564284.jpgさらに昇華した音世界「GAUCHO」

f0062463_0565760.jpgお買い得なBEST盤


しかしSTEELY DANは日本であまり知られていないですよね。
Towerの一角に「まだまだ紙ジャケ!」と紙ジャケットばかりを集めたラックがあったのですが大量にSTEELY DANのリマスター盤が置いてありました。
初回限定生産のはずなのにこんなにあまっていると熱狂的ファンとして涙が出ます^^;
もっともっと聴かれるべきアーティストなのに・・・。

そんなことを思いつつ、週末の夜を迎えております。
珈琲飲みながらTHE STYLE COUNCIL。

泣けてきます^^;

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by deaconred | 2007-03-17 01:07 | 雑記 | Trackback | Comments(10)

STARLESS

ここ数日、自分のキャパを少し超えました^^;

しかし、仕事終えてからの時間を有意義に過ごして「右から左へ受け流す」感じでリフレッシュしております。

毒をもって毒を制す、ではないですが、何故かこういった精神状態の時には「絶望」した曲を欲してしまいます。

この緊張感、この絶望感、この美学、涙が出ます。

メーター振り切れて「レッド」ゾーンに突入したとき、この歴史的名盤を聴けば精神は高揚します。

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STARLESS/KING CRIMSON
(1974年)


→ロック史に偉大な功績を残してきたKING CRIMSON、衝撃的なデビューから現在に至るまで常に最高潮の音楽的テンションを保ち、常にCRIMSONにしか演奏できない数々の名曲を残してきました。
この作品は「オリジナル」KING CRIMSONのラスト・アルバムで、私がCRIMSON作品の中で最も好きな作品です。

その中でもここ数日、聴き続けているのが最後を飾るSTARLESSです。
オリジナルCRIMSONの最後は「STARLESS」=暗黒なんですね。

そもそもCRIMSONの音楽には一種の絶望感が感じられ、絶望を知るがゆえの幸福のような、矛盾した「恍惚」があるように感じます。
言葉では上手く説明できないのですが、破壊的、絶望的、退廃的、であるから「美しい」と言った感じでしょうか?
この緊張感に包まれた絶望感、聖なる暗黒が私を幸福へと導いてくれるのです。



眩いばかりの日没の日
黄金の煌きが私の目を射抜く
しかし瞳を閉じて心の内側を覗けば
そこは
星ひとつなく 神聖な闇が広がっている

凍てついたブルーが鏤められたしろがねの空は
灰色に翳って行く
希望も灰色に色褪せ
激しく焦がれるは
星ひとつない 敬處な闇が広がる世界

親友の慈悲
冷酷で拗くれた微笑み
私にはその微笑みが空虚の証しだと読みとれる
星ひとつなく 聖なる暗闇

(対訳:中川五郎)







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by deaconred | 2007-03-15 22:38 | Rock(70年代) | Trackback | Comments(2)

LIVE AT GROOVY

先のブログで書いたJazz好きな人のネタをもう一つ。

最近、あらゆる情報媒体で音楽に関する情報を入手できますが、Jazzに関して言うととりわけ○○工房の作品が目立つように感じます。

決して○○工房を否定しているわけではないのですが、Jazz入門として聴くにはちょっと「?」が付くような気がしてなりません。

音楽には国境がなく、人種も言語も関係ない!のですが、一応、Jazzの本場であるアメリカで培われてきたその「魂」に触れてこそ「Jazz入門」が出来るのでないか?というのが私のスタンスです。

しかし「良い作品」は「売れる仕組み」に組み込まれなければリスナーまで届かないものです。
逆に「売れる仕組み」を作ってしまえば例えば「駄作」も「名盤」になるのかもしれません。

個人的にはヨーロピアンジャズをコツコツとプレスし、日の当たらないミュージシャンの録音の機会を与えた○○工房に敬意を表していますが、21世紀の日本においてJazz=○○工房って構図は勘弁ねがいたいものです^^;

そんなことを考えながら○○工房の代表作といえばロシアのピアニスト、VLADIMIR SHAFRANOV 。

聴いてみましょう。
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LIVE AT GROOVY/VLADIMIR SHAFRANOV TRIO
(1981年録音)

VLADIMIR SHAFRANOV (p)
PEKKA SARMANTO (b)
JUKKIS UOTILA (ds)

1.MOON AND SAND
2.BITTER SWEET
3.WHO CARES
4.RHYTHM-A-NING
5.MOMENNTS NOTICE
6.AUTUMN LEAVES
7.WITHOUNT SONG


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→ロシアに生まれ、北欧、アメリカでの活躍のあと現在は北欧の小島に住むピアニスト、VLADIMIR SHAFRANOV(ウラジミール・シャフラノフ)が、ヘルシンキのクラブ「グルーヴィー」で録音した作品です。
他のメンバーはベースにPEKKA SARMANTO( ペッカ・サルモント)、ドラムにJUKKIS UOTILA(ユッカ=ペッカ・ウオティラ)を迎えていますが、すいません、勉強不足でこの二人については分かりません(^^;)読み方もこれであっているのか・・・。

録音は1981年ということでモダン・ジャズで言えば衰退期(?)にあたる時代ですが、音楽的テンションは高く、最初から最後まで怒涛の演奏を繰り広げています。
マニアが陶酔するだけあってなかなかアドリブフレーズも素晴らしく、テクニックも十分楽しめますね。まさに隠れた名盤という訳でしょう。
ミキシングの問題かもしれませんが、ベースの音は多少の電気処理があるのか若干、こもった感じがするのが残念です。全体の演奏が良いだけにもっとアコースティックな音が欲しかったです。

聴き所は4.RHYTHM-A-NING、5.MOMENNTS NOTICE、6.AUTUMN LEAVESの3曲でしょうね。ただ、個人的には職人ベーシストであるSAM JONES作曲の2.BITTER SWEETを取り上げているところが嬉しいです(笑)選曲渋いです。
中でもJOHN COLTRANEの難曲5.MOMENNTS NOTICEは特筆すべきでしょうね。この曲を何度か演奏したことがありますが、またもコルトレーン・チェンジに運指がついていかずに撃沈した思い出があります。
もともとはトランペット、テナー・サックス、トロンボーンの3管で演奏されていますが、そんな曲をピアノ・トリオで演奏するのは音圧が下がる点でもかなり難易度が高いと思われます。そこに複雑なコード進行ですから相当のコンビネーションとテクニックがなければ弾きこなせないでしょうね。しかし彼らの演奏は戸惑うところか最後から最後まで怒涛のテンションで駆け抜けます。アドリブの途中ではなぜかリズムが1/2になって驚きますが、それもご愛嬌。この名演にコルトレーンの魂を感じることが出来るでしょう。

ピアノ・トリオとしては非常に名盤と呼べる作品ですが、入門に適しているのか?私個人的にはVLADIMIR SHAFRANOVよりもSONNY CLARKやBOBBY TIMMONS、RED GARLANDの世界に触れて欲しいと思います。

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by deaconred | 2007-03-12 22:33 | Jazz | Trackback | Comments(2)

NUMBER TWO EXPRESS

丁度、二十歳になる頃から急にJazzに魅かれはじめ、縁あってウッド・ベースを弾く機会に恵まれ、今に至ります。
やっぱりJazzを聴くのが好きですし、ウッド・ベースを弾いているのも好きです。


最近の音楽にとってジャンルというものが曖昧になってきて「Jazz」という音楽の定義も非常に難しくなっているように感じます。
ですからなるべく「好きな音楽は何ですか?」と聴かれても、極力「何でも聴きますよ!」と答えて「Jazzが好きなんです」とは答えないようにしています。

もし「Jazzが好き」と言ったら「私もJazz好きなんですよ!」という展開になってお互いの言っている「Jazz」の違いに口があんぐりになるでしょう。

「Jazz」とは何か?と言われれば答えに困るのですが、音楽的特長だけで表現しますと①スイング②アドリブの二点につきると思うのです。

多分、Jazzが輝いていた時代は1950年~1960年だと思っているのですが、現代でも当時のスピリットを持ったミュージシャンがいることも確かです。

そんな「スピリット」を持ったモダン・ジャズ最後のベーシストかもしれない彼の作品を聴いてみました。

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NUMBER TWO EXPRESS/CHRISTIAN McBRIDE
(1995年作品)

CHRISTIAN McBRIDE:b
CHICK COREA:pf
KENNY BARRON:pf
JACK DEJOHNETTE:ds
MINO CINELU:per
STEVE NELSON:vib
GARY BARTZ:as
KENNY Garrett:as

1.WHIRLING DERVISH
2.YOUTHFUL BLISS
3.TONES FOR JOAN'S BONES
4.EGAD
5.MIYAKO
6.DIVERGENCE
7.JAYNE
8.A MORNING STORY
9.GROVE
10.LITTLE SUNFLOWER

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→JACO PASTORIUSも素晴らしいベーシストですが、やっぱりJazzといえばエレキではなくウッド・ベースの出番ではないでしょうか?

モダン・ジャズ最後のウッド・ベース弾きと勝手に呼んでいるのがCHRISTIAN McBRIDEです。彼の豪腕が生み出す音はまさにあの時代のベースの「音」ではないでしょうか?
もちろん、テクニックも凄いと思うのですが、その唸る「音」に惚れてしまいます。

現代のベーシストに求めらるものが何かは分かりませんが、彼はウッドを弾いてアルコ(弓弾き)をこなし、エレキもバカテクで弾き、コンポーズまでこなします。まさにオールマイティな才能ですね。

そして何と言ってもCHRISTIAN McBRIDEの音楽にはモダン・ジャズの「魂」が宿っているように感じます。
すでに音楽そのものが「音楽的に進歩できない」現状の中で、つまりは誰もが新しいコード進行、新しいメロディを作れない現状の中で、聴取の心を揺さぶる「新しさ」というものは「音楽」意外に存在すると思うのです。それこそCHRISTIAN McBRIDEの音楽に宿る「魂」だと思うのでうす。

作品的には前半がよりあの輝いていた時代のジャズを体感出来ます。
3.TONES FOR JOAN'S BONESはCHICK COREAのオリジナル。ここでのベースソロは私が今まで聴いたソロの中でも最もテクニシャンなソロで、初めて聴いた時はそのフレーズに鳥肌が立ちました。弦を弾く感じがダイナミックに録音されており、テンションが上がります。

4.EGADはベースの弦の張り方であるE-A-D-Gからとった曲。初めてベースを触った人が開放弦(つまり左手で弦を押さえない状態)で弾ける音です。このE-A-D-Gをバックにテーマが進むので、初心者でもこの曲はテーマが弾けてしまいます(笑)開放弦だけで曲を作るなんていい発想ですね。

5.MIYAKOは20世紀を代表する作曲家の一人であるWAYNE SHORTERの名曲です。美しいメロディをCHRISTIAN McBRIDEがアルコで奏でるのですが、もうその音の懐の深さに涙してしまいそうになります。ついつい「Jazz」であること忘れてしまう名演ですね。

私自身、どうも回顧主義で古い作品を好む中、比較的新しい作品でも愛聴しているのはそこにしっかりとした「魂」があるからでしょう。

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by deaconred | 2007-03-07 22:14 | Jazz | Trackback | Comments(4)

L'ARAIGNEE-MAL

小宴も無事に終わり、もうすぐで日常的な生活に戻りつつあります。

この小宴に向けていろいろと選曲してきたのですが、ほとんどがJazz系やBossa系でガツン!と熱いRockを聴いていませんでした。

今週に入ってから聴いているのはRock系というか・・・ほとんどがプログレでした^^;

プログレ魂再び!ということでこちらの作品。

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L'ARAIGNEE-MAL/ATOLL
(1975年作品)

1.LE PHOTOGRARHE EXORCISTE(悪魔払いのフォトグラファー)
2.GAZOTTE NO.1(カゾットNo.1)
3.LE VOLEUR D'EXTASE(恍惚の盗人)
4.IMAGINEZ LE TEMPS(思考時間)
5.L'ARAIGNEE-MAL(夢魔)
6.LES ROBOTS DEBILES(狂った操り人形)
7.LE CIMETIERE DE PLASTIQUE(プラスチックの墓碑)

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→70年代のユーロ・ロックを代表する1枚ですね。

10代の頃になぜ洋楽は英国と米国なのか?という疑問からいろいろな国のロックを聴き始めてすっかり虜になったのがユーロ・ロックでした。
このATOLLはフランスのロックバンドで邦題「組曲 夢魔」として親しまれてきた作品です。
発売当時は「フランスのYES!」というキャッチで売り出したそうなのですが、YESファンの批評を食らってそのキャッチは外されたそうです。私はフランスのYESという表現はピッタリだと思います。

一応、プログレに分類される作品だけあってテクニック、ストーリー性など聴き所が多いです。
特に鍵盤楽器とヴァイオリンが非常に素晴らしく、そこにバカテクのギターが加わり面白いです。全体的にしっかりとしたロックでありながらどこが実験的というか前衛的な部分があるのも面白いです。「夢魔」というタイトルのとおり、どこか神秘的な雰囲気があるのはシンセサイザーとヴァイオリンの効果なのでしょうね。70年代だからこそこれだけ実験的な音楽が出来たのだと思います。

興味深いのはロックテイストでありながら言語がフランス語なのでどうもイメージとして軽いというか透明な感じがするという点です。
普段は歌詞の響きに注意して聴く事はないのですが、フランス語を聞いていると音楽における語学の響きというのは重要だ、ということを感じますね。
あまり聴く事はないですがラップなどは日本語より英語の方がしっくりくるでしょう。その言語のリズムというのも大切かも知れません。
その透明な感覚は一種の恍惚感をもたらし、この時代の特徴であるトランス感を与えてくれます。

残念ながら私が当時入手できたのが輸入盤のみで対訳がなく、どんなことを歌っているのか分からないのが残念です。
最近は国内盤も入手しやすくなっているので中古でも探そうかと思っています。
プログレファン、ユーロロックファンにはお勧めできる作品。名盤ですよ。

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by deaconred | 2007-03-03 23:56 | Rock(70年代) | Trackback | Comments(2)

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


by deaconred
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