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COOL AND SPARKLING

iPodへの取り込みは時間があるときに進めています。
昨晩の同期で1,000曲を越えました~♪

作業的には
①CD挿入→②ジャンル選択→③リッピング→④ジャケット画像設定→⑤同期
という作業なのですが、面倒なのが④ジャケット画像設定です。
アップルのデータベースに画像が存在すればクリックだけで済むのですが、ない場合はネット等で画像を探して手動で設定しています。
今までの取り込みの中で7割ぐらいは自分で画像を探しているのですが、人に言わせれば「マニアック過ぎるからないのでは?」なのでしょうが、著作権等の問題もあるようです。

ちょっと笑ってしまったのは、グーグルの画像検索で検索かけたらこのブログがヒットして、自分のブログから画像を入手しました^^;
(と言うことはマイドキュメントにもスキャンしたデータがあるということなのですがね・・・)

昨晩、取り込んだCDはネットでも良い画像を見つけることが出来ませんでした。
思い入れのあるCDだったので、自らスキャンして、このままブログのネタにしよう!とジャケットをスキャン。
今晩はこれをネタ振りにしたいと思います。
COOL AND SPARKLING_f0062463_2363595.jpg
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COOL AND SPARKLING/PAUL SMITH
(1956年L.A.録音)

JULIUS KINSLER:fl
RONNY LANG:as
PAUL SMITH:pf
TONY RIZZI:g
SAM CHEIFITZ:b
IRVING COTTLER:ds

1.I REMEMBER YOU
2.KEMPY THE PAINTER
3.A YOUNG MAN'S FANCY
4.DANDY RANDY
5.ALONE TOGETHER
6.THE GRUMP
7.YOU AND NIGHT AND THE MUSIC
8.I'LL TAKE ROMANCE
9.LITTLE EVIL
10.CAN'T HELP LOVIN' DAT MAN
11.MURPHY'S LIGHT
12.HAVE YOU MET MISS JONES?

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→ジャケットは音楽を表現する。
まさにこのジャケットは音楽を表現しています。
もしかすると言葉は要らないかもしれません。このイメージのとおりの音楽です。

ポール・スミスというピアニストは「粋なピアニスト」と評されるピアニストで、ライブよりもスタジオで活躍していたようです。
とにかく巧みで粋なピアノを聞かせてくれるピアニストですね。
名前が名前だけに、検索しても「あっち」のポール・スミスがヒットして詳しくは調べられませんでした^^;

ジャズにも色々な種類のジャズがありますが、この作品は非常に「分り易い」ジャズに分類されると思います。
もしかするとイージー・リスニングになるかもしれません。
心を空っぽに、難しいことを考えることもなく、そのまま楽しめるジャズですね。
お酒は強くないけど、カクテル程度なら飲める・・・といった感じです。

選曲はスタンダードを中心にセレクトしているため、非常に楽しめます。
全体的に細かいアレンジが聴き所ですね。
フルート、サックス、ギターの使い方が上手く、してやられた!と思ってしまいます。
さらに曲の並びが絶妙です。
特に5.ALONE TOGETHER~8.I'LL TAKE ROMANCEの流れはまさに鬼。
これは流れを切らずに聴きたくなります。

5.ALONE TOGETHERはよく演奏されるスタンダードナンバー。
アドリブに入る前のアレンジが素晴らしく、ギターとフルートのコール&レスポンスにはグっときます。
ピアノのアドリブも音数が少なく、厳選されたフレーズを紡ぎだしています。
それでいて途中からはホーン・アレンジが加わり、非常に分厚いアンサンブルを聴いているように感じます。

6.THE GRUMPはアップテンポでのアレンジ。
小粋にスイングするドラムに心が躍ります。
素晴らしいのは1:14ぐらいからのアレンジです。アルトのキメにピアノが絡み、ピアノのアドリブへと展開していきます。同じ手法でギターへとアドリブが写り、バックテーマに戻ります。
素晴らしい。

7.YOU AND NIGHT AND THE MUSICは「あなたと夜と音楽と」という邦題で知られるスタンダードですね。
ピアノのアドリブ途中の1:14からのアレンジとアドリブが素晴らしいです。
バックテーマからエンディングにはベースのアルコも入り、演奏時間が短いながらも大満足です。

8.I'LL TAKE ROMANCEは個人的に大好きな曲です。
Fの循環コードで曲が展開するのですが、そう聞こえない美しい曲です。いつかピアノ・トリオで演奏したいと思っています。
同じく、ピアノのアドリブとホーン・アレンジ、ブリッジのアレンジが素晴らしいです。
キメが決まってギターのアドリブに移る2:00ぐらいが最高にグっと来て泣けます。
ここまで脱力しながらここまでテンション高い音楽が演奏できるのは本当に凄いことなのでしょう。

流れるように、カクテルのように、聴くことのできるジャズ。
棺桶に入れて欲しい、と思えるぐらいの愛聴盤です。
皆様にもこのカクテルおすすめします。

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by deaconred | 2008-10-29 23:52 | Jazz

CD紹介から楽曲紹介に変更してしまっているブログ。


by deaconred