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CAFE BLEU

少し時間をかけてCDの棚を見てみました。

ボクシング見ながらだったので3分TV見て1分棚と向きあう。

何かを忘れている・・・。

そう思った瞬間、思い出しました!

スタカンを忘れている!(><)

うかつでした。スタカンを忘れるなんて・・・

スイマセン、ウェラー先生・・・。

久しぶりに聴いてみるとこれが泣けるじゃないですか!

あ、あと穂積強いです!7度目の防衛おめでとうございます!
粟生は惜しかったなぁ~
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CAFE BLEU/THE STYLE COUNCIL
(1984年作品)

1.MICK'S BLESSINGS
2.WHOLE POINT OF NO RETURN
3.ME SHIP CAME IN!
4.BLUE CAFE
5.PARIS MATCH
6.MY EVER CHANGING MOODS
7.DROPPING BOMBS ON THE WHITE HOUSE
8.GOSPEL
9.STRENGTH OF YOUR NATURE
10.YOU'RE THE BEST THING
11.HERE'S ONE THAT GOT AWAY
12.HEADSTART FOR HAPPINESS
13.COUNCIL MEETIN'

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→”めいっぱい突っ走ってきた青春を振り返って、ふと立ち止まると、そこには男のやさしさと粋とロマンがあった・・・”

絶頂期を迎えていたTHE JAMを突然解散させ、ポール・ウェラーがミック・タルボットと結成したスタイル・カウンシルのデビュー・アルバムです。
上の文章は学生時代に買ったCDの帯に書かれている文章です。
クサイ文章ですが、見事なまでにこの作品を表していると思います。

1984年当時、まだまだ子供だったので当時の状況がわかりませんが、スタイル・カウンシルの音楽は白人による黒人音楽のオマージュだと感じています。
なんとなく(よく分かりませんが)モッズのイメージで語られるウェラー先生ですが、インタビューでも語っているようにカーティス・メイフィールドへの敬意などからそのバックには黒人音楽の影響が大きいように感じます。

既に死語になっているアシッド・ジャズも一種のオマージュではなかったか?と思うのですが、その源流というのはスタイル・カウンシルにあるように思います。
音楽的傾向としては「AOR」なんかに近いのかもしれませんが、その源流、ベクトルは全く異なっています。

興味深いのは「元祖カフェ的サウンド」を完成させつつも7.DROPPING BOMBS ON THE WHITE HOUSEな4ビートにチャレンジしたり、いかにも80年代のサウンド!的な8.GOSPELなど実験的なサウンドに取り組んでいる点です。

スタイル・カウンシルというバンド名が示すように「流行」に敏感でなければダメ!とウェラー先生は感じたのでしょうか?
THE JAM時代はコンセプトに傾倒し、スタカンではスタイルに傾倒しているように感じます。
JAMが絶頂期でありながらこういった時代を読む力があったから解散に踏み切ったのでしょうか?
絶頂期の解散というのも非常にポール・ウェラー的だと思います。

一番知られていると思われる曲は6.MY EVER CHANGING MOODSではないでしょうか。
この作品に収録されているバージョンはミック・タルボットのピアノにポール・ウェラーの声だけという非常にシンプルで美しい構成です。
また、この曲はホーンの入ったバンド・バージョンもありそれはネット上で色々聴けそうです。

それにしても名曲です。さらにポール・ウェラーが男前過ぎます。
天は二物を与えてしまっています。
このルックスに、この才能・・・凄いですね。

秋の夜長というのは何故かギターが聴きたくなります。
この作品のギターは染みるのでオススメですね。
ポール・ウェラー万歳!


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by deaconred | 2008-10-16 23:55 | Rock(80年代)

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


by deaconred