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MY AIM IS TRUE

基本的に好んで聴く音楽は昔の音楽です。

CD以前の作品は収録時間も短く、とても安価にて購入することが出来ます。
(とあるJAZZのCDは期間限定で1枚1100円です)

そんな昔の諸作品の中で、なかなか安価で再発されないな・・と思っていたのが英国の奇才ELVIS COSTELLOの初期の作品です。

最近、ついに初期作品が1470円で再発!
これをきっかけにもっと日本でCOSTELLOが聴かれたら嬉しいですね
J-POPしか興味ないな~というあなたにもお薦めします!
特にミ○チルファンには強くお薦めいたします。

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MY AIM IS TRUE/ELVIS COSTELLO
(1977年作品)

1.WELCOME TO THE WORKING WEEK
2.MIRACLE MAN
3.NO DANCING
4.BLAME IT ON CAIN
5.ALISON
6.SNEAKY FEELINGS
7.RED SHOES, (The Angels Wanna Wear My)
8.LESS THAN ZERO
9.MYSTERY DANCE
10.PAY IT BACK
11.I'M NOT ANGRY
12.WAITING FOR THE END OF THE WORLD
13.WATCHING THE DETECTIVES

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→1970年代のイギリスと言えばプログレが衰退し、パンクムーブメントが吹き荒れていた頃ですね。
そんなパンク・ムーブメントの中、颯爽とシーンに登場したのがELVIS COSTELLOです。
黒ぶちメガネがバディ・ホリーを彷彿させ、おまけにエルビスと名乗っています。
これはもうロックンローンの再来!?を思わせますね。
日本での知名度は高いと思われますが、よりジャズボーカルのDIANA KRALLの旦那として有名かもしれません^^;

パンクロックの根底にあったロックをストリートへ引き戻すという思想は丁度、ELVIS COSTELLOの音楽に影響を与えていたのかもしれません。
それを感じさせるのが、ELVIS COSTELLOのこのデビューアルバムがパンクやパブロックの流れをくむスティフ・レコードから発売されているとい点にも現れていると思います。

それにしても1977年以降、凄い才能で音楽シーンを駆け抜けていったELVIS COSTELLOですが、デビュー作からその才能は開花していたようです。
パンクのスリーコードとは一味違う音楽的センスはシンプルでありながら非常に濃い音楽を聞かせてくれます。
戦後、20世紀を代表する文化となった「ロック」の「これまで」と「これから」を混在させた、非常にシンプルなロックンロールを聴くことが出来ます。

この作品で最も有名なのは5.ALISONでしょう。
今でもドラマなどで使用されることがあるようです。
イントロのギターがとても印象的でCOSTELLOの作品の中でも特に好きな曲です。
歌詞のコーラスに「MY AIM IS TRUE」という詩が出てきており、これがそのままアルバムのタイトルになっているセンスが素敵ですね。

実は1996年にSTEELY DANの来日公演に行ったのですが、その年の秋にはELVIS COSTELLOの来日公演にも行きました!
今、思えば1996年はかなり実りの多い年だったようです。
(実はEL&Pも来日していたようなのですが、STEELY DANの来日で驚愕してしまい、見逃していました^^;)
ELVIS COSTELLOは96年に新譜を発表しており、それに伴うツアーだったのですが、この5.ALISONを歌ってくれたのを今でも鮮明に覚えています。
この名曲のイントロを生で聴いた時の感激は今でも忘れられません。

後、おバカな映画「オースティン・パワーズ」や米国の偉大なる作曲家、COLE PORTERの生涯を描いた「五線譜のラブレター」などにも出演していましたね。

1977年以降、シニシズム満載の歌詞と高いコンポーズ能力でロックシーンに常に新しい音楽をもたらしてきたELVIS COSTELLOのデビュー作を是非体験してみてください。
まるでもうミ○チルです(笑)

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by deaconred | 2007-09-23 02:17 | Rock(70年代)

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


by deaconred