JUJU
2006年 07月 07日
サッカー日本代表の新監督にオシム氏が内定してメディアなどでオシム氏を知る「語録」などが紹介されており、非常に興味深く読んでいます。
サッカー先進国の仲間入りを果たしている幻想を捨てるべきというのは現実をしっかり見ていると評価できるでしょう。まだまだ日本は進化しなくてはいけません。
そんな語録の中に「やりたいサッカーと出来るサッカーに差がありすぎる」とあり、非常に納得しました。
「できる」とこと「やりたい」ことは全く別次元ですがよく混同されるケースはよくあります。
私も多少ながら音楽を演奏する人間で「できる曲」と「やりたい曲」のギャップに気がつくのに時間がかかりました。
無知とは怖いもので知らないが故に起こせる行動というのもあるのでしょう。
今思えばぞっとします。よくこんな難曲を未熟ながら演奏したもんだと・・・
この選択は正しかったのか?YES OR NO?
******************************************************
JUJU/WAYNE SHORTER
WAYNE SHORTER:ts
McCOY TYNER:pf
REGGIE WORKMAN:b
ELVIN JONES:ds
1.JUJU
2.DELUGE
3.HOUSE OF JADE
4.MAHJONG
5.YES OR NO
6.TWELVE MORE BARS TO GO
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→WAYNE SHORTERは1960年代のJazzに大きな奇跡を残したミュージシャンです。
当時の黒人がどういう状況なのか知らない人間が書くことをお許し頂きたいのですが、私が思っている状況の中でWAYNE SHORTERはきわめて独特の感性、夢を持った黒人だと彼の音楽を通じて感じています。
1960年代のJazzと言えば同じくサックス・プレイヤーであるJOHN COLTRANEが活躍した時代でJOHN COLTRANEもWAYNE SHORTERも難解な曲を作曲していますがより濃度と密度が濃い楽曲をCOLTRANEが好んだのに対し、SHORTERは正当なJazzの感覚を失わずストレートでありながら難解な曲を作曲しています。
SHORTERの曲は、メジャーとマイナー、協和音と不協和音、2つのリズムといった、対照的な2つの要素をうまく組み合わせて独特の雰囲気、不安、安心、陰陽を混同した曲で、構成的にも素晴らしいものが多いです。なぜ既存の小節数じゃないのにこれほど心地良いのか・・・素晴らしいコンポーズ能力です。
この作品では同じく60年代Jazzを牽引したMcCOY TYNERとELVIN JONESのリズムにも注目です。お互いCOLTRANEの「黄金カルテット」を支えたメンバーでWAYNE SHORTERの複雑な曲を見事にサポートしています。
中でも素晴らしいのが「YES OR NO」です。
この曲はA-B-Aの構成でAがメジャー、Bがマイナーで作曲されており、YESとNOを表現しています。
WAYNE SHORTERのスイング感は私の中で、最も素晴らしいスイング感であり中でも「YES OR NO」での3分11秒からのWAYNE SHORTERのフレーズ、スイング感は毎回鳥肌です。
「突っ込めば突っ込むほどスイングする」というのはこの事なのでしょう。
私の永遠の理想ですね。
そんな難曲にも関わらず学生時代に無謀にもライブで演奏したこの曲・・・
あの頃は若かったです^^;
聴くたびにそんなほろ苦い想い出のあるこの曲、今後も愛聴していきます。
サッカー先進国の仲間入りを果たしている幻想を捨てるべきというのは現実をしっかり見ていると評価できるでしょう。まだまだ日本は進化しなくてはいけません。
そんな語録の中に「やりたいサッカーと出来るサッカーに差がありすぎる」とあり、非常に納得しました。
「できる」とこと「やりたい」ことは全く別次元ですがよく混同されるケースはよくあります。
私も多少ながら音楽を演奏する人間で「できる曲」と「やりたい曲」のギャップに気がつくのに時間がかかりました。
無知とは怖いもので知らないが故に起こせる行動というのもあるのでしょう。
今思えばぞっとします。よくこんな難曲を未熟ながら演奏したもんだと・・・
この選択は正しかったのか?YES OR NO?
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JUJU/WAYNE SHORTER
WAYNE SHORTER:ts
McCOY TYNER:pf
REGGIE WORKMAN:b
ELVIN JONES:ds
1.JUJU
2.DELUGE
3.HOUSE OF JADE
4.MAHJONG
5.YES OR NO
6.TWELVE MORE BARS TO GO
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→WAYNE SHORTERは1960年代のJazzに大きな奇跡を残したミュージシャンです。
当時の黒人がどういう状況なのか知らない人間が書くことをお許し頂きたいのですが、私が思っている状況の中でWAYNE SHORTERはきわめて独特の感性、夢を持った黒人だと彼の音楽を通じて感じています。
1960年代のJazzと言えば同じくサックス・プレイヤーであるJOHN COLTRANEが活躍した時代でJOHN COLTRANEもWAYNE SHORTERも難解な曲を作曲していますがより濃度と密度が濃い楽曲をCOLTRANEが好んだのに対し、SHORTERは正当なJazzの感覚を失わずストレートでありながら難解な曲を作曲しています。
SHORTERの曲は、メジャーとマイナー、協和音と不協和音、2つのリズムといった、対照的な2つの要素をうまく組み合わせて独特の雰囲気、不安、安心、陰陽を混同した曲で、構成的にも素晴らしいものが多いです。なぜ既存の小節数じゃないのにこれほど心地良いのか・・・素晴らしいコンポーズ能力です。
この作品では同じく60年代Jazzを牽引したMcCOY TYNERとELVIN JONESのリズムにも注目です。お互いCOLTRANEの「黄金カルテット」を支えたメンバーでWAYNE SHORTERの複雑な曲を見事にサポートしています。
中でも素晴らしいのが「YES OR NO」です。
この曲はA-B-Aの構成でAがメジャー、Bがマイナーで作曲されており、YESとNOを表現しています。
WAYNE SHORTERのスイング感は私の中で、最も素晴らしいスイング感であり中でも「YES OR NO」での3分11秒からのWAYNE SHORTERのフレーズ、スイング感は毎回鳥肌です。
「突っ込めば突っ込むほどスイングする」というのはこの事なのでしょう。
私の永遠の理想ですね。
そんな難曲にも関わらず学生時代に無謀にもライブで演奏したこの曲・・・
あの頃は若かったです^^;
聴くたびにそんなほろ苦い想い出のあるこの曲、今後も愛聴していきます。
by deaconred
| 2006-07-07 19:00
| Jazz