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THE OSCAR PETERSON TRIO LIVE AT THE LONDON HOUSE

取り上げるのが遅くなりました。訃報です。

モダン・ジャズピアノの巨匠、オスカー・ピーターソンが23日お亡くなりになったそうです。
ご冥福をお祈りいたします。

彼の演奏の中から気に入っているライブ盤を。
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THE OSCAR PETERSON TRIO LIVE AT THE LONDON HOUSE
(1962年録音)

OSCAR PETERSON:pf
RAY BROWN:b
ED THIGPEN:d

1.THERE IS NO GREATER LOVE
2.I REMEMBER CLIFFORD
3.AUTUMN LEAVES
4.BLUES FOR BIG SCOTTIA
5.SWAMP FIRE
6.I LOVE YOU
7.PUT ON A HAPPY FACE
8.OLD FOLKS
9.WOODY'N YOU
10.YESTERDAYS
11.DIABLO
12.SOON
13.THE LONESOME ONE

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→オスカー・ピーターソンがお亡くなりになりました。
非常に残念です(;0;)

今晩聞いているのはオスカー・ピーターソンの盟友2人とともにした黄金トリオのノリに乗ったライブを。
「LIVE AT THE LONDON HOUSE」ですが、英国ではなく、米国はシカゴでの録音です。

「LONDON HOUSE」でのライブ録音は3枚に分けて発売されていたそうですが、CD化にあたってそのうち2枚を1枚のCDにしたそうです。そういう意味でこのCDは非常にお買い得です。

さて、オスカー・ピーターソン、レイ・ブラウン、エド・シグペンの3人での演奏はジャズの最も基本的な要素を最大限に楽しむ事が出来る演奏です。
それゆえに全世界の人から愛され続けているのでしょう。
こんなに基本的なことがいかに素晴らしいか!そういう演奏です。
料理で言えば玉子焼きがこんなにも難しくてこんなにも美味しかったのか!というような感じです。

ピーターソンのピアノは繊細なフレーズもダイナミックなブロック・コードもアグレッシブな演奏もリリカルな演奏もこなせる万能型です。どんな曲でもどんなリズムでもどんなテンポでもピーターソン節が出てくるのが素晴らしいです。
それにあわせるレイ・ブラウンのベースとエド・シグペンのドラムもまた基本に忠実でありながら時に高度なテクニックを入れてくるあたり本当に息のあった3人なんだな・・・と感じてしまいます。

そしてピアノ・トリオを愉しむ上で大切なのが選曲ですね。
親しみやすいスタンダードを中心に演奏されているので心を空っぽにして楽しめます。

一番愛聴している(というか勉強になる)のはベニー・ゴルソンが書いた渾身のバラード、2.I REMEMBER CLIFFORDです。
テーマをスローで演奏しているのですが、アドリブの途中、サビからドラムとピアノが倍転します。しかし、ベースはそれまでのリズムをキープして見事なタイム感でスイングするのです。
このタイム感が私の目指すところ。このスイング感こそ私が目指すスイング感なのです。
こういうべースを一度でいいから弾いて見たと思いますね。
勿論ピーターソンのピアノも素晴らしいです。

オスカー・ピーターソン、実に残念です。
ご冥福をお祈りいたします。


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by deaconred | 2007-12-27 23:52 | Jazz

AERODYNAMIK,LA FORME

9月6日のブログに書いたのですが、ピコピコの神、KRAFTWERKのリミックスが発売!というネタを書きました。

その後、仕入れに向かってはチェックしていたのですが、なかなか出会えず、またもや発売延期なのか?と思っていました。

先週、仕入れに行ったとき、ふと洋楽のシングルコーナー(そんなのあったのね)に行ったら発売しているじゃないですか!

そういうわけで早速購入!!

基本的にリミックスですが、やっぱり神は神。

鬼カッコいいです。

ファンは買ってください^^;

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AERODYNAMIK,LA FORME/KRAFTWERK
(2007年RE-MIX)

1.AERODYNAMIK [Intelligent DeSign Mix]
2.LA FORME [King of the Mountains Mix]

REMIX BY HOT CHIP

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by deaconred | 2007-12-25 23:54 | Electoronica

FULL CIRCLE

歴史的事件です。

いやはや・・・正直、驚きました。
色々と音楽を聴いていきましたが、10年ぶり!とか20年ぶり!というのは聴いたことありましたが、正直、

40年ぶり

というのは初めて聴いたような気がします。

90年代の渋谷系ムーブメントの中で、日本中で知られるようになったあの傑作から40年。
まさかのセカンド・アルバムリリースです^^
本当に奇跡ですよね。
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FULL CIRCLE/ROGER NICHOLS&THE SMALL CIRCLE OF FRIENDS
(2007年作品)

1.TALK IT OVER IN THE MORNING
2.THE DRIFTER
3.LET ME BE THE ONE
4.OUT IN THE COUNTRY
5.I KEPT ON LOVING YOU
6.THE WINNER'S THEME
7.YOU'RE FOOLIN' NOBODY
8.WATCHING YOU
9.ALWAYS YOU
10.I'M COMIN' TO THE BEST PART OF MY LIFE
11.I'M GONNA FIND HER
12.LOOK AROUND

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→ソフトロックファン陶酔!ROGER NICHOLS&THE SMALL CIRCLE OF FRIENDSから40年の時を経て彼らのセカンド・アルバムが登場してしまいました!

昔は紙ジャケ派だった私は、最近になってその収まりの悪さから紙ジャケを買うことなかったのですが、さすがにこの作品は紙ジャケでも買ってしまいました^^
非常に思い入れの強い作品です。

ROGER NICHOLS&THE SMALL CIRCLE OF FRIENDS(以下SCOF)はロジャー・ニコルスとマクレオド兄妹の3人なのですが、40年前は上記作品を発売した後に別々の人生を歩み、全く連絡を取っていなかったそうです。
それが90年代の再評価の中、25年ぶりに3人が再開し、あっという間に当時の状態に戻ったそうです。
そして今年になって奇跡のリリースとなったわけですが、初めて聴いた瞬間、あの「音楽の魔法」にかかった!と思えるほど素晴らしいものです。

楽曲の提供は盟友のポール・ウイリアムスです。ロジャニコ×ポールというコンビで駄作が出来るわけがありません。一部の曲を除いてどこかで聴いたことある曲ばかりですが、どれも新鮮でこれは完璧に「新譜」と呼べるでしょう。

一番感動したのはポール・ウイリアムスの楽曲で最も好きな2.THE DRIFTERがロジャニコでも聴けたことでした。
この曲を始めて聴いたのは私が棺桶にも入れたいと思っている愛聴盤であるHE SECRET LIFE OF HARPERS BIZARRETです。
それ以来、何度も何度も聴き、今年の○○式でのエンディングで使用したぐらいです。
この作品ではサビのメロディが少し変わっていたのと、ベースラインが自分の好みではなかった点が気になりましたが、それでも大満足。すでにヘビーローテーションとなっています。

それにしても全体的に彼らのコーラスに全く衰えを感じさせないのが驚きですね。
正直、ピッチなど多少は不安定になっているかな?と思っていましたが、全く持って問題なし。
最高のコーラスワークを聞かせてくれています。

ただ、一つ気になるのは録音です。
非常に音が「綺麗」過ぎるのです。
デジタル時代の録音なのでしょうか、無菌室で育ったような音なのが非常に気になります。
(私の使用しているオーディオの問題なのか??)
意図的にそういうミックスになっているのでしょうか?綺麗な録音すぎて若干の気持ち悪さを感じます。音的には1968年の前作のほうが遥かに落ち着きますね。

ライナーノーツにはリチャード・カーペンター、A&Mレコードのハープ・アルパート、ポール・ウイリアムス、トニー・アッシャー、ジョン・ベティスと大物がコメントを寄せています。
この作品がリリースされることの重大さがよく分かりますね。

個人的に1960年代後半の音楽には魔法が宿っていると思っていますが、この作品にも間違いなくあの時代の「魔法」が掛かっています。
素晴らしいこの「魔法」に一度、かかってみませんか?

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by deaconred | 2007-12-24 20:45 | Rock(00年代)

GREG LAKE IN CONCERT

最近、自分の聞いている音楽を整理してみると・・・
全くプログレを聴いていないことに気が付きました。

こんなことではいけない!!

と10代のプログレ魂に再点火!

HDウォークマンのジャンルからプログレを選択してプログレ聞きまくりでした。

中でもやっぱり好きだったのがGREG LAKEですね。
彼の声は本当にプログレ向きだと思います。
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GREG LAKE IN CONCERT
(1981年録音)

1. MEDLEY:A. FANFARE FOR THE COMMON MAN
2. KARN EVIL 9/NUCLEAR ATTACK
3. THE LIE
4. RETRIBUTION DRIVE
5. LUCKY MAN
6. PARISIENNE WALKWAYS
7. YOU REALLY GOT A HOLD ON ME
8. LOVE YOU TOO MUCH
9. 21ST CENTURY SCHIZOID MAN
10. IN THE COURT OF THE CRIMSON KING

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→今日の通勤で聴いていた1枚です。
EL&P解散後の1981年にゲイリー・ムーアとともに行ったソロ・コンサートの模様を納めた作品です。
歴史的名盤というよりも「貴重な音源」という位置づけで聴いていただければいいと思います。

この作品で最も興味深い点はそれまでのキング・クリムゾンやEL&Pでの中ではその真髄を発揮できなかったグレッグ・レイクのギタープレイが堪能できるという点でしょう。
そもそも青年時代に演奏していたのはギターであり、クリムゾンでは独裁者ロバート・フリップ大先生がギターを弾くわけでレイクがギターを弾く余地はなかったのでしょう。
(奇遇にもレイクが通っていたギタースクールにフリップ大先生も通っていたというから世界は狭いものです)
EL&Pは基本的にキーボード・トリオの形態をとったのでキース・エマーソンがシンセでベースラインを弾く場合でのみレイクのギターが生きています。
それまでのキャリアの中でベーシストとして評価されてきたレイクが自らギターを手に取り、共演するミュージシャンに英国人間国宝(^^)のゲイリー・ムーアを選んだというのはもう涙ものです。

初めて聴いた時の感想としてはバンドとして非常にまとまっているという点ですね。
ギター、ギター、鍵盤、ベース、ドラムというシンプルな構成ながらEL&P時代の名曲からゲイリー・ムーア関連の名曲、さらにはクリムゾンのあの名曲までなんなく演奏している点が実に素晴らしいです。

最初の山場はグレッグ・レイクの代表曲である5. LUCKY MANでしょう。
解説によればこの曲はレイクが若干12歳の時に作曲された曲でグレック・レイクファンにはお馴染みの曲です。
個人的にはグレック・レイクの声が非常に好きなのですが、この曲でのヴォーカルは特に素晴らしいですね。奥深い。

会場が最高に盛り上がるのは何と言ってもキング・クリムゾンの衝撃の名曲である9. 21ST CENTURY SCHIZOID MAN(21世紀の精神異常者)から10. IN THE COURT OF THE CRIMSON KING(クリムソン・キングの宮殿)の流れでしょう。
正直、私の音楽人生の中でこの2曲は衝撃的事件と言っていいでしょう。
キング・クリムゾンの音楽に出会っていなければプログレの道には入っていなかったでしょうし、ロックについてここまでのめりこんで行く事もなかったと思います。
当時のオリジナルメンバーであったレイクのヴォーカルで再度、この名曲が聴けるだけで幸せです。
9. 21ST CENTURY SCHIZOID MAN(21世紀の精神異常者)ではあの脅威のギタープレイを一糸乱れるユニゾンで演奏しています。ここは何度聴いても鳥肌ものですね。
プログレファンは必聴です。
10. IN THE COURT OF THE CRIMSON KINGはそのスケールの大きさにぶっ飛んでしまった曲です。
フリップ先生の「独裁」を象徴するかのように大きく聳え立つ「真紅の宮殿」に畏怖してしまいます。
この曲のオリジナルは1968年なのですが、1981年に再現された宮殿は当時のままで、フリップ大先生の言う「扉の向こう側」(=つまりは非日常的体験による音楽体験)を扉の閉まってしまった80年代においても体験できるという点が素晴らしいの一言です。
この曲には根源的な音楽的力が備わっているのでしょう。

久々にプログレ魂に点火してみるとやっぱりプログレは良いですよね。
年末はプログレもたくさん聞いていきたいと思った次第です。


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by deaconred | 2007-12-20 23:26 | Rock(80年代)

GOODBYE CRUEL WORLD

最近、ヘビーローテーションで聴いている1枚を。

移動中は専らHDウォークマンで音楽を聴いているのですが、Rock80年代のカテゴリーに登録されているNIGHTFLYの次に収録されているのがこのアルバムなのです。
NIGHTFLYを毎日聴いていると自然と次にこのアルバムが流れるのでよく聴いているというわけなのです^^;
(結局はフェイゲン先生ネタふりですね)
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GOODBYE CRUEL WORLD/ELVIS COSTELLO
(1984年作品)

1.THE ONLY FLAME IN TOWN
2.HOME TRUTH
3.ROOM WITH NO NUMBER
4.INCH BY LUNCH
5.WORTHLESS THING
6.LOVE FIELD
7.I WANNA BE LOVED
8.THE COMEDIANS
9.JOE PORTERHOUSE
10.SOUR MILK COW BLUES
11.THE GREAT UNKNOWN
12.THE DEPORTEES CLUB
13.PEACE IN OUR TIME

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→1984年に発売されたコステロ先生の9枚目の作品です。
それにしてもコステロ先生、多作ですね。
パブロ・ピカソの偉大さは何と言ってもその「多作さ」である。と言われますが、それに匹敵するぐらい多作ですね。

さて、コステロ先生はパンクの嵐吹き荒れる1970年代後半にデビューし、その独特の風貌と歌詞から「怒れる若者」と言った表現をされていた時代がありましたが、パンク以降の時代においてはそのセンスは衰えることなく、常に音楽シーンの最先端をリードしてきました。
時代が音楽を作るのか、音楽が時代を作るのかは分かりませんが、コステロ先生の場合は前者でしょう。
その時代に関係なく、自己の音楽が出来ると言う点で天才なのかもしれません。

この作品は個人的に愛聴しているのですが、本人の評価は散々で、最低な作品と位置づけているようです。その本当の理由は何か?かなり気になるところですが、私は真実を知りません・・(--;)

曲の中で一番好きなのは7.I WANNA BE LOVEDですね。
この曲は80年代の象徴とも言えるPVでも人気だったそうです。内容的には証明写真(?)を撮るBOXの中で次々とキスされるという内容。
「愛されたい」というテーマからこういう内容になったのでしょうか?
それまでのロック調やR&B的な路線ではなく、スイートソウル的な音作りが印象的です。
途中の転調がまたタマラナク良いですよね。私は単純な男です。

そしてコステロ先生の奇才ぶりが堪能できるのが8.THE COMEDIANSです。
この曲は5拍子なのですが、このサラっと5拍子の曲を書いてしまうあたり恐るべしです。
かつて5拍子でポップスを書いたアーティストがいたでしょうか?(プログレはポップスではない)
まさに奇才です。

ジャケットは意味不明ですね。
なぜ山頂(?)でフェンシングをしているのでしょうか?^^;;
タイトルのGOODBYE CRUEL WORLDとは残酷な世界よさようなら!という意味なのでしょうか?
今年は残酷な事件が多かったように感じるので是非、そんな世界からさよならしたいものですね。
今年の漢字が「偽」だなんてあまりにも寂しすぎます(;0;)


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by deaconred | 2007-12-17 22:15 | Rock(80年代)

【雑記】ライブ

12月15日、ライブでした。

会場は完全にロックの箱。タイバンのバンドさんもロックな感じでした。
ただ、会場の規模も大きく、音響も本格的。プロのPAさんのおかげでかなりいい音で演奏できました。
会場も大入りで満足のいくライブだったと思います。


演奏曲は・・・

1.Take the 'A' Train
2.Watermelon Man
3.Summer Time
(以下ボーカル入)
4.Almost Like Being Love
5.The Nearness Of You
6.This Masquerade

でした。
午前中からリハをしていたのですが、移動中に楽器をぶつけたのか駒の位置が若干、右にずれていました。
ライブ本番までに素人ながら修正したのですが、そろそろ本格的にケアしなければいけないと思います^^;
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by deaconred | 2007-12-15 23:42 | 雑記

【雑記】SHM-CD

少し前の記事なのですが、ちょっと気になったので取り上げて見ます。


ユニバーサルミュージック、ビクターと共同開発した新素材の高音質CD「SHM-CD」を発売

CD発売から25年を迎えた今年。ユニバーサルミュージックと日本ビクターが共同開発した、新素材による高音質CDが発売される。

SHM-CD(スーパー・ハイ・マテリアル・CD)と呼ばれるこのCDは、通常の素材とは異なるポリカーボネイト樹脂系を使用。この新たな素材は液晶パネルにも採用されている透明性の高いポリカーボネイトで、音質的には通常のCDに比べ「歪み度が少なく」「透明性が向上」「解像度を高める」などのメリットを引き出すことに成功しているという。

発売されるタイトルは、ユニバーサルミュージックより発売中の作品の中から、クラシック20タイトルとジャズの30タイトルを厳選。価格は1枚2,800円で、このほか2枚組が5,000円、3枚組は7,500円となっている。発売日は11月21日で、初回プレス限定となる。
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っと新しい素材ににて高音質を実現したCDのようです。
来年にはSTEELY DANの「彩」と「GAUCHO」もリリースされる模様。

基本的にSTEELY DANの作品は全部買うことにしているのですが、今回はパスしようかなと・・・。
ただ、どんな音なのかはちょっと気になりますね^^;
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by deaconred | 2007-12-14 18:17 | 雑記

CHICK COREA'S AKOUSTIC BAND

ドナルド・フェイゲンのソロを続けて紹介してきたので、本日もフェイゲンと行きたいところですが、さすがに続けすぎなので小休止。

今日はジャズを聴いてみようと思います。

今日のCDは現代最高峰のピアニスト、チック・コリアの作品。

丁度、先月のライブでご一緒したバンドが演奏していたのが印象に残っているのです。
最近、日本でもCMで使われていたので皆さんもきっとご存知の曲だと思います。
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CHICK COREA'S AKOUSTIC BAND
(1989年録音)

CHICK COREA:pf
JOHN PATITUCCI:b
DAVE WECKL:ds

1.BESSIE'S BLUES
2.MY ONE AND ONLY LOVE
3.SO IN LOVE
4.SOPHISTICATED LADY
5.AUTUMN LEAVES
6.SOMEDAY MY PRINCE WILL COME
7.MORNING SPRITE
8.T.B.C.
9.CIRCLES
10.SPAIN

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→どうしてこのCDを持っているのか記憶にありません。
某所のHMVで買ったことは覚えているのですが、なぜこのCDを買ったのでしょう?
安かったから??それとも名曲「SPAIN」を聴きたかったから??

チック・コリアは現在のジャズシーンのトップを行くピアニストと言えるでしょう。
デビュー当時はそれまでの伝統的なアコースティックなジャズを展開していましたがフュージョン色を強めていったバンド「Return To Forever」で時代の寵児となり、一気に名声を高め、現在に至ります。

さて、本作品が録音された1989年というのはジャズの時代でいうといわゆる停滞期(?)になるのでしょうか?特に体系的にこの時代のジャズを聴いていませんが、それほど大きな変化があった時代ではなかったように感じています。
そんな時代にあって、それまで電化していたエレクトニック・バンドのメンバーでアコースティックなジャズを演奏しよう、というのが本作品のコンセプトです。
ベースにはジョン・パティトゥッチ、ドラムにはデイブ・ウェックルを迎えています。
ジョン・パティトゥッチは元々、エレキベース奏者なのですが、ウッドベースもなかなかです。確かにエレキに比べて掛け合いの部分では負けてしまうのかも知れませんが、タイム感、スイング感が凄くしっかりしていてプロだな・・・と関心してしまいます。

さて、曲ですが、スタンダードを中心に演奏されていますが、そこは80年代飽和したジャズとでも表現しましょうか?テーマ自体にもアレンジが加えられています。
各人の演奏技術が高く、非常にスリリングなアドリブを展開しています。ども曲も聴き応えあるでしょう。

中でも一番聴かれるべきは今もなお世界中のミュージシャンが演奏している名曲10.SPAINでしょう。
SPAIN=チック・コリア、チック・コリア=SPAINです。
この曲はスペインの作曲家ホアキン・ロドリーゴの作曲したクラシック・ギター協奏曲であるアランフエス協奏曲の第二楽章(Adagio)をイントロとして用いています。
イントロ後のリフは私のような音楽センスのないものには難解すぎるほどの符割で、とても印象的です。最近、キリン生茶のCMにも使用されていたので皆さんもお聞きになっていると思います。
この演奏は名演と言えるでしょう。

多分、この曲を聴きたいためにこのCDを買ったのでしょう。と自分で納得。

ジャケットはもう既にジャズの「モダン」さを失った感じですね^^;
デイブ・ウェックルのポーズなんてもはやジャズではありませーん(汗)


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by deaconred | 2007-12-12 20:25 | Jazz

THE NIGHTFLY

さてさて長く引っ張りすぎています。
ドナルド・フェイゲンです。

そういえばSTEELY DANの音楽を支えてきたドラムのバーナード・パーディとベースのチャック・レイニーが来日していますね。私の住んでいる地域では近日、ライブがあるようですが、今年の夏のSTEELY DANの来日公演で散財してしまったので今回は諦めます^^;
ちなみにPEGとか演奏しているらしいです。
あー本当は行きたい^^;

我慢という意味でもフェイゲンを聞かないといけませんね。はい。
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THE NIGHTFLY/DONALD FAGEN
(1982年作品)

1.I.G.Y.
2.GREEN FLOWER STREET
3.RUBY BABY
4.MAXINE
5.NEW FRONTIER
6.THE NIGHTFLY
7.THE GOODBYE LOOK
8.WALK BETWEEN RAINDROPS

***************************************************

→稀代の天才、ドナルド・フェイゲンが1982年に発表したソロ・アルバムの登場です。

昨年、2006年にフェイゲンの3枚目のソロが発売されたことにより、ソロ3作の位置づけが
①1982年のナイトフライ:青年期(の幻想?)
②1993年のカマキリアド:中年期(の希望?)
③2006年モーフ・ザ・キャット:老年期(の沈思?)
をテーマしているそうです。

今日は6.THE NIGHTFLYから聴いてみます。

6.THE NIGHTFLYはフェイゲンが青年時代に熱中していたと思われる深夜ラジオが舞台です。フェイゲン自ら深夜ラジオのDJとなっているあたり、そうとう熱を上げていたのでしょうね。
個人的にこの曲はフェイゲンの楽曲の中で最も巧みに作りこまれた曲のひとつだと思います。
最初の印象は耳に馴染まない感じがしたりするのですが、聴けば聴くほど複雑なコード進行、きらめくハーモニーの虜になっていきます。
エレピとピアノは同じ符割なのですが、随所で違った和音を押さえており、音楽の厚みを増しています。非常に細かく聴くと凄いことやっているな・・・とため息です。
架空のDJ、フェイゲンが深夜に流しているのはソニー・ロリンズのレコードです。昨年の11月にネタにしていました^^;

7.THE GOODBYE LOOKは(おそらくキューバでの)革命について歌った曲です。
サンバっぽいリズムなのですが、これは2拍子という解釈でいいのでしょうか?
イントロから曲の印象を支配するマリンバっぽい音はシンセによるものなのでしょうか?
イントロ途中から最後までラリー・カールトンがいい仕事していますね。この曲では3人のギタリストがクレジットされていますが、適材適所で本当に素晴らしいです。
エンディングのマリンバはスティール・ドラムっぽい音色になっていてかなりカリブっぽい感じが出ています。

8.WALK BETWEEN RAINDROPSは最も思い入れが強い曲です。
このハッピーエンド感、(フェイクだけど)スイング感、ベースライン、全てが好きなのです。
実際、今年の春に執り行った小宴でもエンディングの曲として使用しました。
たぶん、この曲は「雨に唄えば」から生まれた曲ではないかと思います。物語性の強い歌詞で聞いているだけで映像が浮かんできます。
この曲はスタジオにあったオンボロのオルガンの音色にフェイゲンが惚れて録音されたそうなのですが、何度調整してもオルガンのピッチが合わなかったため、他の楽器をオルガンのピッチに合わせたそうです。(私の耳にはその違いが聞き取れませんが・・・)
ベースはウィル・リーが弾いているのですが、先にオルガンで弾かれたベースラインにユニゾンするかたちで録音されており、ウッド・ベースで演奏されているかのような重厚なベースになっています。
そこまでするならウッド・ベース奏者探せば良いのに・・・と思ってしまいますね^^;
そのオルガンでソロを弾くのはフェイゲンなのですが、このオルガンプレイが実にすばらしい演奏です。後半でラリー・カールトンがギターで絡んでくるあたりが恍惚なのです。

最後に何と言っても素晴らしいのがジャケットですね。
「音楽には顔がある」ということを証明しています。ネットによる音楽配信もいいですが、音楽には絶対顔が必要だと思うのです。
因みにここにあげているジャケットはTHE NIGHTFLY TRILOGYに入っていたジャケットをスキャンしているのですが、今まで流通しているものと比べてフェイゲンがアップされていますね。

以上、フェイゲンの歴史的名盤でした。
皆様も是非、天才の音楽を楽しんでいただきたいと思います。


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by deaconred | 2007-12-05 23:12 | Rock(80年代)

THE NIGHTFLY

野球日本代表が北京オリンピック出場を決めましたね!
野球好き(というか虎党^^;)として素直に嬉しいです。

来年はオリンピックでペナントレースは変則的になるのでしょうか?
夏に野球がなくなれば、阪神の死のロードもなくなるわけでそれはそれで歓迎です!

さて、来年はどのチームが優勝するのか?
このオリンピック予選では来年から阪神でプレーする新井選手が大活躍でした。
来年もその勢いで打ってください!

っと勝利の余韻に浸っている月曜日の夜もやっぱりフェイゲン。
今年はフェイゲンです。
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THE NIGHTFLY/DONALD FAGEN
(1982年作品)

1.I.G.Y.
2.GREEN FLOWER STREET
3.RUBY BABY
4.MAXINE
5.NEW FRONTIER
6.THE NIGHTFLY
7.THE GOODBYE LOOK
8.WALK BETWEEN RAINDROPS

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→稀代の天才、ドナルド・フェイゲンが1982年に発表したソロ・アルバムの登場です。

昨年、2006年にフェイゲンの3枚目のソロが発売されたことにより、ソロ3作の位置づけが
①1982年のナイトフライ:青年期(の幻想?)
②1993年のカマキリアド:中年期(の希望?)
③2006年モーフ・ザ・キャット:老年期(の沈思?)
をテーマしているそうです。

今日は4.MAXINEから聴いてみます。

4.MAXINEはイントロのエンディングのピアノが美しいスローナンバーです。
6/8というリズムをエド・グリーンとマーカス・ミラーのコンビが支えています。
美味しいギターを弾いているのはラリー・カールトン。彼はこういったギターを弾かせると右に出るものはなしですね。
ホーン陣にブレッカー兄弟が参加しています。マイケル・ブレッカーの甘いテナーも聞きどころですね。

5.NEW FRONTIERは核シェルターでパーティをするという曲。なんともフェイゲン流の皮肉たっぷりです。
このアルバムには当時、まだまだ利用されていなかったサンプエイング・マシーンが利用されています。
STEELY DAN時代からの盟友であるエンジニアのロジャー・ニコルスによってプログラミングされたその機械は「WENDEL」と名づけられ、このTHE NIGHTFLYでは「WENDEL Ⅱ」としてしっかりクレジットされています。
この曲では「WENDEL Ⅱ」が大活躍しており、生ドラムと組み合わされ、面白い効果を演出しています。ここが一番の聴き所でしょうね。

っとこのあたりまで書いて日付が変わる時間が近づいてきました。
続きはまた明日^^;

引っ張りすぎですね・・・(汗

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by deaconred | 2007-12-03 23:53 | Rock(80年代)

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


by deaconred
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