<   2008年 05月 ( 6 )   > この月の画像一覧

"BOSSA NOVA"

2004年の8月に発売された「ボサ・ノヴァ」本に出会い、購入しました。
f0062463_23411171.jpg
ボサ・ノヴァの歴史を楽曲、人物、レコード会社、言語、などから解説した入門編的読み物です。
ディスクガイドがついており、データベースとしても活用可能。
発売当時は同じジャケットの入門CDも発売されていました。

半分ぐらい読んだのですが、知らないエピソードもあり、勉強になります。
特にボサ・ノヴァ誕生までの過程についてはまだまだ音を含めて勉強不足なので勉強になりました。
もともとは「ショーロ」という音楽に根ざしていたのは知っていましたが、ショーロが1870年代から演奏されていたとは驚きです。
次回、Towerに行った時にはショーロのCDをチェックですね。
出来ればV.A.ではなくオリジナル作品を聴きたいです。

ショーロの基本形態を考えた時、今、ボサ・ノヴァで聴けるベースの役割と言うのがボサ・ノヴァやサンバとは違うところから来ているように感じてなりません。
そもそもボサ・ノヴァをサンバの一種と考えた時(実際、そうですが)60年代に聴けるピアノ・トリオ形態のボサ・ノヴァのべースは完全にモダン・ジャズからの影響だといえると思います。
ラテン系音楽のベースの役割については勉強していませんが、どうもそこにボサ・ノヴァを演奏する時のヒントがあるように思えてきたのでチェックしてみたいです。

残念ながら音楽にも栄枯盛衰があるので、どんな音楽にもピークが存在しますが、ボサ・ノヴァほどピークが短かった(というか他の表現でピークを迎えていますが)音楽はないと感じています。
だからこそ、40年経った今でも永遠の輝きを持ち、モダンな音楽として聴き続けられるのでしょう。
そんなボサ・ノヴァの歴史に触れる一冊で、明日には読み終わりそうです。
[PR]
by deaconred | 2008-05-26 23:42 | BossaNova | Trackback | Comments(0)

THE LAST CONCERT

今日のネタは「マンネリ」です。
毎日同じことの繰り返しだと「マンネリ」でミスなど発生してしまいますね。
1:29:300ハインリッヒの法則です。
何事もマンネリ化は禁物。
常にアンテナを張って好奇心旺盛で世界を見れば見え方が変わってくるかもしれません。
音楽の世界においてもマンネリは危険。同じパターンにはまってしまうことはよくあります。
22年間、マンネリになることなく、活動してきたバンドのラストコンサートが最近の愛聴く盤。
これは素晴らしい演奏です。
f0062463_22312378.jpg
**************************************************
THE LAST CONCERT/THE MODERN JAZZ QUARTET
(1974年ライブ録音)

THE MODERN JAZZ QUARTET:
JOHN LEWIS:pf
MILT JACKSON:vb
PERCY HEATH:b
CONNIE KAY:ds

【DISC ONE】
1.SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE
2.THE CYLINDER
3.SUMMERTIME
4.REALLY TRUE BLUES
5.WHAT'S NEW
6.BLUES IN A MINOR
7.CONFIRMATION
8.'ROUND MIDNIGHT
9.A NIGHT IN TUNISIA
10.TEARS FROM THE CHILDREN
11.BLUES IN H(B)
12.ENGLAND'S CAROL

【DISC TWO】
1.THE GOLDEN STRIKER
2.ONE NEVER KNOWS
3.TRAV'LIN'
4.SKATING IN CENTRAL PARK
5.THE LEGENDARY PROFILE
6.ADAGIO FROM THE GUITAR CONCERTO,CONCERTO DE ARANJUEZ
7.THE JASMINE TREE
8.IN MEMORIAM
9.DJANGO
10.BAGS' GROOVE

**************************************************

→THE MODERN JAZZ QUARTET(略してMJQ)の解散コンサートを記録した作品です。
録音は1974年11月25日、NYCの「Lincoln Center」という場所です。
MJQが結成されたのが1952年ですからざっと22年の活動に終止符を打つわけです。

以前にも書いたことがあるかもしれませんが、JAZZという音楽は「即興」に重きを置いているために、「バンド」形態のような固定されたメンバーによる演奏はあまり見られません。
リーダーとなるミュージシャンが自己の「グループ」を引きいて、メンバーを入れ替えながら演奏をしています。
「即興」音楽であるがゆえに、気軽にセッションすることができ、個々のスタイルがぶつかり合い新しいジャズや新しい解釈が生まれてきました。
モダン・ジャズにおいて固定メンバーで演奏し続けてきたのは「TAKE FIVE」で有名なデイブ・ブルーベックとポール・ですモンドのグループと、ジョン・ルイスとミルト・ジャクソンのコンビで有名なMJQぐらいではないでしょうか?

固定メンバーで演奏を続けてきたMJQは固定であるがゆえに各プレイヤーの手の内を知りつくり、細かい打ち合わせなくとも楽曲をまとめることが出来ました。
反対に固定メンバーであるがゆえに演奏が「マンネリ」化してしまい、MJQは「マンネリ・ジャズ・カルテッド」と呼ばれることもあったようです。

もともとジャズを聴く上で非常に大切だと思うのは、日本で一般的に言われる「ジャズ」と米国で言われる「ジャズ」が本当は異質のものかもしれない。ということです。
この作品を聴くと、その違いが明確に分かります。
注目すべきは20世紀以降のポピュラー・ミュージックの基本であるブルースのKey(調)です。
日本でセッションする場合はKey=Fや、Key=B♭などが基本できすが、MJQの演奏ではAmにBです。Amはまだなんとか理解できますが、Bのブルースなんて聴いたこともありませんし、演奏したこともありません。

以前、米国に音楽留学していた先輩から聞いた話しでは米国でのジャズ・スタンダードは日本のスタンダードとは異なる。という話を聴いたことがあるのですが、まさしく好まれるKeyというのも違うのでしょうね。
実際、米国でブルースセッションをする場合、D♭、G♭が多いそうです(汗)


このラスト・コンサートでは固定メンバーによる意思疎通が良いほうに出ています。
どの曲も他の録音で聴ける曲が多いですが、それまでの録音に囚われず、全く違う曲に聞こえます。
いい感じに脱力されており、最初から最後までスイングの嵐、フレージングの嵐ですね。
音楽の力というものは「非日常」から成り立つと個人的に思っているのですが、「これがMJQの最後の演奏」という要素は強力な非日常をもたらしています。
最後という、明日にはもうMJQはないんだ、という気持ちが音楽をどんどん昇華させていきます。
その「力」を感じるのが本作品の一番の魅力だと思います。
ステージは当初の予定を超えて白熱していき、ホールの進行係りが「幕引きしますか?」と支配人に尋ねると「これはMJQの最後の演奏なんだ」と支配人は演奏を続けさせました。
結局、演奏は3時間を超えMJQのラストにふさわしいライブとなったのです。



・・・とここまではとても綺麗な物語なのですが、結局MJQは1981年に再結成し、1992年には結成40周年を迎えます(笑)
地獄が凍っても再結成しない!と豪語していたイーグルスも「金のために再結成する」と突然再結成したりとこの手の話は尽きませんね^^;
しかしMJQの場合は本当にこのコンサートで最後のつもりだったようです。
それはこの白熱したライブを聴けば理解できると思います。

MJQを永遠なれ。決して「マンネリ」ではありません!

↓ポチっとクリックしていただければ励みになります~↓
にほんブログ村 音楽ブログ PV・CDレビューへ
[PR]
by deaconred | 2008-05-19 22:39 | Jazz | Trackback | Comments(0)

Deja Vu(Uptown Baby)

最近、サンプリングに再度惹かれはじめてHIP HOPを聴き始めています。

情報化社会の恩恵で「HIP HOPの歴史」的なサイトで情報を集めて数枚のCDを買いました。
いろいろと聴いてみると80年代後半~90年代前半ぐらいの作品が好みのようです。

サンプリングの登場で音楽の作り方が大きく変わってしまったことはロックにとって非常に大きな出来事だったと思います。
HIP HOPを聴くときにサンプリングの元ネタを探すのも楽しいですし、またその逆も楽しいですね。

私が愛してやまないSTEELY DANもサンプリングのネタとして使われています。
そのSTEELY DANネタで「AJA」のあの曲をサンプリングしたCDをやっと入手しました^^)/
f0062463_22493533.jpg
MAKE IT REIGN/LORD TARIQ & PETER GUNZ
(1997年作品)


その曲はDeja Vu(Uptown Baby)です。

「AJA」を自ら解説したファン涙のDVDでドナルド・フェイゲンが自らラップを歌っていたあの曲です。
STEELY DANファンは必聴!そうでない人も聴いてみてくださいね♪
[PR]
by deaconred | 2008-05-16 22:50 | Rock(other) | Trackback | Comments(2)

SONGS

今日は一日雨でしたね。
朝から晩まで用事があったのでちょっと憂鬱でした。
晴れてくれー!願いは通じず。

土曜日にも関わらず、朝から出かけていたのですが、雨の朝を歩きながら聴いた音楽はシュガー・ベイブ。

先日の大貫妙子の影響で一緒に購入して聴いています。

音楽的には雨の日ではなく快晴の日に聴きたい感じですが、良い音楽は何時聴いても良いものです。
f0062463_0401583.jpg
**************************************************
SONGS/シュガー・ベイブ
(1975年作品)

1.SHOW
2.DOWN TOWN
3.蜃気楼の街
4.風の世界
5.ためいきばかり
6.いつも通り
7.すてきなメロディー
8.今日はなんだか
9.雨は手のひらにいっぱい
10.過ぎ去りし日々"60's Dream"
11.SUGAR

**************************************************

→山下達郎、大貫妙子、村松邦男が中心になって活動していたシュガー・ベイブ唯一のアルバムです。

私がシュガー・べイブの名前を知ったのは大学生時代だったと記憶していますが、何故かいままで未購入。
大貫妙子をちょっと聞くようになって先月購入しました。

私が購入したのは「30周年」を迎えたときの再発盤で、各人の短いコメント付きです。
「シュガー・ベイブ」の音楽について山下達郎の言葉がとても印象的でした。

 時を経るにつれて、シュガー・ベイブという名前は、当時の実相よりもかなり美化あるいは誇張されてきたように思えます。
 確かに音楽的には、1970年代初頭の日本のサブカルチャー・ロック・シーンで、あのようなスタイルのグループは他にありませんでした。
 それゆえに、的外れな評論やいわれなき中傷をずいぶんと受けたことも事実です。


このコメント、非常に重いですね。
今、聴くシュガー・ベイブの音楽は何の違和感なく、むしろ今でも斬新な魅力を持ったロックですが、そんな音楽が当時、誹謗中傷されていたとは・・・・
70年代をリアルに体験していない私には分かりませんが、当時はそういう時代だったのでしょう。
もしそれが本当ならば、我々が今聴いている「ロック」なる音楽の先駆者としてシュガー・ベイブが「美化」されていったというのも理解できます。
そんなシュガー・ベイブの音楽が今でもなお魅力的に感じるということは、時代を切り開いてきた「音楽」には永遠の音楽的力が宿るのではないか?と思えてなりません。
このことは音楽を聴く上で非常に大切なことだと思います。

一番有名な曲は2.DOWN TOWNですね。
EPOによるカバーが「ひょうきん族」に使われていたこともあり、聴いてみると知っている!という人がほとんでなないでしょうか?
個人的には大貫妙子の代表曲でもある6.いつも通りが好きです。
山下達郎と大貫妙子の回想によれば、シュガー・ベイブの音楽はアレンジ、演奏など音楽的に未熟だったと語っていますが、私にはそう聞こえません。
ここで聴ける山下達郎と村松邦男のギターワークは70年代の音であり、70年代のフレーズです。

オリジナル盤の最後に収録されているのは、実験的というか、コミック・ソングというか、なんともお茶目な11.SUGARという曲です。
あえてデモっぽいミックスをしているのですが、それが逆に新鮮に感じてしまいます。
イントロのベースが印象的でちょっとラテン的なテイストが面白いです。
歌詞はシンプル

通り過ぎないで
微笑みのぬくもりに
足を止めてごらんよ

通り過ぎないで
微笑みの温もりは
君の為にあるのさ


これだけの詩に後は「アー」と「シュガー」と「シュシュ・・・」だけを連呼、ハモリ遊び心満載です。
個人的にかなりの名曲に感じます。

30周年盤にはこの後に9曲のボーナストラックが収録されています。
ライブ盤であったりデモであったりどれも興味深いです。

30年経っても色あせることない、魅力いっぱいの名盤ですね。

↓ポチっとクリックしていただければ励みになります~↓
にほんブログ村 音楽ブログ PV・CDレビューへ
[PR]
by deaconred | 2008-05-10 23:55 | Rock(70年代) | Trackback | Comments(2)

This is BOSSA NOVA

全くもってチェックできていなかったのですが、昨年の夏に「This is BOSSA NOVA」という映画が公開されていたようです。
f0062463_1613670.jpg
ボサ・ノヴァの誕生から現在に至るまでのドキュメンタリーで、ボサ・ノヴァの歴史に名を刻むアーティストがインタビューに答えているようです。
サイトを見る限り出演しているミュージシャンは下記のとおり

カルロス・リラ
ホベルト・メネスカル
ジョアン・ジルベルト
アントニオ・カルロス・ジョビン
フランク・シナトラ
ジョイス
ワンダ・サー
ジョアン・ドナート
イコ・カストロ・ネヴィス
ジョニー・アルフ
ビリー・ブランコ

残念ながらバーデン・パウエルの名前はありませんが、それでも興味深い名前が並んでいますね。
カルロス・リラ、ジョアン、ジョビン、ビリー・ブランコの創世記時代の英雄から現代の女王ジョイスまで・・・
特にかれこれ10年以上ジョニー・アルフの音を探しているので、生で出演しているなら絶対にチェックしなければなりません。

とりあえずはレンタル確認して見つからない場合は買います^^;

ボサ・ノヴァファンの皆様は是非ともチェックしてみてください。
[PR]
by deaconred | 2008-05-08 16:29 | BossaNova | Trackback | Comments(5)

SUNSHOWER

かなり今更な感じがするのですが、春先から大貫妙子を聞き始めました。
きっかけは近所の図書館にて大貫妙子のCDを借りたのがきっかけでした。

邦楽ではピチカート・ファイブ、渋谷系、はっぴいえんど、YMO、などを聴いていますが、山下達朗、大貫妙子は全くチェックしていませんでした。

今更な感じなのですが、凄くどっぷりはまっています。

音楽を聴くと、その音楽を聴いていた当時の「感覚」を思い出すことがありますが、将来、大貫妙子の歌声を聴くと2008年の4月を思い出すと思います。
f0062463_22545258.jpg
**************************************************
SUNSHOWER/大貫妙子
(1977年作品)

1.Summer Connection
2.くすりをたくさん
3.何もいらない
4.都会
5.からっぽの椅子
6.Law of Nature
7.誰のために
8.Silent Screamer
9.Sargasso Sea
10.振子の山羊

**************************************************

→シュガー・ベイブ解散後、1977年に録音された大貫妙子のセカンド・アルバムです。
この作品では編曲・アレンジに坂本龍一を迎えています。ほぼ大貫妙子の作詞・作曲、坂本龍一編曲という構成です。

まず参加してるミュージシャンが素晴らしいですね。
坂本龍一、山下達郎、細野晴臣、松本恒秀、斎藤ノブ、渡辺香津美、そしてドラムにはクリス・パーカーを迎えています。
メンバーが豪華すぎますね。

発売された1977年をリアルに体験していないので、なんとも言えないのですが、「日本のロックの夜明け」と言うか、それまでの邦楽から一歩進んだロックへの昇華の過程には非常に興味を持ちます。

あわせてシュガー・べイブも購入して聞いているのですが、当時はこのような音楽はあまり理解されず、批判されていることもあり、今で言えば「サブ・カルチャー」のような扱いだったようです。
そんな時代背景の中、良質の洋楽からの影響により新しい「日本のロック」が形成されている「力」はこれからもずっと聴かれ続ける音楽になると感じます。

全体のサウンドはフュージョン/クロスオーバーの影響なのか若干AOR的なサウンドで都会的でドライビングサウンドとして最適なイメージ。
しかし、ゆっくりBGMとして聴くのではなく細かく計算されアレンジされている音に注目して聞くべき作品だと思います。

坂本龍一の編曲がとにかく素晴らしく、どの曲もバランスが取れています。
特にフェンダー・ローズの響き(これだけで70年代ですよね)にヤマハのポリフォニック・シンセサイザーの響き、オルガン、ピアノの使い分けは秀逸ですね。
やられてばかりです。

そして大貫妙子の詩と歌声。
うまく表現できないのですが、大貫妙子の世界観の中で詩と詩の間の「隙間」が大好きです。
極めてシンプルでありながら、最高のメロディと最適の声により詩の魅力が最大限に引き出されているように感じます。

一番のお気に入りは4.都会です。
ソプラノ・サックスのイントロがマービン・ゲイの「What's going on」っぽいですが、それもまたいい感じ^^;
坂本教授のフェンダー・ローズにベースの神様、細野晴臣のベース、クリス・パーカーのドラムに斎藤ノブのパーカッション、大貫妙子と山下達郎のコーラス、教授のシンセサイザー・・・・最高ですね。
こちらで聴けそうなので聴いてみてください。

まだまだ聞き込みが甘いのですが、これから愛聴盤になると確信しました。
もっと大貫作品を買わなければ・・・^^;


↓ポチっとクリックしていただければ励みになります~↓
にほんブログ村 音楽ブログ PV・CDレビューへ
[PR]
by deaconred | 2008-05-03 23:48 | Rock(70年代) | Trackback | Comments(0)

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


by deaconred
プロフィールを見る