<   2009年 01月 ( 13 )   > この月の画像一覧

SONG CYCLE

収納について悩んでいるくせにCDは増えます。

昨年末にEMIが行っていた「CD3枚買ったら1枚貰える」キャンペーンに2口応募したので2枚のCDが送付されてきました。
このキャンペーンのおかげでブルー・ノートのCDが増えています。

また、昨日は打ち合わせをかねた会食後にタワーに吸い込まれてしまい、5枚のCDを購入。
(いいストレス解消になりました(笑))

そんな状況だけに収納考えなければ!と最初に思いつくのが「聞かないCD」を押入れへとしまう方法です。
普段から聞かないのであれば問題ないのですが、実は名盤なのにその魅力に気がついていないだけ。というCDはすぐ出せるところにおいて置きたいです。

この選別が難しいです。

そういう意味もこめて今晩は名盤!と言われながらも聞き込めていない1枚を聞いてみます。
f0062463_2229479.jpg
**************************************************
SONG CYCLE/VAN DYKE PARKS
(1968年作品)

1.VINE STREET
2.PALM DESERT
3.WIDOW'S WALK
4.LAUREL CANYON BLVD
5.ALL GOLDEN
6.VAN DYKE PARKS
7.PUBLIC DOMAIN
8.DONOVAN'S COLOURS
9.ATTIC
10.LAUREL CANYON BLVD
11.BY THE PEOPLE
12.POT POURRI

**************************************************

→歴史的名盤として多くの音楽ファンに愛されてきたヴァン・ダイク・パークスのファーストの登場です。
絶対に好きな音楽だと確信を持って(今も持っていますが・・・)購入に至りましたが、何度聞いても彼の音楽に入っていけず、また彼の音楽が入ってくることがないのです。
まだまだ私の感性はホンモノを理解するほど研ぎ澄まされていないな、と感じます。

さて、ヴァン・ダイク・パークスと言えばなんと言ってもビーチ・ボーイズ幻のアルバム「スマイル」をブライアン・ウィルソンと共作していたということで有名です。
この幻のアルバムが発売されていたら、ロックの進むべき道が変わっていて、ビーチ・ボーイズはビートルズよりも偉大なバンドになっていたかもしれません。
(もちろん、言うまでもなくビーチ・ボーイズは偉大なバンドです!)
そして「スマイル」の製作が止まってからはワーナーと契約を結び、この作品を録音します。

私がヴァン・ダイク・パークスを知ったのはハーパーズ・ビザールを聞き始めた頃でした。バーバンク・ミュージックを作り上げた一人としてヴァン・ダイク・パークスを知ったわけです。
バーバンクのあの白昼夢はいつも書くように「音楽の魔法」です。
あの「魔法」を作り出したヴァン・ダイク・パークス・・・
なぜ彼の音楽が自分の中で共鳴しないのでしょうか?

一つには録音の問題があるのかもしれません。
何度聞いてもエコー(?)が効きすぎているのか音楽が空間に広がりすぎていて輪郭をあまり感じません。彼の声もその拡散に巻き込まれて届かないのかもしれません。

そして気になるのが、ヴァン・ダイク・パークスの作り出す世界が「白昼夢」ではばく「道化」に感じてしまうのです。
聞いているとピエロに騙されているような感じになって音楽が入ってこないのです。

この作品の素晴らしさ、歴史的意義を理解しているつもりなのですが、やっぱり何度聞いてもハーパーズ・ビザールの方が遥かに好きなのですよね^^;

人間の感覚というのは追求してこそ本物を理解出来るのだと信じています。
この作品の本質が見えるまで聴きつづけて行きたいと思っています。

あ、ジャケットはいいですよね~
いかにもワーナーって感じのデザインで♪^^;

↓ポチっとクリックしていただければ励みになります~↓
にほんブログ村 音楽ブログ PV・CDレビューへ
[PR]
by deaconred | 2009-01-27 22:35 | Rock(60年代)

【雑記】収納悩む。

皆さんは突然思い立って掃除・整理を始めることはありますか?
私は突然思い立って掃除・整理を始めてしまいます。

今日は22時ぐらいに急にスイッチが入り、部屋の整理を始めてしまいました。
きっかけはCDの収納をどうするのか?というテーマです^^;

音楽系ブログを書いていらっしゃる人は結構CDやLPをお持ちだと思うのですが、皆さんはどのようにCDを収納しているのでしょうか?

私はタワーレコードのHPで約800枚収納できる棚を購入しました。
(商品イメージ↓)
f0062463_0194540.jpg
しかしながら、この棚だけでは到底収納できず、部屋の片隅に平積みになったり、押入れに押し込んだりという状況になっております。

とりあえずCD収納については近々何らかの対応をしなければならないと思っておりますので、是非とも皆様に収納についてオススメのアイテム、アイデアございましたら教えてください!m(__)m
[PR]
by deaconred | 2009-01-25 23:55 | 雑記

【雑記】スキン変更

別にエキサイトブログのスキンに不満があったわけでもないのですが、以前からスキンの編集にトライしてみたいと思っており、先日ちょこちょこさわっていました。

自分だけのスキンを作るということでバナーにオリジナルの画像を持ってきたという点だけが目新しい変更点です^^;
あとは既存のスキンを使っているのですが、少しずつ変更していきたいです。

ということで改めましてThe Second Arrangementを宜しくお願いいたしますm(__)m

YouTube貼れるようになったので「幻の名曲」である「The Second Arrangement」をお楽しみください。




[PR]
by deaconred | 2009-01-24 23:57 | 雑記

SONG FOR MY FATHER

引き続き、キリンジの「3」を聞いてみました。

「むすんでひらいて」という曲が収録されているのですが、イントロがSTEELY DANの「RIKKI DON'T LOSE THAT NUMBER」にそっくりだな、と思いました。
STEELY DANの影響かもしれません。

そしてこの「RIKKI DON'T LOSE THAT NUMBER」のイントロはホレス・シルバーの「SONG FOR MY FATHER」という曲のイントロから影響を受けた(というか”そのまんま”ですが)そうです。

キリンジ→STEELY DAN→ホレス・シルバーということで、今晩のネタは「SONG FOR MY FATHER」で行きたいと思います。
f0062463_21274437.jpg
**************************************************
SONG FOR MY FATHER/HORACE SILVER
(1963年、1964年録音)

CARMELL JONES, BLUE MITCHELL:tp
JOE HENDERSON, JUNIOR COOK:ts
HORACE SILVER:pf
TEDDY SMITH, GENE TAYLOR:b
ROGER HUMPHRIES, ROY BROOKS:ds

1.SONG FOR MY FATHER
2.THE NATIVES ARE RESTLESS TONIGHT
3.CALCUTTA CUTIE
4.QUE PASA
5.THE KICKER
6.LONELY WOMAN
7.SANCTIMONIOUS SAM
8.QUE PASA
9.SIGHIN' AND CRYIN'
10.SILVER TREADS AMONG MY SOUL

**************************************************

→ホレス・シルバーといえばブルー・ノートの看板ピアニストであり、ファンキー・ジャズの代表格です。
ジャズを聴き始めてはじめに好きになったピアニストがホレス・シルバーでした。

ホレス・シルバーの魅力はトランペットとテナー・サックスの2管を自在に操る楽曲にあります。
炸裂する管楽器に負けることなく、シルバーのピアノも炸裂するそのバランスが凄く好きでした。
ブルー・ノートの看板ピアニストとして数々の名盤を吹き込んで、少しトーンダウンしてしまうのですが、そのホレス・シルバーの人気が再燃するきっかけとなったのがこの作品です。

アルバム・ジャケットに映っている麦藁帽子と煙草の男性は、ホレス・シルバーの父親です。
「SONG FOR MY FATHER」のタイトルのとおり、父に捧げられた曲ですね。
ホレス・シルバーの父はポルトガル系でカリブの島で生まれ、アメリカに移民してきたそうです。
幼少期には父や親族がカリブ音楽のセッションを行っていたそうで、それを聞いて育ったシルバーはこの曲について「私の幼少期を思い出させる雰囲気がある」と語っています。
また、60年代にアメリカでブームとなるボサ・ノヴァの影響にも言及していました。

ミドルテンポでFmというKeyが一種の「哀愁」を帯びており、日本ではジャズ喫茶の定番となっていたそうです。
冒頭のベースがボサ・ノヴァっぽいですよね。

とりあえず動画を貼っております。

STEELY DAN「「RIKKI DON'T LOSE THAT NUMBER」

HORACE SILVER「SONG FOR MY FATHER」

イントロはすごーく似ていますよね^^;
キリンジの「むすんでひらいて」は見つからなかったのですが、イントロこんな感じです^^;

↓ポチっとクリックしていただければ励みになります~↓
にほんブログ村 音楽ブログ PV・CDレビューへ
[PR]
by deaconred | 2009-01-21 21:35 | Jazz

GOOD DAY, GOOD BYE

昨晩、yoikoさんのブログを拝見した影響で、今日は帰宅後キリンジを聴いていました。

今晩のご飯は餃子で、帰宅してから丁度皮に包むのを手伝いっていました。

で、キリンジの中でも一番気に入っている「Good Day, Good Bye」を聞きながら包んでいたらテンション上がってきて「Good Day」を「具~多い♪」なんて小学生みたいな替え歌にしながら歌っていました^^;;;

まぁ、こんあ事、ブログに書くこと自体、「恥」ですね。

そんなことは置いておいてキリンジはなかなかグっときます。
元々はキリンジの二人(といっても兄弟)がSTEELY DANの大ファンで、その影響が感じられるから聞いてみたら?と友人が貸してくれたのがきっかけでした。
サウンド的には凄く気に入ったのですが、洋楽一辺倒だった当時(実際はプログレ一辺倒)は日本人の音楽なんて!と突っぱねていました。残念です。
今日、iPodに転送したので、明日からはしばらくキリンジ聞きます。

[PR]
by deaconred | 2009-01-19 21:25 | Rock(00年代)

続、RIO REVISITED

少し古い話になりますが、2006年10月19日のブログにてAntonio Carlos JobimのライブCDについて書きました。

このCDは元々、ビデオ作品を発表するために企画されたようで、同時にビデオ作品が発売されていました。
このビデオがDVD化してくれないものかなぁ~と思っていたらDVDになっていました!

タワーレコードにて思わず声を上げて驚いてしまいました^^;

早速、購入して聴いてみましたが鳥肌モノでしたね。
BossaNovaファンは必聴の作品です!
f0062463_2326196.jpg
**************************************************
RIO REVISITED/ANTONIO CARLOS JOBIM
(1986年ライブ録音)

1.ONE NOTE SAMBA
2.DESAFINADO
3.AGUA DE BEBER
4.DINDI
5.WAVE
6.CHEGA DE SOUDADE(No More Blues)
7.TWO KITES
8.SAMBA DO SOHO
9.SABIA
10.SAMBA DO AVIAO(Song of the Jet)
11.AGUAS DE MARCO(Waters of March)
12.CORCOVADO

**************************************************

→この音源はCDでよく聴いているはずなのに映像で見ると改めて気が付く点がたくさんあって驚きました。
ジョビンは当然ながら息子のパウロ・ジョビンをはじめとするバックのミュージシャンの腕も素晴らしく、見ごたえあるDVDでした。
このDVDの動画は発見できなかったのですが、同メンバーで来日している動画があったので張っておきます。

この来日ではガル・コスタが参加していませんが、DVDでは動くガル・コスタを見ることが出来ます。
ジョビンのピアノとデュオで歌ったりするあたりは本当に鳥肌モノでした。

同日、ライブ会場にはセルジオ・メンデスも客席に足を運んでおり、最大限の賛辞を冒頭に寄せています。
改めてアントニオ・カルロス・ジョビンの偉大さ、歌の上手さ(笑)を楽しむことができました。
オススメな作品です。

↓ポチっとクリックしていただければ励みになります~↓
にほんブログ村 音楽ブログ PV・CDレビューへ
[PR]
by deaconred | 2009-01-18 23:34 | BossaNova

THE NEW I LOVE PARIS

隣の部署の部長さんと少しお茶を飲みました。

音楽の話になったのですが、どうもイージー・リスニングがお好きなようでした。
普通にポール・モーリアなどの話をしていましたが、「最近の若者(自分が若いつもりでいる)にポール・モーリアなんて言っても多分知りませんよ。」と言うと「そんなことはないでしょう!」と驚いていました。

私は丁度、LPを買いあさっていた頃にポール・モーリア全集2枚組みLPを500円ぐらいで購入したので知っていました。
「また昔のように聞きたいな」と仰っていたので、タワーレコードのイージー・リスニングコーナーの場所をお知らせいたしました。

少し、話が飛躍していたのですが、私にとってイージー・リスニングといえば小西康晴と結びついて渋谷系につながってしまいます。
丁度、先週末に渋谷系バンドのCDをかなり久々に聞いて、その懐かしさに涙していたところでした。
90年代には「渋谷系」という音楽があって、渋谷系好きな人は結構イージー・リスニングを聞いたりしていたものですよ。と説明すると「へぇ~」と感心していました。

流れ的にはポール・モーリアなのですが、残念ながらCDは持っていないので別のイージー・リスニングからのチョイスです。
今晩はこれを聴いてみたいと思います。
f0062463_2245168.jpg
**************************************************
THE NEW I LOVE PARIS/MICHEL LEGRAND
(19??録音)

1.I LOVE PARIS
2.MADEMOISELLE DE PARIS
3.PARIS
4.AUTUMN LEAVES(Les feuilles mortes)
5.UNDER THE BRIDGES OF PARIS
6.LA SEINE
7.PARIS IN THE SPRING
8.APRIL IN PARIS
9.A PARIS
10.LA VIE EN ROSE
11.UNDER PARIS SKIES
12.PARIS,JE T'AIME(Paris,Stay The Same)
13.THE SONG FROM MOULIN ROUGE
14.THE LAST TIME I SAW PARIS
15.I LOVE PARIS

**************************************************

→イージー・リスニングだけではなく映画音楽を手がけているミシェル・ルグランの作品です。
ミシェル・ルグランといえばミュージカル「シェルブールの雨傘」や「ロシュフォールの恋人たち」の音楽で有名ですね。
私個人としては、この2作品に思い入れがあります。

さて、このCDを手にした経緯はピチカート・ファイヴの小西康晴の影響です。
丁度、小西さんが「未来の音楽」というテーマで何枚かセレクトされていてこのCDもセレクトされていました。当時の紹介文はこんな感じでした。

「90年代の音楽」なんて、ずっと昔に作られていた。ヒップなヴォーカリーズ、フレンチなムード音楽、クールなボサ、それに踊れないジャズ!のんびり眠っていた「未来の音楽」をあなたに。
readymade wakes the sleepers series


この文章はグっときますね。90年代の音楽なんてずっと昔に作られていたようです。
丁度、小西さんが「レディメイド」という言葉を使っているのも、この文章とおりの意図があってのことでしょう。
レディメイドと言えば20世紀の美術に多大なる影響を与えたマルセル・デュシャンの言葉ですね。丁度、オーダーメイドの対義語です。
音楽における「レディ・メイド」、これは90年代以降の音楽を考えるうえで非常に重要なことだと思います。

さて、この作品はルグランが名盤「ルグラン・ジャズ」を吹き込む前で「シェルブール」「ロシュフォール」以前の吹き込みです。
このイージー・リスニングシリーズはパリ以外にもリオやスペイン、ローマ、アメリカなどのシリーズがあるそうですが、このパリが日本ではよく知られているそうです。

その魅力は何と言っても「いかにもパリにいる」感覚になれることでしょうか。
私は実際にパリには行ったことがありませんが、セーヌ川やエッフェル塔が目の前にあるかのような気分になってしまいます。
勿論、こういったイージー・リスニングで欠かせない「巧みなアレンジ」も素晴らしいです。
本当に音楽をいとも簡単に操るように楽曲の魅力を最大限に引き出すアレンジがなされています。

タイトルに「THE NEW」とついているのは元々はモノラルで録音されていた作品でしたが、あまりにも売れたのでコロムビア・レコードは新たに改良されたマルチ・チャンネル・ステレオ・レコーディング等の録音技術の革新に伴い、当時最新だったハイファイ・システムとステレオ・オーディオ・システムを用いてリメイクしました。
そのため、タイトルに「THE NEW」を加え、ジャケットも一新したようです。

ジャケットは凄く良いですね。素晴らしいです。
実はよーくみると「I LOVE PARIS」になっていることに先日気が付きました^^;
パリに行きたいけど、この不況で厳しい!という人にはものすごくオススメです。
休日の午後、貴方をパリに連れて行ってくれること間違いなしです。

↓ポチっとクリックしていただければ励みになります~↓
にほんブログ村 音楽ブログ PV・CDレビューへ
[PR]
by deaconred | 2009-01-16 23:55 | Jazz

FONTESSA

今日は一日、何をやっても空回りな一日でした。

電球を替えようとシェードを取り外す際にうっかり落としてしまい破損。

珈琲を入れようと珈琲サーバーを使う際に角にぶつけてしまい破損。

ちょっと体調下降気味ということもあり集中力に欠けていました^^;

そんな日の晩御飯はイタリアンでした。

BGMにはジャズを、ということで聞いてみました。

このCDはイタリアンに合います。
f0062463_2158117.jpg
**************************************************
FONTESSA/THE MODERN JAZZ QUARTET
(1956年録音)

MILT JACKSON (vib)
JOHN LEWIS (p)
PERCY HEATH (b)
CONNIE KAY (ds)

1.VERSAILLES
2.ANGEL EYES
3.FONTESSA
4.OVER THE RAINBOW
5.BLUESOLOGY
6.WILLOW WEEP FOR ME
7.WOODYN YOU

**************************************************

→モダン・ジャズ・カルテッド、略してMJQ。
このブログに何度か登場している常連ですね。

この作品はMJQがプレステッジからアトランティックへ移籍して発売された作品で、MJQの最高傑作だ!という人もあれば、こんなのMJQの名にふさわしくない!という人もあり賛否両論渦巻く問題作です。

1956年頃と言えばMJQが結成されて3年経った時代です。
それまでプレステッジで名盤を生み出してきた彼らがアトランティックに移籍したのはアトランティックの創始者であるアーメット・アーテガンの兄であるネスヒ・アーデガンとの関係が影響しました。
ジャズ好きでジャズ部門のプロデューサーに着任したネスヒ・アーデガンはMJQの音楽を愛し、力を入れていきます。
この作品はブルー・ノートの録音で有名なルディ・ヴァン・ゲルダーのスタジオで録音されましたが、わざわざジョン・ルイスのお気に入りのスタンウェイをスタジオに持ち込み録音するという力の入れよう。
その熱意にしっかりと応えてMJQはアトランティックでも名盤を吹き込んでいきます。

この作品の一番の特徴はピアニストのジョン・ルイスの音楽観が強く影響しているという点です。
曲のタイトルかも想像できるようにこの作品は西欧音楽の伝統的美的感覚、特にルネッサンス時代の喜劇音楽から影響を受けています。
1.VERSAILLESや3.FONTESSAはいかにもクラシック!という感じの曲でジャズではあまり聞けない繊細な叙情性やクラシックの対位法を用いています。
正直、この2曲はジャズを聞いているというより、室内管弦楽を聞いている、という感じがしてなりません。
MJQの魅力であるミルト・ジャクソンのヴィヴラフォンとジョン・ルイスのピアノが繰り出す美しいアンサンブルはジャンルの枠を超えて新たな世界を見せてくれました。

この点が賛否両論を生み出しているのでしょう。

面白いことにジャズファンへのアピール(?)なのか2.ANGEL EYES、4.OVER THE RAINBOW、6.WILLOW WEEP FOR MEとジャズ・スタンダードも録音しています。
バップ時代にガレスピーが書いた7.WOODYN YOUも録音されていますね。

どの曲も結成3年目の充実期に録音されているということで名演ですね。
問題作からスタンダードまでここに収録されている曲は驚くことに1日で録音が完了したそうです。
それから考えても音楽的に充実していた時期だといえるでしょう。
なかなか賛否両論強い作品ですが、「繊細で美しい」ジャズを聴きたい人に絶好の作品です。

↓ポチっとクリックしていただければ励みになります~↓
にほんブログ村 音楽ブログ PV・CDレビューへ
[PR]
by deaconred | 2009-01-11 22:37 | Jazz

FIRST TAKE

これも昨年に一度、下書きしていた記事です。
調子に乗って4日連続投稿^^;

何か新しいジャンルの音楽を聴くときは、なるべくその音楽の歴史が把握できるように「名盤」と言われる作品を中心に体系的に聞いていきたいと思っております。

そんなことを思いながら音楽聞いているのですが、「体系的」に理解できていないのがソウル系です。
闇雲に「名盤」と言われている作品を買って、生涯聴いていきたい作品にも出会ってはいます。
しかし、じゃぁソウルについて語って!と言われると頭の中が整理できません。

先日、立ち寄った本屋にてそんな私にぴったり(?)の本を発見。内容をそんなに確認せずに買ってしまいました。
レコードコレクターズ増刊「レココレアーカイヴズ ソウル・マスターズ」です。
f0062463_1094359.jpg
これを見てソウルの勉強していきたいと思います。
今晩はこの本の中から1枚。
f0062463_1182627.jpg
**************************************************
FIRST TAKE/ROBERTA FLACK
(1969年発売)

1.COMPARED TO WHAT
2.ANGELITOS NEGROS
3.OUR AGES OR OUR HEARTS
4.I TOLD JESUS
5.HEY, THAT'S NO WAY TO SAY GOODBY
6.THE FIRST TIME EVER I SAW YOUR FACE
7.TRYIN' TIMES
8.BALLAD OF THE SAD YOUNG MEN

**************************************************

→ロバータ・フラックの初期の名盤として知られた作品「FIRST TAKE」です。
日本では3枚目として発売されていますが、彼女のデビュー作です。
どうもレコード会社の事情で入れ変わってしまったそうです。

ニュー・ソウルという言葉を聴くと、それまでのR&Bから前進した、洗練された、というイメージがあり、ロバータ・フラックをはじめて聴いた時も、はじけるサウンドをイメージしていたのですが、彼女の音楽は重く、陰影なものでした。
この作品は私が聴いてきたロバータ・フラックの作品の中でも一番、重く、陰影濃い作品です。

ロバータ・フラックは音楽一家な家庭に生まれ、15歳の時に黒人学生を対象としたピアノ・コンクールで好成績を収め、ハワード大学進学のチャンスを勝ち取りました。
大学ではクラシックと声楽を学んでおり、後に共に音楽を作るダニー・ハサウェイと出会っています。
当時の黒人社会から考えればエリートになるのではないでしょうか。
特にクラシックを勉強したことにより、それまでのR&Bよりも広い領域の音楽として自分の音楽を発信している点が興味深いです。

大学を卒業した彼女は教師を務めたあとにピアノ弾き語りを始めます。
1968年の夏にジャズ・ピアニストのレス・マッキャンに認められ、彼の力添えでアトランティックと契約、この作品が録音されました。
レコード・ジャケットの裏面にはレス・マッキャンが彼女の紹介を兼ねた賛辞を送っています。

「彼女がピアノを弾いて歌い始める前に席に着いていたのは良いことだった。なぜなら私の膝は感動に震えてとても立っていられなかっただろう」

さて、レス・マッキャンの力添えが影響しているかは分かりませんが、ジャズ界からはギターのジョン・ピザレリ、ベースのロン・カーターが参加しています。
解説には確かにロン・カーターと書いてあるのですが、これはあのロン・カーターなのでしょうか?^^;
どの曲を聴いてもロン・カーターのあの独特のタイム感を聞くことができません。
(更にジャケットのベーシストもロン・カーターに見えないのですが・・・)

曲は少しアップ・テンポな1.COMPARED TO WHATを除いてスローな曲が多いです。
どんなテンポでも彼女の声や痩せることなく、ソウルフルな歌声を聞かせてくれます。

一番有名な曲は「愛は面影の中に」という邦題で知られるバラード、6.THE FIRST TIME EVER I SAW YOUR FACEです。
元々は1971年の映画「恐怖のメロディ」(クリント・イーストウッドの処女映画監督作品)で使用され、この作品のシングルとして発売したところ、大ヒットしました。
彼女のピアノと歌声が心に沁みます。
沁みます。いいですね、ロバータ・フラック。


↓ポチっとクリックしていただければ励みになります~↓
にほんブログ村 音楽ブログ PV・CDレビューへ
[PR]
by deaconred | 2009-01-08 22:02 | Soul

【雑記】低音日記。

調子に乗って3日連続の投稿^^;

ここ数年、音楽をやるほうは少しご無沙汰だったので、今年は少し活動してみたいと思っています。
やらなければならないことメモです。

①ベースラインの勉強
f0062463_2232420.jpg
ベースライン・ブック/濱瀬元彦 著
1987年に発売され、ジャズ系のベーシストには有名な本です。
濱瀬氏はプレイヤーとしても有名ですが、何と言っても卓越した音楽理論でも有名です。
東京大学で講義したりもしていたそうです。
最近は絶版で入手が難しいと聞いていましたが、amazonで発見^^;
amazonって本当に凄いですね。
この本を読んでベースラインの勉強したいです。

②音楽理論の勉強
f0062463_22121035.jpg
実践コード・ワーク「理論編」/篠田元一 著
平行して音楽理論も勉強しなければいけません。参考書はこの本。
これもジャズ系では有名な本です。これはamazonで買えます。
反応する人がいるかもしれないのでストアに追加します(笑
特にコードとスケールのあたり再勉強したいです。

③楽器のメンテナンス
f0062463_22221289.jpg
とにかく楽器に触らないと話になりません!^^;
とりあえずは弦の交換をしたいと思っています。
弦はトーマスティック社のスピロコアのバイヒという弦を使っているのですが、少し前(?)に弦が入っているケースのデザインが変わってしまったようで、ネットで見る弦が求めている弦と同じなのか分からなくなっています^^;
時間あるときにメールで問い合わせて購入したいと思いますm(__)m

っとCDレビューとは全く無関係な【雑記】でした。
有言実行で行きたいと思います^^;
[PR]
by deaconred | 2009-01-07 22:22 | 雑記

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


by deaconred
プロフィールを見る