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【雑記】今更ですが・・・

ブログで音楽の紹介を続けているわけですが、その作品がダイレクトに購入出来れば当然便利だと思うのです。

いや、前から分かっていたのですが、エキサイトブログでは一部制限させているタグがあって埋め込みとか出来なかったのです。

そこで今更ですが、アマゾンさんの方でこれまで紹介してきたCDをまとめていこうと思いました。

本日よりThe Second Arranement【別館】をスタートさせますm(__)m
参考にしていただければ幸いです。
↓↓

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by deaconred | 2007-10-30 14:48 | 雑記

LOUIS SMITH

某雑誌にて「団塊ジュニアは団塊の世代を超えれるか?」という話がありました。

私は一応、団塊ジュニアに入ると思うので耳が痛いものです^^;

どんなジャンルでも二世や、後継者と言われる人は先人を超えるのが難しいのかもしれませんね。

音楽の世界にもいろいろと後継者的な紹介のされかたがありますが、彼らは先人を超えられたのでしょうか?
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HERE COMES LOUIS SMITH
(1958年録音)

LOUIS SMITH:tp
CANNONBALL ADDERLEY:as
DUKE JORDAN:pf
TOMMY FLANAGAN:pf
DOUG WATKINS:b
ARTHUR TAYLOR:ds

1.TRIBUTE TO BROWNIE
2.BRILL'S BLUES
3.ANDE
4.STAR DUST
5.SOUTH SIDE
6.VAL'S BLUES

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→ブルーノートレコード総帥であるアルフレット・ライオンが惚れた隠れた天才、LOUIS SMITHの佳作です。というよりジャズの裏名盤といった感じでしょうか^^;

ジャズ史には何人もの天才が登場していますが、トランペットという楽器で言えばCLIFFORD BROWNが有名です。
しかしそのCLIFFORD BROWNも1956年に自動車事故により短い人生を終えてしまいます。
その後、天才CLIFFORD BROWNの後継者として名前が挙がっていたのがともにブルー・ノートから売り出されたLEE MORGANとLOUIS SMITHです。

LEE MORGANがその後のジャズシーンにおいて大活躍したのに対し、LOUIS SMITHはこの録音が行われた1年間の活動後にさっさと引退してしまいます。
そういう意味で「幻のトランペッター」と呼ばれることもあるようです。

さて、そのプレイはCLIFFORD BROWNの後継者といわれるだけあり、かなり鳥肌ものです。
特にその名演が聴けるのがそのCLIFFORD BROWNに捧げた1.TRIBUTE TO BROWNIEでしょう。

イントロはドラムとトランペットのみ。アップテンポで刻むハイハットのリズムをバックにLOUIS SMITHのトランペットが吹き荒れます。
約1分間二人で演奏したあとにピタっドラムとトランペットが止まり、テーマが始まります。
そこからはこれぞモダンジャズ!という展開です。
ピアノトリオをバックにトランペットとアルトが吹き荒れるのですが、トランペットもアルトも素晴らしいです。

そもそもこの作品はトランジションというマイナー・レーベルの設立者トム・ウイルソンが企画して録音したものを、アルフレッド・ライオンが気に入って自分のレーベルで売り出したものだそうです。普段は視聴盤を送る際に詳細を説明するライオンでしたが、この盤に限ってはとにかく聴いてくれ!と隠したあたり、その秘蔵っ子ぶりを垣間見ることが出来ますね。

残念ながらLOUIS SMITHは引退してしまってCLIFFORD BROWNの後を継ぐ(?)ことはなかったのですが、引退したからこそこの作品は違った魅力を発しているのかもしれません。
たまにこういった裏名盤聞くのも良いものですね♪

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by deaconred | 2007-10-29 23:01 | Jazz

AUTUMN IN NEW YORK

いつものブログを訪問してみるとニューヨークでは秋がかなり深まってきた様子がよく分かりました。
そんなブログを読んで思い出した曲がありました。

「ニューヨークの秋」

自分のHDウォークマンをトラック順にソートしてみると「ニューヨークの秋」は4曲ほど入っていました。
個人的に一番好きなバージョンがケニー・ドーハムの演奏です。
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AUTUMN IN NEW YORK/KENNY DORHAM

KENNY DORHAM:tp
BOBBY TIMMONS:pf
SAM JONES:b
ARTHUR EDGEHILL:ds

AUTUMN IN NEW YORKは1943年にVERNON DUKEにより作詞・作曲されました。
このVERNON DUKEという人は実はロシア人で、名をヴラジーミル・アレクサンドロヴィチ・ドゥケーリスキーというそうです。
ロシア革命時にロシアから非難し、1921年にアメリカへ渡っています。
以後、VERNON DUKEの名前で「AUTUMN IN NEW YORK」など多くの曲を残しています。

この曲の歌詞は

Autumn in New York, why does it seem so inviting
Autumn in New York, it spells the thrill of first nighting
Glittering crowds and shimmering clouds in canyons of steel
They're making me feel I'm home

It's autumn in New York that brings the promise of new love
Autumn in New York is often mingled with pain
Dreamers with empty hands may sigh for exotic lands
It's autumn in New York, it's good to live it again

とても切ない歌詞のようですね^^;

さて、演奏のほうですが、イントロのピアノが非常に美しいです。
BOBBY TIMMONSのピアノと言えばファンキーでノリノリのプレイを想像してしまうのですが、これほどリリカルなプレイが出来るなんて知りませんでした。
新たな発見です。
全編KENNY DORHAMの静かなトランペットが哀愁のNYCを表現しています。
他のバージョンではテナーでの演奏が多いですが、この曲はトランペットが似合う曲だと思いました。

一度もNYCには行ったことありませんが、行くなら秋の季節に訪れたいですね!

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by deaconred | 2007-10-24 22:42 | Jazz

SET

このブログを通じてもし誰かが新しい音楽に出会えたなら、それは私にとって大きな喜びです。
時々、ブログを書くことによって自分の頭の中が整理されることがありますが、そんなことよりもはるかに大きな効用だと思います。

今日のネタは私自信も久しぶりに棚から取り出して久々に聞いて新たな音楽に出会えた気分でした。
このCDをどのように知り、どこで購入したかはもう記憶にないのですが、幸運にも昔に出会えていました。

音楽を聴き始めたころになぜ洋楽と言えば英国と米国なんだろう?という疑問があり、英国米国以外のロックも聴きたい!という願望から出会ったのかもしれません。

今では全世界で名が知れてスターになりましたね。
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SET/YOUSSOU N'DOUR
(1990年作品)

1.SET
2.ALBOURY
3.SABAR
4.TOXIQUES
5.SINEBAR
6.MEDINA
7.MIYOKO
8.XALE
9.FENENE
10.FAKASTALU
11.HEY YOU!
12.ONE DAY
13.AY CHONO LA

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→アフリカ大陸の西側、赤道付近にセネガルという国があります。
この国のポピュラー音楽の大御所で世界的に名が知られているのがユッスー・ンドゥールです。

音楽を聴いていて、この人は音楽をやるために生まれてきた人なのだろうな・・・と感じることが時々ありますが、ユッスー・ンドゥールはまさに音楽をやるために生まれてきたのでしょう。
ユッスー・ンドゥールは西アフリカの代表的な民族であるウォロフ族の出身で、古くから音楽や思想を伝承する「グリオ」の家系に生まれています。
グリオについてウィキで調べてみると…
グリオ(griot、マンディンカ語:ジャリ(jali))は、西アフリカの世襲制の職業音楽家。グリオは単に楽器の演奏をするだけではなく、歴史上の英雄譚、遠方の情報、各家の系譜、生活教訓などをメロディーに乗せて人々に伝えることを本来の目的としている。文字のなかった時代には彼らの役割は大きく、その知識量の豊富さから王の側近などに取り立てられるグリオもいた。
とありました。世襲制の家系に生まれてくるなんてまさに運命なのでしょう。

そんなユッスー・ンドゥールが世界に知られるようになったのは、セネガル系移民が多いフランスでピーター・ガブリエルと出会ったのがきっかけです。
その後、ピーター・ガブリエルの名盤「So」に参加し、世界的に有名になりました。

ユッスー・ンドゥールの音楽のすばらしい点は「リズム」「ノリ」「声」でしょう。
音楽的にも言語的(つまり歌詞的)にも非常に躍動感があり、これは英国人でも米国人にも真似できないと思います。
そしてセネガルをはじめさまざまな民族音楽のエッセンスを基に欧米のポピュラーミュージックを融合させていくその音楽はまさにオンリー・ワンといえます。
さらにグリオを血を引くだけに歌詞は非常に社会性を帯びています。

さて本作品はユッスー・ンドゥールの第二作目です。
確実に歴史的名盤となるべき作品でしょう。
1990年にこれだけ躍動的で新しい音楽を創ったのは衝撃だったと思います。

個人的には7.MIYOKOが愛聴しています。
この曲は民俗音楽の普及に努められたアキヤヤミヨコ女史に捧げられた曲なのですが、コーラスの歌詞が


ミヨコ!ミヨコ!ミヨコ!アキヤマ~♪


と名前を叫ぶだけで最高にクールです。
もうアキヤマの発音のよさは必聴です!

世界で成功を収めたユッスー・ンドゥール、そのグリオの精神は継承されており、アメリカによるイラク攻撃に抗議して彼はアメリカン・ツアーを中止したそうです。商業的にはかなりの損失でしょうが、その筋の通った姿勢は評価されるべきものでしょうね。
機械があれば是非、ユッスー・ンドゥールの音楽を!

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by deaconred | 2007-10-23 23:58 | Rock(90年代)

PHOEBE SNOW

自分の音楽履歴を振り返ってみると・・・
①クラシック
②テクノ
③プログレ
④STEELY DAN(笑)
⑤クロスオーバー
⑥ジャズ
という順番になります。

この中で決定的にかけているのがアメリカ的ブルースフィーリングなのです。
一応、ジャズを演奏させていただいていますが、ブルースフィーリングの欠如というのは最も欠けてはいけない部分だと思います。

既にその事実に気が付いてからずっとアメリカ的ブルースフィーリングな音楽を聴くように心がけているつもります。

その訓練(?)のかいあってか最近、彼女の音楽と声がしっくり来て泣けてきました。
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PHOEBE SNOW
(1973年作品)

1.GOOD TIMES
2.HARPO'S BLUES
3.POETRY MAN
4.EITHER OR BOTH
5.SAN FRANCISCO BAY BLUES
6.I DON'T WANT THE NIGHT TO END
7.TAKE YOUR CHILDREN HOME
8.IT MUST BE SUNDAY
9.NO SHOW TONIGHT
10.EASY STREET

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→PHOEBE SNOWの名前を知ったのはこのブログの最初の記事で紹介したTHE NEW YORK ROCK AND SOUL REVUEというCDです。
丁度、DONALD FAGENが参加している作品として購入したのがきっかけです。

特にブルースフィーリングが強いと言うわけではないのですが、ブルース、ゴスペル、ジャズをルーツにした音楽と彼女の声の特徴であるブルージーな節回しがやっとなじんできたのです。
ブルース、シャッフル、この鬼門を早く突破しなければ・・・^^;

PHOEBE SNOWはNYC出身で、この作品がデビュー作にして最高傑作として知られています。音楽的にはJONI MITCHELLやRICKIE LEE JONESのようなシンガーソングライター系です。全体を通して彼女のアコースティック・ギターと声に全てを委ねて聴けば至宝の時間となることでしょう。

個人的に興味深いのは曲によってエレキ・ベースとアコースティック・ベース(つまりはウッド・ベース)を使い分けている点です。
全体的に曲調が変わらない中でこの使い分けは勉強になりますね。シャッフルの曲ではエレキを使っているのですが、これはわかる!わかる!と賛同。
ウッド・ベースでシャッフルの曲をやると何を弾いていていいか全く分からないのです(^^;
それは私の腕の問題なのでしょうが、プロでもやりにくいのかな~と勝手に想像(^^;

2.HARPO'S BLUES、3.POETRY MAN、8.IT MUST BE SUNDAYでサックスを吹いているのはZOOT SIMSです。
当時のことは分かりませんが、新人の作品にこれほどの大物をもってくるあたりにプロデューサーであるDINO AIRALIの力の入れようが伝わってきますね。
他にも2.HARPO'S BLUESのピアノにTEDDY WISONを、5.SAN FRANCISCO BAY BLUESにいたってはBILL EVANSのトリオで知られているCHUCK ISRAELSを迎えてデュオでの演奏を吹き込んでいます。
この豪華なメンバーにも注目です。

全体的にしっとりとした時間を体験できる名盤ですね。
ジャケットのインパクトもなかなかです(笑
あー今日は女性ボーカルが聴きたい!という晩にいいかもしれません。

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by deaconred | 2007-10-17 22:41 | Rock(70年代)

THE NIGHTFLY TRILOGY[Box set]

本日は手抜きなブログを・・・

かなり前からその発売が噂されているDONALD FAGENのソロ3部作がどうも来月に発売されるもようです。

公式サイトにもアマゾンにもTowerにもHMVにも詳細載っていました。
ほぼ確実かな??

ただ、日本盤は出るのでしょうか?
出るなら日本盤を買いたいです。
ただDVDAudioではなくSACDで出して欲しいです。
DVDAudioはまだ再生できる環境ではないので・・・^^;;;

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THE NIGHTFLY
Track Listing

1. "I.G.Y."
2. "Green Flower Street"
3. "Ruby Baby"
4. "Maxine"
5. "New Frontier"
6. "The Nightfly"
7. "The Goodbye Look"
8. "Walk Between Raindrops"

MVI Extras
Bonus Audio:
1. "True Companion"
2. "Green Flower Street" (Live)
3. "Century's End"

Bonus Video:
1. "New Frontier"
2. "Century's End"


KAMAKIRIAD
Track Listing

1. "Trans-Island Skyway"
2. "Countermoon"
3. "Springtime"
4. "Snowbound"
5. "Tomorrow's Girls"
6. "Florida Room"
7. "On The Dunes"
8. "Teahouse On The Tracks"

MVI Extras
Bonus Audio:
1. "Big Noise New York"
2. "Confide In Me"
3. "Blue Lou"
4. "Shanghai Confidential"

Bonus Video:
1. "Tomorrow's Girls"
2. "Snowbound"

MORPH THE CAT
Track Listing

1. "Morph The Cat"
2. "H Gang"
3. "What I Do"
4. "Brite Nitegown"
5. "The Great Pagoda Of Funn"
6. "Security Joan"
7. "The Night Belongs To Mona"
8. "Mary Shut The Garden Door"
9. "Morph The Cat" (Reprise)

MVI Extras
Bonus Audio:
1. "Rhymes"
2. "Hank's Pad" (Live)*
3. "Viva Viva Rock 'N' Roll"* (Live)
4. World Cafe Interview (2006)

BONUS DISC
Track Listing

1. "Rhymes"
2. "Big Noise New York"
3. "True Companion"
4. "Confide In Me"
5. "Blue Lou"
6. "Shanghai Confidential"
7. "Green Flower Street" (Live)
8. "Century's End"
9. "Hank's Pad" - (Live)*
10. "Viva Viva Rock 'N' Roll" - (Live)*
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by deaconred | 2007-10-16 22:52 | Rock(00年代)

NOW THAT EVERYTHING'S BEEN SAID

なんだか今年は大物の来日が相次いでいるような気がします。

単独ではありませんが、来月来日公演を行うのがキャロル・キングです。
なんと17年ぶりの来日とか・・・
勿論、行きたい気持ちはあるのですが今年はお金使いすぎなので今回はスルーします^^;

キャロル・キングと言えば数々の名曲を生み出していますが、この作品も忘れてもらっては困ります。
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NOW THAT EVERYTHING'S BEEN SAID/THE CITY
(1968年作品)

1.SNOW QUEEN
2.I WASN'T BORN TO FOLLOW
3.NOW THAT EVERYTHING'S BEEN SAID
4.PARADISE ALLEY
5.MAN WITHOUT A DREAM
6.VICTIM OF CIRCUMSTANCE
7.WHY ARE YOU LEAVNG
8.LADY
9.MY SWEET HOME
10.I DON'T BELIEVE IT
11.THAT OLD SWEET ROLL (HI-DE-HO)
12.ALL MY TIME

***************************************************

→キャロル・キングと言えば1971年の「TAPESTRY」(つづれおり)という歴史的名盤ですが、忘れてはならないのは1968年に録音された本作です。

キャロル・キングががダニー・コーチマー、チャールズ・ラーキーと結成したバンドの唯一の作品です。
しかしダニー・コーチマーが記している通りこの作品はどこからどこまでもキャロル・キングの作品です。彼の弁によれば彼女が彼らにピアノにてパートを弾いたりして彼らに作りたい音楽を理解され作品は作られたようです。
”歴史的名盤である「TAPESTRY」の種はここで蒔かれた”という記述がとても興味深いです。

ロックに関して言えば、某ミュージシャンが証言している通り、「60年代後半」は麻薬にもお金にも汚染されていない最も純粋な時期だったと感じます。
幸運にも録音に当時の音楽を聴くことが出来ますが、まさに60年代後半のロックというのは一種に魔法というべき「純粋さ」があるというのは感じます。
この作品は1968年の作品ですが、限りなく純粋に近く、音楽としての力を放ち続けているように感じます。

それこそこの作品の価値であり、70年年代へとロックを拡張させている力だったのでしょう。
(最終的にその拡張が「薬」によって汚染されたことは残念でなりません)

楽曲的には前半の曲が圧倒的な存在感を感じさせます。
1.SNOW QUEENはソフト・ロックの超名盤であるロジャーニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズでも取り上げれられている名曲ですね。
ドラムが凄い!とクレジットを見ると後に超売れっ子になるドラマー、ジム・ゴードンでした!
彼はSTEELY DANの「PRETZEL LOGIC」にクレジットされてたのを思い出しました。
ベース(多分当時の恋人であったチャールズ・ラーキーが弾いているのでしょう)との掛け合いもばっちりで鳥肌ものです。60年代でこういったアプローチをしているのはかなり斬新だと思います。
そして何と言っても3.NOW THAT EVERYTHING'S BEEN SAIDですね。
「夢語り」という邦題になっていますが、まさに60年代の夢が詰まっている曲かもしれません。
当時では斬新だと思われる詩に大胆にリズムを変えるアレンジ、美しいコーラスワーク、どのパートも実に印象的です。惚れてしまいます。

キャロル・キングの「TAPESTRY」を愛聴している人で万が一、この作品が未聴であれば強くオススメします。「TAPESTRY」はこの作品聴かずしては語れません。

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by deaconred | 2007-10-15 23:35 | Rock(60年代)

THE POLL WINNERS

秋の夜長はジャズ・ギター。

なんだか昨晩に少し聞いただけなのに本日脳内で延々とリプレイされていました。
もう今晩は他の曲を聴くのではなくて徹底的に聞きたいと思います。

秋の夜長のジャズ・ギター。
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THE POLL WINNERS
(1957年録音)

BARNEY KESSEL:g
RAY BROWN:b
SHELLY MANNE:ds

1.JORDU
2.SATIN DOLL
3.IT COULD HAPPEN TO YOU
4.MINOR MOOD
5.NAGASAKI
6.ON GREEN DOLPHIN STREET
7.DON'T WORRY `BOUT ME
8.YOU GO TO MY HEAD
9.MEAN TO ME

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→バーニー・ケッセル、レイ・ブラウン、シェリー・マンの3人によるギター・トリオです。
名づけてザ・ポール・ウィンナーズ。

1957年の某雑誌による各楽器人気投票で1位に輝いた3人が終結した作品で、とにかく聴きやすいというのが特徴でしょう。心を空っぽにして愉しめるジャズです。
何と言ってもこのバカバカしいジャケットがこの作品の脱力感を表現していると思います(笑

私がジャズを聴き始めて間もない頃にLPにてこの作品に出会いました。
当時、最も興味を持って聴いてたレイ・ブラウンが満面の笑みで映っているこのジャケットに魅かれて即購入。
最近CDを購入するまでずっとLPで愉しんでいたのです。

モダン・ジャズのギターはチャーリー・クリスチャンによって開拓されていくのですが、バーニー・ケッセルは幸運なことに16歳でチャーリー・クリスチャンと出会い、以後チャーリー・クリスチャン系譜のプレイを展開していきます。
音色が他のギタリストに比べてしっかりとした輪郭を持っており、フレーズの起承転結も明確です。それでいてテクニシャンな一面が出てくるのが彼のギターの特徴ではないでしょうか?

さすがに3人の職人によるプレイなのでどこまでも安心して聞けますね。
ただ、低音好きからすればレイ・ブラウンの個性が少し消えているのが残念です。
もっともっとレイ・ブラウンの神がかり的なフレーズが出てくれば面白い盤になっていたでしょう。

どうでもいいのですが、この作品はロスでの録音なのです。
ジャケットの背景に広がる大地は当時の西海岸なのでしょうね。
やっぱりアメリカは広いですね~

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by deaconred | 2007-10-09 22:58 | Jazz

ANNIVERSARY

久々にスタジオに行って練習してきました。

やっぱりコンボでの練習は楽しいです。
一人の基礎練習は・・・^^;

もっと練習しないとダメですね・・・。

週末と言うこともあり、今晩はじっくりとジャズを。
これも全ての音楽ファンにオススメできる1枚ですね。
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ANNIVERSARY/STAN GETZ
(1987年録音)

STAN GETZ:ts
KENNY BARRON:pf
RUFUS REID:b
VICTOR LEWIS:ds

1.EL CAHON
2.I CAN'T GET STARTED
3.STELLA BY STARLIGHT
4.STAN'S BLUES
5.I THOUGHT ABOUT YOU
6.WHAT IS THIS THING CALLED LOVE?
7.BLOOD COUNT

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→モダンジャズの巨人、GETZのライブ盤です。
1987年のコペンハーゲンでの録音です。今年の春にコペンハーゲンに行った際に潰れている事実をしったカフェ・モンマルトでの録音ですね。残念(><)
欧州らしい録音でGOODです。

音楽とは本当に不思議なもので、メンバーが変われば演奏もガラっとかわります。
実を言うと昔からGETZが好きではなかったのですが、ピアニストのKENNY BARRONと出会ってからのGETZは本当に好きなのです。

なぜこんなに違いが出るのかは分かりません。
晩年になってより演奏に円熟味が出てきたのか、KENNY BARRONとの出会いがそうさせたのか・・・。
全体的に「脱力」された演奏であり、個々人の演奏が共鳴しあってものすごい一体感が出ています。
バッキングの完成度が高いのでGETZものびのびとソロを展開しています。本当に名演です。

私は低音好きなのでどうしてもベースに耳が行ってしまいますが、ジャズにおいて最も私の理想に近い演奏をしているのがRUFUS REIDです。
タイム感、フレーズ、アドリブ、全て参考になります。
特にアドリブは4ビートの延長という形式で展開されるのですが、ベースラインだけ聴いても十分音楽に聞こえてしまうのが素晴らしいです。
コード感がしっかり出ている証拠なのでしょうね。非常に参考になります。

選曲はバラードとブルースが中心で、とても聞きやすい選曲です。
親しみなれた曲で、ここまで濃い演奏が出来るのは本当に各人のプレーが素晴らしい証拠なのでしょう。

一つ残念なのがジャケットですね^^;これだけはどうにも出来ません^^;
このコペンハーゲンでの演奏は「SERENITY」という同日録音の作品があるのですが、共に超オススメです。

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by deaconred | 2007-10-06 23:50 | Jazz

FLIGHT TO DENMARK

最近、また海外に旅行に行くと言う計画が周辺で囁かれています。

今年、エイ!っと北欧に旅立ったわけですが、今までの引きこもり生活が嘘のように楽しかったわけでいろんな国に行きたい!と思うようになったので割と前向きに考えています。

私は占いを信じるほうで、特に手相は絶対当たると思っています。
過去に何度か手相を見てもらったのですが、共通して言われることは①大器晩成②旅行好き③自分のできることを他人が出来なければイライラする(笑)の3点でした^^;
①はそうであって欲しいと願い、③については納得。
ただ、②だけは引きこもりだっただけに全くそんなことないなぁ~と思っていたのですが、もしかして当たっていたのかもしれません。

また海外に行くなら是非、北欧に行きたい!と思っています。
今年の旅行前に聞いておかなければいけないCDを最近やっと安価になって購入。

また行くならデンマークも良いかもです♪
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FLIGHT TO DENMARK/DUKE JORDAN
(1973年録音)

DUKE JORDAN:pf
MADS VINDING:b
ED THIGPEN:ds

1.NO PROBLEM
2.HERE'S THAT RAINY DAY
3.EVERYTHING HAPPENS TO ME
4.GLAD I MET PAT [Take 3]
5.GLAD I MET PAT [Take 4]
6.HOW DEEP IS THE OCEAN?
7.ON GREEN DOLPHIN STREET
8.IF I DID - WOULD YOU? [Take 1]
9.IF I DID - WOULD YOU? [Take 2]
10.FLIGHT TO DENMARK
11.NO PROBLEM [Take 2]
12.JORDU

***************************************************

→DUKE JORDANは聞けば聞くほど日本人が好きそうなピアニストだな・・・と感じます。
この哀愁、刹那的な美しさ、とても日本人の美学に通ずるものがあるように感じます。
また、彼の性格が地味で、経歴が非常に苦労人である点も日本人に好まれているのかもしれません。

DUKE JORDANはモダンジャズの夜明けとともに活動を始めたピアニストで、バップの創始者であるCHARLES PARKERの元でピアノを弾き、その後も有名なミュージシャンとの仕事をすすめていきますが、実力のわりに生活がうまく行かず、1960年代には引退し、タクシーの運転手をしていました。

そんな生活に嫌気がさしたDUKE JORDANは他のミュージシャンと同様に欧州に逃亡します。
パリで再びピアニストとしての仕事を続け、欧州を回っていた彼はデンマークに居を構え欧州での活動に本腰を入れます。

そして彼が再びニューヨークに突然戻ったのが1973年です。週1回のペースで演奏をしていた彼のピアノはたちまち評判となり、いつのまにか長蛇の列ができるようになります。
そして再び彼に作品を録音をするチャンスが巡ってきて彼は欧州に戻り作品を録音します。
その録音の中から発表されたのが本作品というわけです。
実に11年ぶりの作品発表となりました。

DUKE JORDANのピアノはとても中性的に感じます。黒人のフィーリングを持ちながらもリリカルで繊細な音を出します。時には芯の太い音も出しますが、いい感じに脱力している点が素晴らしいです。

この作品は選曲がまた素晴らしいですね。
黒人フィーリング満載の1.NO PROBLEMはピアノ以上にMADS VINDINGのベースに注目です。邦題は「危険な関係のブルース」として知られています。

2.HERE'S THAT RAINY DAYはお馴染みのスタンダードナンバーです。
BOSSANOVAで演奏されることが多いですが、ここでは非常にゆっくりとしたテンポでスイングによる演奏になっています。
雨の日の憂鬱さと一種に美しさが見事に表現されています。

この作品で一番好きな曲が3.EVERYTHING HAPPENS TO MEです。
もともとDUKE JORDANは歌物の演奏が得意に感じているのですが、そのセンスがこの曲で一番発揮されています。
アドリブで紡ぎだされるメロディはどこまでも切なく美しく涙が出そうになります。
非常にシンプルにまとまっているあたりが才能なのでしょう。

不遇の時代を経て見事に復活したDUKE JORDANのピアノ、そこにある美しさは決して派手なものでないところが最高の魅力なのかもしれません。
北欧での生活もこの作品に大きく影響されているのかもしれませんね。
また北欧に行くことがあれば、現地でこの作品聞きたいと思います。

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by deaconred | 2007-10-01 23:38 | Jazz

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


by deaconred
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