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【雑記】JAZZの快楽

たまたま立ち寄った本屋で本を買いました。
全く知らない本です。いけている雑誌なのかそうじゃないのか・・・

「一個人」 特集は「JAZZの快楽」です。
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主な内容
 モダンジャズ五大カリスマの知られざる魅力
  マイルス・デイビス
  ジョン・コルトレーン
  セロニアス・モンク
  ビル・エヴァンス
  キーズ・ジャレット

 ジャズを読み解くもう一つの物語
  ヘレン・メリル
  ルディ・ヴァン・ゲルダー
  枯葉物語

 最強のジャズ「ライブ」名盤BEST100
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「天才たち、狂人たち、麻薬やアルコール中毒者たちの世界へ、ようこそ」
この言葉は「ジャズの世界」を的確に表現しているかもしれません。
まさに、ロクデナシたちによって生み出される芸術、ジャズ。

芸術が常に「綺麗」なところから生まれるとは限らない。
音楽の神は多くの人間を祝福しました。祝福された人は世界の人々に感動を届けました。
ここが私がジャズの虜になっている一番のポイントだと思います。

ロクデナシが作る芸術、ジャズの快楽に興味ある人はチェックしてみてください。
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by deaconred | 2008-11-29 20:12 | 雑記 | Trackback | Comments(6)

BEING BORING

昨晩、PET SHOP BOYSの「Behaviour」を聴いていたら、音飛びしました!(><)

このCDを買ったのは高校生の頃・・・かなり大切に聴いていたつもりですが、細かい傷がついています。

凄く好きなCDなので、本当にダメなら買いなおしですかね。

因みに一番好きな曲はBEING BORINGです。
この曲はBehaviour" からの2ndシングルで、全英20位のヒット曲です。
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PSBはPVが秀逸で、映像見ているだけでも飽きないのですが、この曲のPVは白眉です。
HQヴァージョンで聴いてみてください。
冒頭のイントロダクションが非常に映画的。

因みにこの曲について色々調べてみると、この曲の「ファンサイト」があることがわかりました!
曲のファンサイトって凄いですよね^^
因みに日本語訳はこちらです。

やはり、PSBはいいです。グっときます。
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by deaconred | 2008-11-28 17:33 | Rock(90年代) | Trackback | Comments(2)

SUPERTRIOS

3連休に仕入れに行って来ました。
なんとなく、あの空間にいるだけでストレス解消になってしまう私って少し変なのでしょうかね^^;
そんなことを思いながら今回は8枚購入して12,000円。
1枚1,500円での購入ということで良い買い物が出来たと思います。

今週はその8枚を中心に音楽を聴いているのですが、安く買ったジャズのCD4枚がアタリでした。
その中から今晩は1枚。思った以上に熱い内容でしたよ。
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SUPERTRIOS/McCOY TYNER
(1977年録音)

1-6
McCOY TYNER:pf
RON CARTER:b
TONY WILLIAMS:ds

7-12
McCOY TYNER:pf
EDDIE GOMEZ:b
JACK DEJHONETTE:ds

1.WAVE
2.BLUES ON THE CORNER
3.I MEAN YOU
4.THE GREETING
5.PRELUDE TO A KISS
6.MOMENT'S NOTICE
7.HYMN-SONG
8.CONSENSUS
9.FOUR BY FIVE
10.STELLA BY STARLIGHT
11.LUSH LIFE
12.BLUES FOR BALL


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→今晩のネタはコルトレーン黄金カルテッドで有名なマッコイ・タイナーのピアノ・トリオ集です。
もともとはLP2枚組みで発売された意欲作で、ベースとドラムに違うメンバーを向かえ、二つのベクトルからジャズに向き合っています。

一言でこの作品を表現するなら「ジャズの破壊と再構築」ということではないでしょうか。
しかもその再構築が完璧ではなく、かなりのスペース、余白を残しての再構築だと思います。
マッコイ・タイナーの演奏はコルトレーン時代や自身のリーダーアルバムを含めて色々と聞いていますが、こんなにも弾きまくっているマッコイを聞いたのはこれが初めてです。
選曲はスタンダードを中心なのですが、原曲の雰囲気を破壊している曲があります。
時代的にはフュージョンサウンドの全盛期なのでしょう。アコースティックでのアプローチは当時にしては「遅れた感覚」なのでしょうが、二つのトリオで望むところにマッコイの意気込みを読み取ることが出来ます。

前半の1~6までのメンバーはマイルスの黄金時代を支えたロン・カーターとトニー・ウイリアムスです。
一人のベーシストとしてロン・カーターのベースは尊敬に値し、勉強することろが多いのですが、やはり注目はトニー・ウイリアムスです。
神童としてジャッキー・マクリーンによって発見されたトニーのドラミングはそれまでのジャズ・ドラマーの定義をブチ壊したまさに天才で、そのリズムの感覚はまさに新世代のドラマー!といった感じです。
どんなテンポであろうと、どんな音量であろうと、独特のリズムが出せてしまっているところが凄いです。

前半での聴き所は、既にこんなの「波」ではなく「津波」レベルで演奏する1.WAVE、5.PRELUDE TO A KISS、6.MOMENT'S NOTICEです。

1.WAVEはイントロのドラムとベースだけでも十分、それまでに聴いたことがないWAVEになっています。テーマは若干、WAVEっぽさを残していますが、アドリブに入ったらもう音の波にもっていかれてしまいます。
徹底的に破壊し、再構築する。そんな意気込みが最初から爆発しているような感じです。
それでいてドラムとベースがピアノのアドリブに呼応しているところが素晴らしいです。

5.PRELUDE TO A KISSはピアノ・トリオで演奏すればとても耽美で美しい曲で、いつかは演奏してみたい!と思っている曲です。
ここではピアノとベースのデュオでの演奏です。
ロン・カーターのベースラインが非常に勉強になります。特にソロ・ワークでは、「こう弾きたい!」という意図を非常に強く感じます。
「歌うように」弾くというのはこういうことなのかもしれません。

6.MOMENT'S NOTICEはコルトレーンの名曲として有名な一曲ですね。
この演奏は、前半で一番ぶっ飛んでいます。
アドリブに入ってからの演奏はもうフリージャズか!?と思うほど自由。
ギリギリの秩序を保ちながらカオスに向かいます。
途中、ピアノだけになったり、ドラム・ソロが恐ろしくグルーヴィーだったりと凄い疾走感で突っ走ります。
コルトレーン・チェンジの曲をこんな早く演奏することって・・・可能なのですね^^;;;

後半のメンバーはビル・エヴァンスのトリオで有名なエディ・ゴメスとトニー・ウイリアムスの後釜としてしてマイルスのバンドに加入したジャック・ディジョネットです。
やっぱりベーシストとしてはエディ・ゴメスの演奏に注目してしまいます。

凄く気に入ったのは9.FOUR BY FIVE、10.STELLA BY STARLIGHTです。
9.FOUR BY FIVEはマッコイ・タイナーのオリジナル曲で初演はブルー・ノートでのデビュー作(のはず)です。
この曲をはじめて聴いた時は、この感覚がマッコイ・タイナーというピアニストなんだな・・・と思いました。
それまでにはない新しいジャズに聞こえたのを覚えています。
ピアノ・トリオでの演奏はこのCDではじめて聴きましたが、非常にテンションが高く、名演だと思います。
エディ・ゴメスのテクニック満載のベース・ソロにも感服。。。素晴らしいですね。

10.STELLA BY STARLIGHTはジャズのスタンダードとして親しまれてきた曲ですが、アドリブからは曲の雰囲気は吹っ飛んでしまいます。
凄く綺麗な曲ですが、はねたリズムで処理をし、ドロドロとして重い曲になっています。
とても10.STELLA BY STARLIGHTとは思えない・・・そんなアプローチの曲でした。

最後にジャケットですが、なかなかピンと来ないのが正直なところです。
しかし、ジャズ通に言わせればこういうジャケットにはずれがないそうです。
ジャズ通の感覚・・・早く見につけたいと思いました。
ちょっと普通のハード・バップに飽きたよーというジャズファンにはオススメな作品です。
マッコイ・タイナー、凄いピアニストです。

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by deaconred | 2008-11-26 13:47 | Jazz | Trackback | Comments(4)

ELECTRONIC

少し忙しい一週間を無事に乗り切りました。
来週の会議を超えればすっと12月を迎えられそうです。
ってもう12月ですね。早いものです。

先日購入したテクノポップを読んでみました。
いくつか買いたいと思う商品がありましたので、次回の仕入時にチェックしたいと思います。
テクノポップを読んでいて、あ!この作品を最近聞いていない!と思い出した作品を今晩聞いています。
ジャケットからしてピコピコですよね。
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ELECTRONIC(BERNARD SUMNER / JOHNNY MARR)
(1991年作品)

1.IDIOT COUNTRY
2.REALITY
3.TIGHTEN UP
4.PATIENCE OF A SAINT
5.GETTING AWAY WITH IT
6.GANGSTER
7.SOVIET
8.GET THE MESSAGE
9.TRY ALL YOU WANT
10.SOME DISTANT MEMORY
11.FEEL EVERY BEAT

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→元スミスのギタリスト、ジョニー・マーとニュー・オーダーのバーナード・サムナーが結成したバンドのデビュー作です。
ペット・ショップ・ボーイズの二ール・テナントとクリス・ロウも参加しております。
メンバーとジャケットから察するとおり、サウンドはピコピコ系です。
1991年という年代を考えれば、まだまだクラブ・ミュージックもテクノも今ほど認知度が高くない状況中、このようなサウンド作りは最先端を行っていたと思います。

それにしても英国系の音楽で私が好きになってしまうのは「皮肉」「憂鬱」と暗いキーワードなのですが(そもそも英国の二大要素だと思っていますが)ピコピコのサウンドが憂鬱になるほどこの作品もどこか影があります。
受験勉強の英語長文で英国の天気の話題を読んだことあるのですが、曇りが多い天候が英国文化にも影響しているのかもしれません。
スミスもニュー・オーダーも「憂鬱」というキーワードにぴったりですし、ペット・ショップ・ボーイズは「皮肉」というキーワードがぴったりきます。
この二つのキーワードが機材によって生み出されるリズムにのってポップになるのですから音楽とは不思議なものです。そして最高にポップなサウンドにのめり込んでいってします。

2.REALITYはニュー・オーダーっぽいサウンドでものすごくストライクな曲です。
随所にジョニー・マーのギターが入ってくるのですが、これが職人系ギターでいい味を出しています。
そもそもギターのテクニックに定評のあるジョニー・マーだけにいい演奏をしますね。

ペット・ショップ・ボーイズのニール・テナントとクリス・ロウの二人が参加しているのが4.PATIENCE OF A SAINTです。
この曲は正直、ペット・ショップ・ボーイズ色が強すぎで彼らのアルバムに収録されていても、全く違和感ないと思います。
ペット・ショップ・ボーイズファンの一人として非常にうれしいです。
サウンド的には同時期に発売されている「ビヘイヴァー」と同じような作りで内向的な音作りです。
この哀愁、まさにエレクトロニカ、テクノポップですね。

しかしテクノポップ、ロックの中にこれだけ大きな影響を与えるとは70年代には予想できなかったでしょう。
やはりロックの歴史は機材の歴史、これからも新たな機材で新たなロック、テクノポップの誕生が楽しみにです。

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by deaconred | 2008-11-23 23:55 | Electoronica | Trackback | Comments(0)

【雑記】TECHNO POP

フラっと近所の古本屋に行ってみると、シンコーミュージックから発売されていた「TECHNO POP」が980円で売っていたため、購入してしまいました。

発売は2004年で、発売当時は立ち読みしては、1,980円はちょっと高いな・・・と購入しなかったことを覚えています。

1970年代のテクノ・ポップについては少し知識があると思うのですが、1980年代はまだまだ勉強不足なので、これで勉強していきたいと思います。

ライターの中では赤木和美、サエキけんぞう、佐久間英夫、中野泰博に注目しています。

これを参考にタワーで仕入れて行きたいですね。
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by deaconred | 2008-11-16 23:07 | 雑記 | Trackback | Comments(4)

SAIL AWAY

趣味と娯楽がどのように違うか、その本質に迫るまでには至りませんが、娯楽で時間を潰すなら良い趣味を持ち人生を豊かにしたいと思っております。

音楽も趣味と呼べる領域に達しているかは疑問ですが、「趣味」と言っていいでしょう。
もうひとつ、興味があるのが「絵画」です。
いつかは油絵でも・・・と思っていたことを今年は体験しております。

現在、取り組んでいるのが「自画像」です。
キャンパスへ向き合ったとき、それは自己と向き合っているような気がして、自画像と言うのは自己の表現がより表現しやすいような気がします。

音楽において、自画像と呼ぶべきはジャケットということになるかもしれません。
「自画像」というテーマで思いつくCDと言えばこれでした。
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SAIL AWAY/RANDY NEWMAN
(1972年作品)

1.SAIL AWAY
2.LONELY AT THE TOP
3.HE GIVES US ALL HIS LOVE
4.LAST NIGHT I HAD A DREAM
5.SIMON SMITH AND THE AMAZING DANCING BEAR
6.OLD MAN
7.POLITICAL SCIENCE
8.BURN ON
9.MEMO TO MY SON
10.DAYTON, OHIO-1903
11.YOU CAN LEAVE YOUR HAT ON
12.GOD'S SONG

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→ジャケットが印象的で素晴らしいので見開きで。
ピアノを弾く男、名をランディ・ニューマンと申します。

この作品はランディ・ニューマンの4枚目のアルバムです。
個人的には彼の作品の中の最高傑作だと思います。
それまでの3枚が全くヒットせず、その3枚のコンセプト、手法を一つにまとめて作成したら・・・あまり売れはしなかったようですが、今でも多くの人に聴かれる名盤となっております。

サウンド的には彼のピアノを中心にオーケストラ等が静かに加わるという極めてシンプルなサウンドです。
ファンには怒られるかもしれませんが、彼の歌は「ヘタウマ」の領域だと思うので(これがいい味なんですよね)これくらいのサウンドがいいバランスを保っていると思います。

幕開けはタイトル曲の1.SAIL AWAYです。
正直、この作品はこの曲で満足してしまうぐらい、名曲です。
ランディ・ニューマンという人は歌詞が非常に変わっています。
この曲はアフリカから奴隷として黒人を連れてくる船の船長らしき人が主人公で、彼が黒人たちにアメリカがいかに素晴らしい国かということを力説している内容です。
奴隷制度というアメリカの暗い歴史について1970年代に歌われているのは画期的かもしれません。
こちらで聴くことができます。

動画ではピアノの弾き語りですが、オリジナルではバックでオーケストラが参加しています。
イントロの木管の音がやさしくて心に染みます。
弦と管の使い分けが見事ですね。ピアノを殺さない、そのアレンジが素晴らしいです。
私の買ったCDには1.SAIL AWAYの初期バージョンがボーナストラックとして入っていました。
これはバンド形式での演奏で、ドラムのジム・ケルトナーがいい仕事しています。

もう一曲、オススメなのが5.SIMON SMITH AND THE AMAZING DANCING BEARです。
直訳すると「サイモン・スミスと踊る熊」ということでしょうか。
そのとおり、非常におとぎ話のような雰囲気をもった曲です。

いいですよね。こんなふうにピアノが弾けたらどれだけ幸せでしょうか^^
少し不満を言うなら、エンディングにもうちょっと盛り上がりがほしいです。
EL&Pぐらいの弾けっぷりがあれば、リズム倍転して循環コードで弾きまくって欲しいと思いました。
丁度、アラン・プライスが演奏しているのを発見したので貼っておきます。
これくらいのエンディングだと面白いのに^^;

っと話がそれてしまいました。
アラン・プライスもいですが、ランディ・ニューマンです。
1.SAIL AWAY聴くだけでも価値があると思います。
じっくり聴いてみてください。

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by deaconred | 2008-11-14 23:59 | Rock(70年代) | Trackback | Comments(2)

NIGHT DREAMER

モダン・ジャズを代表するレーベルのひとつ、ブルー・ノートが来年で70周年を迎えるそうです。
それを記念して来年はブルー・ノートが熱くなるようです。

その企画第一弾として「リスナーが選ぶブルー・ノートの楽曲」というテーマでアンケートが始まりました。私も早速、アンケートに答えてきました。
200曲の中から選曲するのですが、中には「あれ?あの曲が入っていない^^;」と思ってしまうような曲もありました。

個人的に一番好きな曲と言われれば即答できないぐらいどの曲にも思い入れがあります。
今回は、ソニー・クラーク、ホレス・シルバー、ウェイン・ショーターの曲を選びました。

本当はウェイン・ショーターの「ブラック・ナイル」を3位に入れたかったのですが、リストに入っていなかったので、他のショーターの曲を選びました。

そんなきっかけで今晩はショーター祭りです。
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NIGHT DREAMER/WAYNE SHORTER
(1964年録音)

WAYNE SHORTER:ts
LEE MORGAN:tp
McCOY TYNER:pf
REGGIE WORKMAN:b
ELVIN JONES:ds

1.NIGHT DREAMER
2.ORIENTAL FOLK SONG
3.VIRGO
4.BLACK NILE
5.CHARCOAL BLUES
6.ARMEGEDDON
7.VIRGO(alternate take)

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→ウェイン・ショーターは現在のジャズシーンを代表するテナー・サックスプレイヤーです。
ジョン・コルトレーン以降、最もシーンに影響を与えているプレイヤーと言えるでしょう。

ウェイン・ショーターと言えばウエザー・リポートでの活躍や、それ以降の活躍が有名ですが、ハード・バップが好きな私としてはブルー・ノート時代、特に「新主流派」と呼ばれていた時代の作品が大好きです。

シーンというのは常に変化し、進化(しているかは分かりませんが)しています。
新たなシーンが人物を作るのか、人物があたらなシーンを作るかは分かりませんが、1960年代以降のジャズにおいてウェイン・ショーターは新しい世界を作ってきたと思います。

それは音楽的なものではなく、感覚や感性といったもので表現できると思います。
明らかにそれまでのジャズとは違う感覚を持ったプレイヤーだと思います。

「その時代の黒人の立場は、そのじぢあの黒人音楽を聴けば分かる」という言葉があります。
ウェイン・ショーターの作る音楽が当時の黒人の立場を表現しているとするならば、それはまさに「NIGHT DREAMER」なのでしょう。
以前の黒人に比べて、未来に希望を持っている黒人世代ということなのかもしれません。

メンバーには同じく「新主流派」時代以降に活躍するプレイヤーが集結しています。
ただ、トランペットのリー・モーガンは少し場違いな感じがしますね^^;
ピアノのマッコイ・タイナーとドラムのエルビン・ジョーンズはコルトレーンの黄金カルテッドのメンバーです。
この二人の演奏がウェイン・ショーターの新しい感覚をしっかり理解し、この作品をしっかりと支えています。

さて、この作品で最もオススメなのが4.BLACK NILEです。
ここにショーターの凄さが凝縮されています。
テーマはトランペットとのユニゾン、ハモリが美しいです。
サビはドラムのキメが凄く印象的です。四肢のリズムが異なるエルビン・ジョーンズのドラムが炸裂です。
アドリブに入ってからはショーターの独特のメロディ、アイデアが満載でフレーズの終わり方が今までのジャズにはないアプローチです。
ピアノのマッコイ・タイナーはバッキングによるリズム出しがすばらしく、テナーのアドリブワークをより盛り上げるバッキングをしています。
はやり、素晴らしい演奏は各プレイヤーがしっかりとリズムを出しています。
そしてドラムのエルビンのドラムが素晴らしいの一言です。
アドリブフレーズにしっかり呼応した左手のフィルは気持ちいいぐらいスイングしています。
ドラムのソロでは60年代のジャズを切り開くドラムソロを聞かせてくれます。
バップ時代からドラムを叩いていた当時の日本人はエルビンのドラムを聴いて驚いたと聴きますが、この四肢から繰り出されるリズムには驚いたと思います。
今でもモダンなリズムです。

因みにこのブログでお馴染みのSTEELY DANのファンには是非ともウェイン・ショーターを聴いてほしいと思っています。
あの「彩(aja)」で素晴らしいテナーサックスを吹いているのがウェイン・ショーターです。
ウェイン・ショーターが演奏する4.BLACK NILEが見つからないので無理やり「彩(aja)」の音源貼っておきます^^;
4:44からのショーターの名演をお聴きください!


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by deaconred | 2008-11-10 22:02 | Jazz | Trackback | Comments(2)

【雑記】Blu-spec CD

先日、バーデンさんのコメントでも出てきました。
ソニーさんが新しいCDを発売するそうです。以下コピペ。

ソニー・ミュージックがBlu-ray Discの素材と製造技術を応用した高品質CD「Blu-spec CD」を開発!第1弾ソフトは12月発売
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2008年11月5日、ソニー・ミュージックエンタテインメントが「Blu-ray Disc(ブルーレイ・ディスク)」の素材と製造技術を応用した高品質CD「Blu-spec CD(ブルースペックCD)」の音楽ソフトを開発した、と発表。

プレスリリースによれば、「ブルースペックCD」は、CDの規格を満たしており、一般に普及しているCDプレイヤーでもそのまま再生できるようです。
「ブルースペックCD」の特徴は、ブルーレイ・ディスクの製造技術、Blue Laser Diode(ブルー レーザー ダイオード)カッティングと、その素材として開発された高分子ポリカーボネートを採用したこと。
それにより、収録された一音一音を最大限鮮明に再生可能な、高品質な音楽ソフトとなっています。
「ブルースペックCD」第1弾ソフトは2008年12月24日発売。
クラシック、ジャズ、洋楽ポピュラーの全60タイトルがラインナップされており、価格は税込2,500円(一部除く)となります。
第1弾以降も旧譜カタログおよび新譜作品の発売を予定しており、また他社にも採用を働きかけるようです。


うーん、、これは少し前にユニバーサルから発売させたSHM-CDと同じニオイがしますね。
因みにSHM-CDについてはお馴染みSTEELYDANの「AJA」を買いましたが、それほど大きな効果はかじられませんでした。
私の耳と再生装置の問題かもしれませんが・・・^^;

気になるのはソニーが既に発表している規格、Super Audio CD、SACDの普及具合です。
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SACDはCDの何倍(容量的にはCDとDVDの違いぐらい)の情報量をもった次世代のCD規格で、その音のよさから100万円もした再生1号機があっという間に売り切れたそうです。
私もSACDを数枚持っていてSACDプレイヤーで再生しているのですが、新素材のCDよりは音質向上が感じられます。

新方式によるCDもいいですが、SACDはどうなっているんだー!
と元、ソニー信者として感じております。

しかしこういった戦略と言うのは「CDが売れない」時代だからこそ生まれてくるのでしょうか?
新素材による音質向上→CD再発→単価上昇→再購入→売上増??
という目論見があるかどうか分かりませんが、違った方法論でCDの販促できないものか・・・
音楽は「消耗品」ではないので、企業利益だけを優先せずに、音楽がもっと人々を幸せにするような環境作りに努力してほしいと思います。

因みに「Blu-spec CD」のカタログを見るとマイルス・デイビスの「カインド・オブ・ブルー」や、ボズ・スキャッグスの「シルク・ディグリーズ」など、少し気になる作品もありました^^;
もしかすると買ってしまうかもしれません(汗
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by deaconred | 2008-11-06 17:42 | 雑記 | Trackback | Comments(4)

WHIPPED CREAM & OTHER DELIGHTS

週末にチョコレートをいただきました。

早速いただいたのですが、予想以上にビターなチョコレートで一瞬、驚きました。

ビターなチョコレートを久しぶりに食べたのですが、甘いチョコレートとは違う魅力で美味しいです。

ビターなチョコレートを食べていたらこのCDを思い出しました。
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WHIPPED CREAM & OTHER DELIGHTS/HERB ALPERT'S TIJUANA BRASS
(1965年作品)

1.A TASTE OF HONEY
2.GREEN PEPPERS
3.TANGERINE
4.BITTERSWEET SAMBA
5.LEMON TREE
6.WHIPPED CREAM
7.LOVE POTION No.9
8.EL GARBANZO
9.LADYFINGERS
10.BUTTERBALL
11.PEANUTS
12.LOLLIPOPS AND ROSES

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→ソフト・ロック好きににはおなじみのA&Mレコード。
そのA&Mレコードを立ち上げたのがハーブ・アルバートとジェリー・モスの二人。
元々はハープ・アルバート自身の作品を売り出すために設立されましたが、70年代にはカーペンターズの大ヒットにより、レコード会社としての地位を確立しています。

そのハープ・アルバートが率いていたのがハープ・アルバートとティファナ・ブレスです。
ハープ・アルバートのトランペットを中心に、良質なインストを展開しています。
非常にモダンなサウンドはボサ・ノヴァやジャズを取り込み、A&M色をこの頃から発揮しています。
ハーブ・アルバートのアレンジも巧みで、心躍りますね。

面白いことにこの作品に収録されている曲は食べ物にちなんでいます。タイトルが「ホイップ・lクリームとその他の大好物」ですから狙っていますね。
ジャケットもホイップクリームに包まれた花嫁(?)で60年代テイスト満載。
いいですね、こういうジャケット大好きです。
ホイップクリームをかなり押していますが、冒頭に収録されているのは1.A TASTE OF HONEY「蜜の味」です。
彼のバンドはこの曲で全米に知られるようになったそうです。
ところで、この曲をYoutubeで検索してみると、全然知らない外国人が曲にあわせて訳の分からない踊りを披露している動画がありました。
多分、一般人の投稿なのかな、と思うのですが、私も一人で音楽聴いているときはこんな感じで一人踊っています(笑)
気持ちは凄く分かるんですよね。

日本で最も知られているのが4.BITTERSWEET SAMBAです。
この曲はニッポン放送の「オールナイト・ニッポン」のテーマ曲として長年親しまれてきました。
と、書きながらも私はラジオを聴く人間ではないので、その感激は分からないのですが・・・^^;
誰でも一度は聞いたことある曲なのでしょうね。
音質が悪いですが、張っておきます。

ビターなチョコレートと珈琲とハーブ・アルバートの音楽、あいますね。
A&M時代にはまっていた頃のことを思い出しました。

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by deaconred | 2008-11-05 19:44 | Rock(60年代) | Trackback | Comments(2)

続、CIRCUS MONEY

6月16日のブログでご紹介したウォルター・ベッカーの最新作の国内盤が発売決定!

ずっと待っていたのか待っていなかったのか^^;
半年経っての発売のようです。
しかも最近、推しているふざけた新素材、SHM-CD仕様だそうで・・・
発売日は12月17日で定価2,800円。
なぜかボーナストラック13. Dark Horse Dubが追加されるそうです。

そういえば94年に発売されたソロ「11の心像」にも国内盤だけボーナストラックが収録されていましたね。
あの曲はイントロがなんとも不思議な感じで、ベッカーはやっぱり捻くれた音楽を作るな・・・と感じました^^;

ところでSTEELY DAN関係の新譜は個々最近、国内盤の発売が遅いです。
STEELY DAN名義の最新作「EVERYTHING MUST GO」は輸入盤の入荷一週間後に国内盤が発売、ドナルド・フェイゲンの最新作「MORPH THE CAT」も同じタイミングだったと記憶しています。
そのため、どちらの作品も輸入盤、国内盤と2枚買いました。

今回もそのパターンですね。「CIRCUS MONEY」も2枚買うことになるでしょう。
先のブログにも書きましたが、STEELY DAN関連の楽曲は歌詞も非常に大切な要素です。
黄金期の作品の歌詞はベッカーによるものが大きいので、ベッカーの新作聞くにも歌詞は大切です。

対訳読むためにも国内盤を買うしかないですね。
まだ買っていない人には国内盤をオススメいたします。
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公式サイトで見れる動画を張っておきます。このサイトでは試聴もできます。



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by deaconred | 2008-11-04 22:07 | Rock(00年代) | Trackback | Comments(4)

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


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